COM+ (コンポーネントサービス)

目的

COM+ は、Microsoft コンポーネント オブジェクト モデル (COM) と Microsoft Transaction Server (MTS) が進化したものです。 COM+ は、COM、MTS、その他の COM ベースのテクノロジを使って作成されたアプリケーションを基に構築され、拡張されています。 COM+ を使うと、スレッドの割り当てやセキュリティなど、以前は自力でプログラムする必要があったリソース管理タスクの多くを処理できます。 また、COM+ には、スレッド プール、オブジェクト プール、Just-In-Time オブジェクト アクティブ化が用意されているため、アプリケーションのスケーラビリティも向上します。 トランザクションがネットワーク上の複数のデータベースにまたがる場合でも、COM+ はトランザクションのサポートを提供することで、データの整合性を保護するのにも役立ちます。

目的

COM+を使用すると、企業規模のミッションクリティカルなWindows分散アプリケーションを開発できます。

システム管理者の場合は、COM+アプリケーションとそのコンポーネントをインストール、展開、および構成します。 アプリケーションプログラマの場合は、コンポーネントを作成し、アプリケーションとして統合します。 ツールベンダーの場合は、COM+環境で動作するツールを開発または変更します。

対象となる開発者

COM+は、主にMicrosoft Visual C++およびMicrosoft Visual Basic開発者向けに設計されています。

実行時の要件

COM+バージョン1.5は、Windows XPおよびWindows Server 2003以降のWindowsに含まれています。 COM+バージョン1.0は、Windows 2000に含まれています。

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