Azure CDN でカスタムのオリジン サーバーをサポート

このポストは、6 月 4 日に投稿された Announcing Custom Origin Support for Azure CDN の翻訳です。

カスタムのオリジン サーバーをサポート

Azure CDN で任意のオリジン サーバーを使用できるようになりました。これまでは、Azure CDN では一部の Azure サービス (Web Apps、Storage、Cloud Services、Media Services など) のみがサポートされており、Azure サブスクリプション内の Azure サービスにのみ CDN エンドポイントを作成することができました。今回の更新により、任意のオリジン サーバーに対して CDN エンドポイントを作成できるようになります。新たに自社データ センターやサードパーティ クラウド プロバイダーなどをオリジン サーバーに指定できるため、Azure CDN でお好みのオリジン サーバーを柔軟に使用することができます。

同一オリジン サーバーで複数の CDN エンドポイントを作成可能

同一のオリジン サーバーに対して複数の CDN エンドポイントを作成しようとして、制限により作成できなかった経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。今回の更新によりこの制限が撤廃され、同一オリジン サーバーの URL を使用して複数のエンドポイントを作成できるようになりました。これにより、より高度にコンテンツ管理を制御できるようになります。また、同一オリジン サーバーのアセットにアクセスする際に複数のホスト名を使用できるため、パフォーマンスが向上します。

任意のオリジン フォルダーにコンテンツを格納可能

これまで、クラウド サービスで CDN エンドポイントを作成するときには、既定のオリジン フォルダーのパスとして “/cdn/” を使用する必要がありました。たとえば、クラウド サービスのパスが https://strasbourg.cloudapp.net である場合、CDN エンドポイントを作成するときに、オリジン サーバーからコンテンツを取得するルート パスは https://strasbourg.cloudapp.net/cdn/ と指定する必要がありました。今回この制限が撤廃され、任意のフォルダーにコンテンツを格納できるようになりました。上記の例の場合、オリジン サーバーからコンテンツを取得するルート パスとして https://strasbourg.cloudapp.net/ を使用できます。

現在、Azure ポータルでは [Manage CDN] アイコンがグレー アウトされ使用できない状態になっています。この新機能は近日中にリリースされる予定で、詳細については改めて別の記事でお伝えします。どうぞご期待ください。

CDN エンドポイントの作成手順の詳細については、次のページを参照してください。
https://azure.microsoft.com/en-us/documentation/articles/cdn-create-new-endpoint/ (英語)