Visual Studio SDK について

Visual Studio 2005 においては、Visual Studio 自体を拡張するためのツールとして Visual Studio SDK を提供しています。

この Visual Studio SDK は、Visual Studio .NET 2003 の時代には VSIP(ブイシップ: Visual Studio Industry Partners の略) SDK と呼ばれていたもので、現在でも VSIP のメンバーにのみ提供される製品です。といっても VSIP のエントリ レベルへの参加は無償で参加可能ですので、メンバー登録さえいただければ、Visual Studio SDK を利用いただけます。

登録はこちらのサイトで可能です(英語です)。また Visual Studio SDK 自体も英語版のみの提供となります) 

とはいえ、Visual Studio 自体の拡張、というとちょっと敷居が高そうに思われるかもしれません。

実は Visual Studio SDK は VSIP SDK から名称を変更するにあたり、Visual Studio の拡張機能を提供するだけでなく、Visual Studio にまつわる様々な追加機能や、将来リリースを行うテクノロジのプレビュー版の提供手段として、不定期ではありますが繰り返しリリースされる製品(テクノロジ)として位置づけを変更しています。

 例えば、IronPython の Visual Studio 2005 への統合サンプル(SDK version 3)や、ドキュメント作成支援の Sandcastle のCTP (SDK v4)等が Visual Studio SDK に含まれる形でリリースされています。

Team System 関連では、DSL Tool (SDK v3, v4)や Team Foundation Server の拡張に関するドキュメントやサンプル(SDK v2, 3, 4)などが提供されています。

Team System の拡張に関しては、以下のページも参照ください。

Visual Studio Team System の拡張性に関するガイド ツアー

 Visual Studio SDK はこれまでに 4つリリースされており、うち最初の3つに関しては以下のサイトにて SDK の Readme 日本語訳が公開されています。

 Microsoft Visual Studio SDK

上記ページをみて、興味をもったテクノロジがあれば、ぜひ VSIP への登録を行って実際に SDK をダウンロード&インストールしてみてください。

それでは。