InkRenderer クラス

インクから表示ウィンドウへのマッピングの管理を表します。 InkRenderer オブジェクトを使用して、ウィンドウにインクを表示します。 また、ストロークの位置を変更したり、サイズを変更したりすることもできます。

InkRenderer には、次の種類のメンバーがあります。

インターフェイス

InkRenderer クラスは、これらのインターフェイスを定義します。

インターフェイス 説明
IInkRenderer このオブジェクトは 、IInkRenderer COM インターフェイスを実装します。

メソッド

InkRenderer クラスには、これらのメソッドがあります。

メソッド 説明
描画 デバイス コンテキストにストロークを描画します。
DrawStroke 指定した Windows デバイス コンテキストにストロークを描画します。
GetObjectTransform インクのレンダリングに使用されたオブジェクト変換を取得します。
GetViewTransform インクのレンダリングに使用されるビュー変換を取得します。
InkSpaceToPixel インク空間座標内の位置をピクセル空間に変換します。
InkSpaceToPixelFromPoints インク空間座標内のポイントの配列をピクセル空間に変換します。
メジャー InkRenderer オブジェクトで描画されたストロークのコレクションを含むデバイス コンテキストの四角形を計算します。
MeasureStroke InkRenderer オブジェクトで描画された場合にストロークを含むデバイス コンテキストの四角形を計算します。
詳細ビュー インク空間座標のビュー変換に変換を適用します。
PixelToInkSpace ピクセル座標の位置をインク空間に変換します。
PixelToInkSpaceFromPoints ピクセル空間座標内のポイントの配列をインク空間に変換します。
回転 ビュー変換に回転を適用します。
ScaleTransform X および Y ディメンションでビュー変換をスケーリングします。
SetObjectTransform インクのレンダリングに使用するオブジェクト変換を設定します。
SetViewTransform インクのレンダリングに使用するビュー変換を設定します。

解説

印刷は InkRenderer オブジェクトを介して行われます。

このオブジェクトは、C++ で CoCreateInstance メソッドを呼び出すことによってインスタンス化できます。

必要条件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows XP タブレット PC エディション [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー
サポートなし
Header
Msinkaut.h (Msinkaut_i.c も必要)
ライブラリ
InkObj.dll

関連項目

Renderer プロパティ

InkDrawingAttributes クラス

IInkStrokeDisp インターフェイス

InkStrokes コレクション