クラウド OS の中国展開

このポストは、11 月 1 日に投稿された Coud OS is coming to China の翻訳です。

[翻訳補足]この内容は、Microsoft Windows Azureのデータセンターとして中国が追加されるということではなく、21Vianet社にマイクロソフトテクノロジのライセンス提供するという内容です。

マイクロソフトは、弊社の基幹パブリック クラウド プラットフォームである Windows Azure を中国にも展開することになりました。これにより、先日の Windows Server 2012 のリリースと併せて、膨大な数の中国企業へマルチテナントのパブリック クラウドおよびプライベート クラウドのサービスが提供されることになり、中国向けのクラウド OS ビジョンがまた一歩前進します。

マイクロソフトでは、お客様がクラウドへの移行を実施するタイミングや手法を選択できることが重要であり、Windows Server 2012 と Windows Azure を提供することで、お客様には最適なクラウド ソリューションを選択していただけると考えています。オンプレミスの自社所有データセンターを使用する場合と Windows Azure のパブリック クラウド機能を使用する場合のどちらでも、お客様やパートナーの皆様のビジネス ニーズに合った最適なソリューションを提供できるように、全力で取り組んでいます。
11 月 1 日、マイクロソフトは上海市当局と覚書 (MOU) の調印を行いました。これに先立ち、中国で Windows Azure サービスを国内のデータセンターを使用して提供する 21Vianet 社にマイクロソフトのテクノロジをライセンス提供するという重要な契約を既に締結しており、中国のお客様のご要望にお応えしてまいります。

中国では、セキュリティや信頼性に優れたマイクロソフト製のパブリック クラウド プラットフォームに対して非常に大きな需要がありますが、これに対して、近いうちに対応を開始いたします。Forrester Research 社が発表したクラウド コンピューティングに関するレポート (Forrester Research、「アジア太平洋地域のクラウド市場の拡大」 (英語)、2012 年 2 月 3 日) によると、中国のパブリック クラウド市場の規模は、2011 年に 2 億 9700 万ドルであったものが 2020 年には 38 億ドルへと拡大すると予想されています。今回の発表によって、Windows Azure は中国市場で強力なプレゼンスを確保し、クラウドをビジネスに活用したいと考える地元企業にサービスを提供するための基盤を確立したことになります。
- Doug Hauger (Microsoft サーバーおよびツール担当ゼネラル マネージャー)