PowerPivot for SharePoint のサービスパックを適用する方法

森  隆博
SQL Developer Support Engineer

SQL Server は、不具合や機能改善のモジュールを盛り込んだ Services Pack(SP)や、累積的な更新プログラム(CU)を定期的にリリースしています。
「SQL Server に Service Pack を適用するときは使用しているインスタンスに対して Service Pack を適用すればいいが、PowerPivot for SharePoint に対して Service Pack を適用するにはどうしたらよいのか」というご質問を頂くことがあります。

今回はその疑問に対する記事を記載しました。

PowerPivot for SharePoint をインストールすると、「POWERPIVOT」という名称の SQL Server Analysis Services のインスタンスが自動でインストールされます。
これは PowerPivot for SharePoint 用の Analysis Services インスタンスであり、このインスタンス内部で  PowerPivot データの読み込み処理や、PowerPivot データのクエリに対する応答を行います。

したがって、PowerPivot for SharePoint の Service Pack を適用する場合、Service Pack のインストーラーの「機能の選択」画面で、POWERPIVOT というインスタンスにチェックを入れて、インストールを行う必要があります。

参考情報
SharePoint 統合モードの Analysis Services (PowerPivot for SharePoint)
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/ee637273(v=sql.105).aspx