共同編集に関する質問にお答えします

共同編集に関する質問にお答えします

共同編集とはどういうことか、どのような製品が共同編集に対応しているのか、共同編集が自動的に行われない場合に可能性のある原因は何か、といった質問の電子メールを、最近何通も受け取りました。

専門用語で説明すると:

共同編集とは、複数のユーザーが相互に干渉したりロックしたりすることなく、生産性を維持して同じドキュメントを編集できるようにすることで、共同作業を容易にする機能です。

わかりやすく説明すると:

共同編集とは、同時に編集を行うことです。2 人以上のユーザーが、1 つのドキュメントの異なる部分で作業します。  あるユーザーがドキュメントの自分の担当する部分を編集している間に、別のユーザーが自分の分担部分を編集できます。どちらも、作業を中断する必要はありません。  5 人からなる委員会の一員として、同じ部屋で、ペンとインクと羊皮紙を使用して、独立宣言の編集作業を行っているところを想像してみてください。  使えるペンが 1 本だけなので、問題となるのは、お互いをファイル/文書から締め出すことではなく、自分がペンとインクを使用する順番を待たなければならないことです。

1 つのドキュメントを複数のユーザーで編集しているときには、次の図のようなウィンドウが開いて警告が表示されます。

Microsoft Office 2010 では、 SharePoint Server 2010 上の Microsoft PowerPoint 2010、Microsoft Word 2010、および Microsoft OneNote 2010 のドキュメントに対して共同編集機能が提供されます。新しい共同編集機能は、Excel Web App および OneNote Web App でもサポートされます。  共同編集機能を使用するには、SharePoint Foundation 2010 または Windows Live SkyDrive アカウントが必要です。 

共同編集の適用方法はアプリケーションごとに異なります。  Word では、ユーザーが作業している段落のみがロックされます。  PowerPoint では特定のスライドがロックされ、Excel では特定のセルがロックされます。

SharePoint 2010 サーバーにアクセスする Word 2010 では共同編集は既定の動作ですが、共同編集の動作を妨げることがいくつかあります。

·         共同で作業するすべてのユーザーが、Office 14 を使用する必要があります

·         現在、Word で共同編集に使用できる文書の種類は .docx だけです

·         IRM/DRM、マクロ、暗号化、最終版としてマークされた文書など、共同編集と互換性のない機能がドキュメントに含まれている可能性もあります

·         チェックアウトが必要な SharePoint ドキュメント ライブラリに格納されているドキュメントも、共同編集には使用できません

 

共同編集は、ドキュメントを複数のレビューに送った後で "最終版" をまとめ上げるこれまでの方法に代わる優れた手段です。    まだ試したことがない場合は、同僚をつかまえて 1 つのファイルを一緒に開き、どうなるかを確認してみてください。 

お楽しみください!

詳細情報:  共同編集の概要 (SharePoint Server 2010)

これはローカライズされたブログ投稿です。原文の記事は、「You Asked… We Answered...What is Co-Authoring?」をご覧ください。