今日のワンポイント : [ツール] メニューの [オプション] をクリックすると表示される [環境] の [フォントおよび色] の [自動] と [既定値] の違い– #230

Visual Studio のすべての UI の中で、私にとってはこの 2 つが最も紛らわしいオプションです。私はこれらのオプションの違いをいつも忘れてしまいます。でも、今日のワンポイントで取り上げましたから、これからはインターネット上でいつでも確認できますね。

そのオプションとは、色を選択するときに [フォントおよび色] に表示される 2 つの設定 ([自動] と [既定値]) のことです。

 

しっかりついてきてください。これからが本番です ...。

[自動] は、他の要素から色を継承することを表します。たとえば、 [スペースの表示] 表示項目の前景色を考えてみましょう。ここで、[自動] が黒色、[既定値] が青色になっていることに注目してください。このコンテキストの [自動] は、オペレーティング システムのウィンドウの文字の前景色を継承しています。

 

Windows Vista コンピューター上でオペレーティング システムのウィンドウの文字を変更するには、コントロール パネルの [デスクトップのカスタマイズ] を開きます。次に、[個人設定]、[ウィンドウの色とデザイン]、[詳細な色のオプションを設定するにはクラシック スタイルの [デザイン] プロパティを開きます] の順にクリックし、[詳細設定] をクリックします。次に、[ウィンドウ] を選択し、ウィンドウの文字の前景色と背景色を変更します。XP コンピューターでの操作方法は正確に思い出すことができませんが、ほぼ似たようなものです。

他の要素からの継承をわかりやすくするために、ウィンドウの文字に緑色を使用してみました (そうです、私は CodePlex のサブリミナル効果の影響を受けているのです)。

 

ここで、 [スペースの表示] をもう一度見てみましょう。[自動] は (ウィンドウの文字の前景色の) 明るい緑色で、[既定値] は前と同じ青色です (なぜ全部緑色なのか、不思議に思っている方のために、以下にまとめて説明します)。

"既定値" とは、Visual Studio によって既定と見なされる値です。この値は、初回の起動時に選択した .vssettings ファイル ("全般的な開発設定")、または [ツール] の [設定のインポートとエクスポート] を使用して前回リセットした .vssettings ファイルにより決定されます。また、上の [既定値を使う] を使用すると、リセットを簡単に行うことができます。

私の構成も含め、おそらくすべての .vssettings ファイルでは、 [スペースの表示] の既定の色が青色になっていると思います。OS のウィンドウの文字の色を継承するか、また VS で最善の既定の色と判断される色を継承するかは、あなたの自由です。

それはよいのですが、他の多くの要素の色が変わったのはなぜでしょうか。

[書式なしテキスト] では、おもしろいことに、その [既定値] が [自動] に設定されています。[自動] に設定しようとすると必ず、次に UI を呼び出したときに既定値が表示されるのは、そのためです。つまり、[書式なしテキスト] は常にオペレーティング システムのウィンドウ テキストを継承すると考えてください。そのために、下の図の [自動] と [既定値] は同じ色になるのです。私は [書式なしテキスト] を緑色に設定したので、次の図に示すように、[書式なしテキスト] の色を継承する IDE 内のすべての UI 要素が緑色に変更されています。

 

これで、ここに書き留めましたから、このことをまた忘れてしまっても大丈夫ですね。

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投稿 : 2008 年 6 月 4 日(水) 3:00 AM saraford

Sara Ford さんの Web ログ -  https://blogs.msdn.com/saraford/archive/2008/06/04/did-you-know-what-the-difference-between-automatic-and-default-is-in-the-tools-options-environment-fonts-and-colors-230.aspx より。

分類: Visual Studio 2008 ワンポイント