変更の適用

変更の適用により、アプリを再起動せずに、実行中のアプリにリソースの変更をプッシュできるようになります。 これは、デバイスまたはエミュレーターの現在の状態を維持しながら、小規模な増分変更を配置してテストする場合に、アプリをどの程度再起動するかを制御するのに役立ちます。

変更の適用は、Android 8.0 (API レベル 26) 以降を実行しているデバイスまたはエミュレーターでサポートされている Android JVMTI 実装の機能を使用します。

必要条件

次の一覧は、変更の適用を使用するための要件を示したものです。

  • Visual Studio - Windows 上では、Visual Studio 2019 バージョン 16.5 以降に更新します。 macOS 上では、Visual Studio 2019 for Mac バージョン 8.5 以降に更新します。
  • Xamarin.Android - Xamarin.Android 10.2 以降を Visual Studio と共にインストールする必要があります (Xamarin.Android は、Windows 上で [.NET によるモバイル開発] ワークロードの一部として、また、Visual Studio for Mac インストーラーの一部として自動的にインストールされます)。
  • Android SDK - Android SDK マネージャーを使用して Android API 28 以降をインストールする必要があります。
  • ターゲット デバイスまたはエミュレーター - デバイスまたはエミュレーターでは、Android 8.0 (API レベル 26) 以降を実行する必要があります。

開始

変更の適用を開始するには、デバイスまたはエミュレーターが Android 8.0 (API レベル 26) 以降を実行していることを確認する必要があります。 次に、デバッグを使用して、または使用せずに、Android アプリケーションを実行します。

その後、次の方法で変更の適用を操作することができます。

  1. ツール バー アイコン。 [変更の適用] ツール バー アイコンをクリックすると、ターゲット デバイスまたはエミュレーターに変更を適用できます。

    変更の適用 - ツール バー アイコン

  2. キーボード ショートカット。 Shift + Alt + F5 キーボード ショートカットを使用して、ターゲット デバイスまたはエミュレーターに変更を適用できます。

  3. [デバッグ] メニュー。 [変更の適用のデバッグ>] メニュー項目を使用して、ターゲット デバイスまたはエミュレーターに変更を適用できます。

    変更の適用 - [デバッグ] メニュー

制限事項

次の変更を行うには、アプリケーションを再起動する必要があります。

  • C# コードの変更。
  • リソースの追加または削除。
  • AndroidManifest.xml ファイルの変更。
  • ネイティブライブラリ (.so ファイル) の変更。