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線と曲線の属性

デバイス コンテキスト (DC) には、線と曲線の出力に影響を与える属性が含まれています。 線と曲線の属性には、現在の位置、ブラシ スタイル、ブラシの色、ペン スタイル、ペンの色、変換などが含まれます。

任意の DC の既定の現在位置は、論理 (またはワールド) 空間のポイント (0,0) にあります。 これらの座標を新しい位置に設定するには、 MoveToEx 関数を呼び出し、新しい座標セットを渡します。

注意

線描画関数と曲線描画関数の 2 つのセットがあります。 最初のセットは DC の現在の位置を保持し、2 番目のセットは位置を変更します。 関数名を調べることで、現在の位置を変更する関数を特定できます。 関数名が前置詞 "To" で終わる場合、関数は現在位置を描画した最後の線の終点 (LineToArcToPolylineTo、または PolyBezierTo) に設定します。 関数名がこの前置詞で終わらない場合、現在の位置はそのまま残ります (Arcポリラインまたは PolyBezier)。

 

既定のブラシは、白く塗りつぶされたブラシです。 アプリケーションは、 CreateBrushIndirect 関数を呼び出すことによって、新しいブラシを作成できます。 ブラシを作成した後、アプリケーションは SelectObject 関数を呼び出すことによって、ブラシを DC に選択できます。 Windows には、アプリケーションの DC でブラシを作成、選択、変更するための関数の完全なセットが用意されています。 これらの関数とブラシ全般の詳細については、「 ブラシ」を参照してください。

既定のペンは、1 ピクセル幅の化粧用の黒いペンです。 アプリケーションでは、 ExtCreatePen 関数を使用してペンを作成できます。 ペンを作成した後、アプリケーションは SelectObject 関数を呼び出すことによって、その DC にペンを選択できます。 Windows には、アプリケーションの DC でペンを作成、選択、変更するための一連の関数が用意されています。 これらの関数とペン全般の詳細については、「 ペン」を参照してください。

既定の変換は、unity 変換 (ID マトリックスで指定) です。 アプリケーションでは、 SetWorldTransform 関数を呼び出すことによって、新しい変換を指定できます。 Windows には、線と曲線の幅、位置、一般的な外観を変更して変換する関数の完全なセットが用意されています。 これらの関数の詳細については、「 座標スペースと変換」を参照してください。