AVAILABLEFREEREG プロパティ

AVAILABLEFREEREG プロパティは、AllocateRegistrySpace アクションを呼び出した後、レジストリで使用可能な空き領域の合計をキロバイト単位で指定します。

AVAILABLEFREEREG プロパティの最大値は 2000000 KB です。

このプロパティは、Windows 2000 でのみ設定されています。

解説

AVAILABLEFREEREG プロパティは、インストールによって追加されたすべての登録情報に対して十分な領域をレジストリに確保するのに十分な大きさの値に設定する必要があります。 RegistryClassSelfRegExtensionMIMEVerb テーブルに情報を登録する際に、必要に応じてインストーラーが自動的に領域を増やすため、十分な領域を確保するために必要な最小値は、AllocateRegistrySpace アクションがアクション シーケンス内のどこに配置されているかによって異なります。 インストーラーは、アクション シーケンスで AllocateRegistrySpace に達するまでは、レジストリ領域の合計を AVAILABLEFREEREG で指定された量まで増やしません。

AllocateRegistrySpace がアクション シーケンスの最初のアクションの 1 つである場合、AVAILABLEFREEREG は、Registry テーブル、Class テーブル、TypeLib テーブル、SelfReg テーブル、Extension テーブル、MIME テーブル、Verb テーブル、カスタム アクション登録、自己登録、およびインストール時に書き込まれたその他のレジストリ情報の登録情報に必要な合計領域に設定する必要があります。 AVAILABLEFREEREG の値は、インストールによって追加された情報の合計量であり、常に十分な領域を確保します。 これは最も一般的なケースでもあります。

WriteRegistryValues や RegisterClassInfo などの登録データを書き込むすべての標準アクションの後に AllocateRegistrySpace アクションをアクション シーケンスに作成できる場合、AVAILABLEFREEREG の値は、カスタム アクションの登録、タイプ ライブラリの登録、およびテーブルを介してまだ登録されていないその他の情報にのみ設定する必要があります。

必要条件

要件
バージョン
Windows Server 2012、Windows 8、Windows Server 2008 R2、または Windows 7 の Windows インストーラー 5.0。 Windows Server 2008 または Windows Vista の Windows インストーラー 4.0 または Windows インストーラー 4.5。 Windows Server 2003 または Windows XP の Windows インストーラー。 Windows インストーラーのバージョン別に必須となる最小 Windows サービス パックに関する詳細については、Windows インストーラーの実行時の要件に関する記事を参照してください。

関連項目

プロパティ