再起動マネージャーについて

ソフトウェアのインストールと更新でシステムの再起動が必要な主な理由は、更新中のファイルの一部が現在実行中のアプリケーションまたはサービスで使用されていることです。 再起動マネージャーを使用すると、重要なアプリケーションとサービスを含むすべてのアプリケーションとサービスをシャットダウンして再起動できます。 これにより、使用中のファイルが解放され、インストール操作を完了できます。 また、インストールまたは更新を完了するために必要なシステム再起動の数を排除または減らすことができます。

再起動マネージャーは、次の順序でアプリケーションを停止し、アプリケーションが更新された後、再起動のために登録されているアプリケーションを逆の順序で再起動します。

  1. GUI アプリケーション
  2. コンソール アプリケーション
  3. Windows サービス
  4. Windows エクスプローラー

再起動マネージャーは、呼び出し元にアクセス許可がある場合にのみ、アプリケーションまたはサービスをシャットダウンします。 セッション間でのシャットダウンはサポートされていないことに注意してください。

インストールとサービスに Windows インストーラー バージョン 4.0 を使用するアプリケーションでは、再起動マネージャーを使用してシステムの再起動を減らします。 カスタム インストーラーは、Restart Manager API を呼び出して、アプリケーションとサービスをシャットダウンおよび再起動するように設計することもできます。 システムの再起動が避けられない場合、インストーラーは再起動マネージャー API を使用して、ユーザーのワークフローの中断を最小限にとどめるように再起動をスケジュールできます。

インストールおよび更新時に Restart Manager API を使用する方法については、「 Restart Manager の使用」を参照してください。

重要なシステム サービスは、システムを再起動しないと再起動マネージャーによって停止および再起動できません。 重要なシステム サービスの識別の詳細については、「 Critical System Services」を参照してください。

アプリケーションとサービスは、再起動マネージャーによってシャットダウンされるように準備し、クリーン再起動に必要なユーザー データと状態情報を保存する必要があります。 再起動マネージャーで動作するようにアプリケーションとサービスを準備する方法の詳細については、「 アプリケーションとサービスのガイドライン」を参照してください。

Restart Manager API の列挙、構造体、および関数のリファレンス情報については、「 Restart Manager リファレンス 」セクションを参照してください。