リボン マークアップのコンパイル

Windows リボン フレームワークが リボン マークアップ ファイルを使用するには、マークアップ ファイルをバイナリ形式のリソース ファイルにコンパイルする必要があります。 専用マークアップ コンパイラである UI コマンド コンパイラ (UICC) は、この目的のために Windows ソフトウェア開発キット (SDK) (7.0 以降) に含まれています。 UICC は、マークアップのバイナリ バージョンのコンパイルに加えて、すべてのマークアップ要素をリボン ホスト アプリケーションに公開する ID 定義ヘッダー (.h) ファイルと、ビルド時にイメージおよび文字列リソースをホスト アプリケーションにリンクするために使用されるリソース (.rc) ファイルを生成します。

コンパイラ ワークフロー

リボン マークアップ コンパイラのワークフローを次の図に示します。

リボン マークアップ コンパイラ ワークフローを示す図。

コマンド ライン構文

リボン マークアップ コンパイラのコマンド ライン構文を次の例に示します。

UICC <ribbonFile> <binaryFile> [options]

引数とオプション

このツールの引数とオプションについては、次の表で説明します。

注意

一覧表示されるコマンド ライン オプションは、指定された順序で指定する必要があります。

オプション 説明
/header:<headerFile> マークアップ Command ID リソース シンボルを含む headerFile> という<名前のヘッダー ファイルを生成します。 省略した場合、ヘッダー ファイルは生成されません。
/res:<resourceFile> resourceFile> という名前<のリソース ファイルを生成し、ビルド時にすべてのイメージ リソースと文字列リソース、バイナリ マークアップ ファイル、ヘッダー ファイルをホスト アプリケーションにリンクします。 省略した場合、リソース ファイルは生成されません。
/name:<ribbonName> resourceFile> に記録されるバイナリ マークアップ ファイルの<リソース名。 既定値は APPLICATION_RIBBON です。
/W{0\1\2} 重大度に基づいてイベント メッセージをフィルター処理します。
0
エラー メッセージのみです。
1
エラー メッセージと警告メッセージのみ。
2
既定値。
エラー、警告、および情報メッセージ。

次の例では、リボン マークアップ コンパイラを使用して、リボン アプリケーションの一般的なリソース ファイルのセットを生成する方法を示します。

UICC.exe RibbonMarkup.xml RibbonMarkup.bml /header:RibbonIds.h /res:RibbonUI.rc

リボン マークアップを使用してコマンドとコントロールを宣言する

リボン アプリケーションの作成