NSPStartup 関数 (ws2spi.h)

NSPStartup 関数は、DLL エントリ ポイントの一覧など、プロバイダーに関する動的な情報を取得します。

この関数は、初期化時にクライアントによって呼び出されます。 NSPStartup 関数と NSPCleanup 関数は、ペアとして呼び出す必要があります。 すべての NSP 関数は、 NSPStartup/NSPCleanup ペア内から呼び出す必要があります。 NSPStartup/NSPCleanup ペア内から WSC 関数を呼び出す必要はありません。

構文

INT WSAAPI NSPStartup(
  [in]  LPGUID        lpProviderId,
  [out] LPNSP_ROUTINE lpnspRoutines
);

パラメーター

[in] lpProviderId

エントリ ポイントを返す目的のプロバイダー。

[out] lpnspRoutines

関数呼び出 が成功した場合にプロバイダーのエントリ ポイントを指すNSP_ROUTINE構造体へのポインター。

戻り値

ルーチンが成功した場合、関数は NO_ERROR (ゼロ) を返す必要があります。 関数が失敗し、WSASetLastError を使用して適切なエラー コードを設定する必要がある場合は、SOCKET_ERROR (-1) を返す必要があります。

説明
WSA_NOT_ENOUGH_MEMORY
この操作を実行するのに十分なメモリがありません。
WSAEINVAL
このプロバイダーに対して、1 つ以上のパラメーターが無効であるか、不足しています。
WSAEINVALIDPROCTABLE
プロシージャ呼び出しテーブルが無効です。
WSAEOPNOTSUPP
この操作はサポートされていません。 名前空間プロバイダーがこの関数を実装していない場合、このエラーが返されます。
WSASYSNOTREADY
NSPStartup 関数は、ネットワーク サービスを提供するために使用する基になるシステムが現在使用できないため、現時点では動作できません。

注釈

詳細については、NSP_ROUTINE構造に するページを参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー ws2spi.h

こちらもご覧ください

NSPCleanup

NSP_ROUTINE

WSASetLastError