次の方法で共有


<runtime> の <assemblyBinding> 要素

アセンブリ バージョンのリダイレクトおよびアセンブリの位置に関する情報が含まれます。

configuration
  runtime
    <assemblyBinding>

構文

      <assemblyBinding
   xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v1" appliesTo="v1.0.3705">  
</assemblyBinding>  

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性 説明
xmlns 必須の属性です。

アセンブリのバインディングに必要な XML 名前空間を指定します。 値として、文字列 "urn:schemas-microsoft-com:asm.v1" を使用します。
appliesTo .NET Framework アセンブリのリダイレクトを適用するランタイムのバージョンを指定します。 このオプションの属性では、.NET Framework バージョン番号を使用して、適用するバージョンを指定します。 appliesTo 属性が指定されていない場合、<assemblyBinding> 要素は、.NET Framework のすべてのバージョンに適用されます。 appliesTo 属性は .NET Framework バージョン 1.1 で導入されたものであり、.NET Framework バージョン 1.0 では無視されます。 これは、appliesTo 属性が指定されている場合でも、.NET Framework バージョン 1.0 を使用している場合は <assemblyBinding> のすべての要素が適用されることを意味します。

子要素

要素 説明
<dependentAssembly> アセンブリのバインディング ポリシーとアセンブリの場所をカプセル化します。 アセンブリごとに 1 つの <dependentAssembly> タグを使用します。
<probing> アセンブリの読み込み時に共通言語ランタイムが検索するサブディレクトリを指定します。
<publisherPolicy> ランタイムが発行元ポリシーを適用するかどうかを指定します。
<qualifyAssembly> 部分名が使用された場合に動的に読み込む必要があるアセンブリの完全名を指定します。

親要素

要素 説明
configuration 共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。
runtime アセンブリのバインディングとガベージ コレクションに関する情報が含まれています。

あるアセンブリ バージョンを別のバージョンにリダイレクトし、コードベースを提供する例を示します。

<configuration>  
   <runtime>  
      <assemblyBinding xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v1">  
         <dependentAssembly>  
            <assemblyIdentity name="myAssembly"  
                              publicKeyToken="32ab4ba45e0a69a1"  
                              culture="neutral" />  
            <bindingRedirect oldVersion="1.0.0.0"  
                             newVersion="2.0.0.0"/>  
            <codeBase version="2.0.0.0"  
                      href="http://www.litwareinc.com/myAssembly.dll"/>  
         </dependentAssembly>  
      </assemblyBinding>  
   </runtime>  
</configuration>  

appliesTo 属性を使用して .NET Framework アセンブリのバインディングをリダイレクトする方法の例を示します。

<runtime>  
   <assemblyBinding xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v1" appliesTo="v1.0.3705">  
      <dependentAssembly>
         <assemblyIdentity name="mscorcfg" publicKeyToken="b03f5f7f11d50a3a" culture=""/>  
         <bindingRedirect oldVersion="0.0.0.0-65535.65535.65535.65535" newVersion="1.0.3300.0"/>  
      </dependentAssembly>  
   </assemblyBinding>  
</runtime>  

関連項目