SilverLightのテスト–その2

このブログ内にSilverlightのテストに関しての投稿が8月にありました。今回は、その後のテストの状況をお伝えします。

ご存じかもしれませんが、Silverlight V1.0も無事リリースされました。Silverlightの内容については既にこのブログでも何度か取り上げられているので、今回は省略させて頂きますが、必要に応じて、下のWebページを参照してください。
https://www.microsoft.com/japan/silverlight/default01.aspx 
 
本題のテストに関してですが、ようやくInternationalテストチームも結成され、同時に日本テストチームも8月末より動き始めました。環境面においては、Windowsのマシンだけでなく、Safari, Mac FireFoxブラウザ上でのテストにも備えるために、Macマシンを購入しました。Silverlightのシステム要件は”Mac OS 10.4.8 以降” となっていますので、間もなく発売予定のMacOS X Leopardも購入する必要があります。

V1.0に関しては、残念ながらコアな機能に関して日本チームはテストに参加出来ませんでしたが、いくつか日本語化されたものに対してはテストをほぼ終了しています。それら我々がテストを行ったV1.0の日本語コンテンツは、今後のV1.1で予定されているものと比べると少ないかもしれませんが、皆さんがSilverlight V1.0を理解し利用する為に、十分な内容であると期待しています。どのような形でこれらが提供されるか正式な情報は得ていませんが、前述の公式Webページにて随時更新及び提供されていくでしょう。
 
*ちなみにV1.0で多少制限のある日本語の機能については、以前のWPF/Eと呼ばれていた時より、我々テストチームも把握していました。日本チームはテストに参加出来なかった事が、その制限を残してしまったわけではありません。あくまでもV1.0の仕様とご理解ください。
 
V1.1に関してはまだAlpha段階ですが、出来るだけ早い段階から日本チームも本格的にSilverlightのテストに参加したいと考えています。現在はIME、Unicode、日本語フォント、リーソース化といった国際化及び地域化についての実装されるタイミング、全体の開発スケジュール、そして製品仕様などを調査しています。これらの機能がサポートされ次第、テストを開始したいのですが、Visual Studio 2008とWindows Server 2008の開発も終盤に突入し、我々テストチームは非常に忙しい毎日です。平行してテストを行うにはスケジュール調整や、十分なマシン、人材の確保が必要です。
 
またV1.1では開発言語にJavaScriptだけでなく、C#、 VB、 RubyそしてPython等がサポートされます。それらに伴い大幅にV1.1の開発に参加する本社の開発チームも増えました。

実を申しますとV1.0では開発に参加した本社の開発チームも少なかった為、日本チームも数名で十分と楽観視していましたが、V1.1に参加する開発チームのリストを手にした時、間違いであると気がつきました。そこで日本のテストチームでミーティングを持ち、VBやWebツール等Visual Studio 2008のテスト担当も、Silverlightのテストに加わる必要があることを確認しました。

現在は万全の構えでSilverlight V1.1に対するテストスタートの時期をうかがっています。