Orca.exe

Orca.exe は、Windows インストーラー パッケージを作成および編集し、モジュールをマージするためのデータベース テーブル エディターです。 このツールは、検証のエラーまたは警告が発生した特定のエントリを強調表示する、検証用のグラフィカル インターフェイスを提供します。

インストール

このツールは、Windows インストーラー開発者向けの Windows SDK コンポーネントからのみ入手できます。 これは、msi インストール ファイルとして、インストールされている Windows Kits の下にある bin のサブディレクトリで提供されます。 インストーラー名は、Orca-x86_en-us.msi のようにローカライズされている場合があります。 Windows インストーラー開発者向けの Windows SDK コンポーネントをインストールした後、msi ファイルをダブルクリックして Orca.exe をインストールします。

構文

orca[<options>][<source file>]

コマンド ライン オプション

Orca.exe では、次の大文字と小文字が区別されないコマンド ライン オプションが使用されます。 ダッシュの代わりにスラッシュ区切り記号を使用することもできます。

オプション 説明
-Q Quiet モード
-S <database> スキーマ データベース ["orca.dat" - 既定]
-? ヘルプ ダイアログ

 

Orca.exe では、マージ モジュールで次の大文字と小文字が区別されないコマンド ライン オプションが使用されます。 ダッシュの代わりにスラッシュ区切り記号を使用することもできます。 マージを実行する場合、-f、-m、<sourcefile> はすべて必須です。

オプション 説明
-c エラーがない場合に、データベースにマージをコミットします。
-! エラーが発生した場合でも、データベースにマージをコミットします。
-M <module> データベースにマージするマージ モジュール。
-f Feature[:Feature2] マージ モジュールに接続する機能。
-r <directory id> モジュール ルート リダイレクト用のディレクトリ エントリ。
-X <directory> このディレクトリの下にイメージのファイルを展開します。
-g <language> モジュールを開くために使用される言語。
-l <log file> ログとして使用するファイル。既に存在する場合は追加します。
-i <directory> このディレクトリの下にソース イメージのファイルを展開します。
-cab <filename> ファイルの MSM キャビネットを展開します。
-lfn 展開時に長いファイル名を使用します。
-configure <filename> ファイルのデータを使用してモジュールを構成します。

解説

Orca に "The validation engine could not start" (検証エンジンを起動できませんでした) というエラー メッセージが表示され、アプリケーション イベント ID が 1044 の場合は、イベント ログ (Windows インストーラー) を表示して詳細なイベント メッセージを確認します。  

Windows インストーラー開発ツール

リリース済みバージョン、ツール、再頒布可能パッケージ