待機デバッグ関数

[このページに関連付けられている機能 DirectShow は、従来の機能です。 MediaPlayer、IMFMediaEngine、Media Foundation のオーディオ/ビデオ キャプチャに置き換わりました。 これらの機能は、Windows 10とWindows 11用に最適化されています。 新しいコードでは、可能であれば、DirectShow ではなく Media Foundation で MediaPlayerIMFMediaEngineAudio/Video Capture を使用することを強くお勧めします。 Microsoft は、レガシ API を使用する既存のコードを、可能であれば新しい API を使用するように書き換えるよう提案しています。]

Microsoft DirectShow には、無限待機をデバッグするための関数がいくつか用意されています。

製品版のビルドでは、 DbgWaitForMultipleObjects 関数と DbgWaitForSingleObject 関数は、Windows API に対応する WaitForMultipleObjects および WaitForSingleObject と同様に機能し、タイムアウト間隔は無限です。

デバッグ ビルドでは、これらの関数はグローバル タイムアウト値を使用します。 タイムアウトが切れると、関数によってアサートがトリガーされます。 次のレジストリ キーは、タイムアウト値をミリ秒単位で指定します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\<DebugRoot>\<Module Name>\TIMEOUT

ここで< DebugRoot> は、トピック「出力関数のデバッグ」で説明されているレジストリ パスです。

キーが存在しない場合、タイムアウト値の既定値は INFINITE になります。 DbgSetWaitTimeout 関数を使用して、レジストリ エントリをオーバーライドできます。

関数 説明
DbgSetWaitTimeout デバッグタイムアウト値を設定します。
DbgWaitForMultipleObjects 指定したオブジェクトの任意の (またはすべて) がシグナル通知されるのを待ちます。
DbgWaitForSingleObject オブジェクトがシグナル通知されるまで待機します。