Mac で Xamarin 使ってみた!インストール〜実行まで【完全無料】[Getting Started Xamarin on Mac]

あの高かった モバイルアプリのクロスプラットフォーム開発ツール の Xamarin(ザマリン)が無料になった!
早速動かしてみるぞ!まずは Mac で! (Mac用の開発ツールも無料で提供してくれる!さすが我らが Microsoft ですね!)

xam1
↑ Xamarin Studio for Mac でのアプリ開発画面のスクショ。iOS/Androidアプリを動かしている

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この記事は何が書いてあるの?

  • Xamarin とは。を軽く
  • Mac で Xamarin を使えるようにする方法。(環境構築)
  • 「インストール」→「実行」 まで

途中途中のスクリーンショット盛り盛りでまとめました!

intro

microsoft-acquire-xamarin
↑ Microsoft の偉い人と、Xamarin の偉い人が仲良くしてる写真
↑ (左から、Xamarin社CEOのナット・フリードマン、MSの執行副社長のスコット、Xamarin社CTOのミゲル)

Microsoft の公式カンファレンス『Build 2016』(3/30-4/1)がありました。
そこで Xamarin 無償化とオープンソース化が発表され、会場が沸きましたね!
(* ただ、無料なのは、個人開発者または Visual Studio with MSDN をお持ちの方 です)

xamarin-free-2_0
↑MS公式イベント『Build 2016』で、Xamarinが無料でVisual Studioについてくるとアナウンスされた時の写真。

Xamarinは、今まではライセンス代がすごく高かったんです。
iOS/Android アプリ両方を作ろうとしたら、(IDEとしてVS使うことを許可しているライセンスで)1人1年24-25万円くらいかかりました。

expensive_xamarin

でも今年2月に Xamarin が Microsoft に買収され「無料化来るか?来るか?」とワクワクしてたら、
本当に来ましたね!やったー!

ということで、Xamarin 使ってみよう!

Xamarin とは

普通は、

  • iOSアプリは Swift/Obj-C で書く
  • Androidアプリは Java で書く

必要があります。
1つのアプリを作るのに、iOS版と Android版で、構造も言語もまるっきり違うコードを2つ用意しなければならなかった。><

でも
Xamarin を使えば、

  • iOSアプリも C# で書ける
  • Androidアプリも C# で書ける
  • さらに両者でコードを一部共通化できる
  • .NET環境を使う

が可能になるのです!

Xamarinとは

一言で説明すると、
Xamarinとは、
「AndroidアプリもiOSアプリも(Macアプリも) C#で書くことができる『クロスプラットフォーム開発ツール』」
です。

Xamarin(ざまりん)を使えば
AndroidアプリもiOSアプリもC#で書くことができます!
コードもコアの部分は共通化できます。
一部の固有のUI部分は個別に書く必要があります。
ネイティブのAPIも100%ラップされてます pic.twitter.com/2dZdmXAPg6

— ちょまど@MS入社しました (@chomado) 2016年3月31日

で、話題の、モバイルアプリの「クロスプラットフォーム開発ツール」には、

  1. ネイティブクロスプラットフォーム
  2. ハイブリッドHTML

の2種類がありますが、Xamarinは前者です。
ネイティブのAPIを叩くことが出来ます。
クロスプラットフォーム開発ツールの種類

Xamarin インストール(for Mac)

Mac で Xamarin 使うには、Xamarin Studio というIDEを使うことになります。(Windows の場合は Visual Studio)

↓ IDE入手
https://store.xamarin.com xamarin1

一番左の「Download」をクリックしましょう。

xamarin2

で、Xamarinのインストーラーが入るので、実行しましょう。

Xamarin Installer

同意事項を読んで、承諾にチェックして、続けます。

xamarin3

↓ Xamarin で何を開発したいかを選ぶ画面です。
(私は Mac アプリは開発する予定は無いので、チェックを外しました。)

Screen Shot 2016-04-06 at 00.50.25

まずベースの Mono Framework、
そして各SDKを入れるよ、と言っていますね。
IDEの Xamarin Studio も一緒に入ります。

Screen Shot 2016-04-06 at 00.50.35

インストール中です!待機。

Screen Shot 2016-04-06 at 00.51.00

Xamarin Studio インストール中は プレグレスバー消えて不安になるのですが
「おとなしく待ってて。待ってる間に何かチュートリアルでも見てたら?」(意訳)
などと言われます

Screen Shot 2016-04-06 at 00.57.26

で、インストール完了!
真ん中の「Xamarin Studio を起動」をクリックします
Screen Shot 2016-04-06 at 00.59.06

Xamarin Studio が起動しました!わーい!

せっかくなので動かしてみる

↓ 左上の「New Solution」をクリックします
Xamarin Studio Screen Shot 2016-04-06 at 01.56.39

私はここでは (上の Forms ではなく)Native を選びました。

*Xamarin では(ゲーム以外の)アプリの作り方が2種類あります。

  1. Xamarin.Forms
  2. Xamarin Native (Xamarin.Android/Xamarin.iOS)

これらの違いは「UI部分どうやって作る?」というものです。

Xamarin.Forms はUI部分も共通化して書けます。(まだラップされきれていないところもありますが。)

Xamarin Native は、UI部分は Android と iOS で完全に自分で全部書かなければなりません。
でも、細かいところまでちゃんと実装ができます。

だから

  • コードシェアリングを重視 → Xamarin.Forms
  • カスタムUIを重視 → Xamarin Native

という選び方で良いと思います。

私は仕事では Xamarin Native でやっていました。

(For More Infomation: Xamarin.Forms)

で、続き。
Screen Shot 2016-04-06 at 01.57.35

下の「Shared Code」というカラムがありますが、これは、
「iOS版とAndroid版で、コードを共通化するけど、どうやって共通化する?」
というものを聞かれています。
初心者は上のPCLがおすすめです。

(詳しいことが気になるかたはこちら:)

で、続きです。

Screen Shot 2016-04-06 at 01.36.37

Gitでバージョン管理したいので、チェック入れてから、Create!

色々ファイルが出来るので、
取り敢えず、「実行」してみましょう!
(ビルドには Xcode が入っていることが前提となります)

Xamarin Studio Run Screen Shot 2016-04-06 at 01.59.40

最初から入っているサンプルアプリは、
「click me!」をクリックすると、
どんどん数が増えるアプリらしいですね。

↓ 6回クリックした
Screen Shot 2016-04-06 at 02.10.57

コードをいじってみる

実行を止めてから、コードをいじってみましょう。

最初の
『Hello World, Click Me!』
という文字列と、

クリックした後の
『2 clicks!』
などの文字列を、変えてみようと思います。

.iOS プロジェクトの中の ViewController.cs を開いてみます。

Screen Shot 2016-04-06 at 02.12.10

次に おなじみストーリーボードを開いてみます。
Screen Shot 2016-04-06 at 02.16.15

この辺をちょっといじってみます。
で、実行

ee

わーい!可愛くなった!

よろしければコメントください(((o(*゚▽゚*)o)))

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