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Windows Server Essentials でのシステム正常性の管理

適用対象: Windows Server 2016 Essentials、Windows Server 2012 R2 Essentials、Windows Server 2012 Essentials

このトピックでは、ダッシュボードを利用し、ネットワークのすべてのアラートを表示し、それに対応する方法について説明します。

注意

Windows Server Essentials Experience ロールがインストールされている Windows Server Essentials と Windows Server 2012 R2 の場合、ネットワーク内のサーバーとクライアント コンピューターの状態アラートはアラート ビューアーに表示されなくなり、代わりに [ホーム] ページの [状態レポート] タブで確認できるようになりました。

Windows Server Essentials はサーバーに接続されているすべてのコンピューターを積極的に監視し、重要な更新プログラム、マルウェア対策の欠如、クライアント コンピューターの古いウイルス定義、措置が必要なその他の重要な問題など、システムの正常性関連の問題があれば、管理者に警告します。 これらの問題は、Windows Server Essentials のサーバーのダッシュボードまたはクライアント コンピューターのスタート パッドから起動できるアラート ビューアー、あるいは Windows Server Essentials の [状態レポート] タブで、アラートとして表示されます。 既定では、アラートは 30 分おきに更新されます。ただし、ネットワークのアラートはいつでも確認できます。アラート ビューアーまたは [状態レポート] タブの [更新] をクリックします。

次のトピックをご覧になれば、アラート ビューアーのアラートを確認し、対応する方法を理解できます。また、電子メールでアラート通知を受信するようにサーバーを設定する手順が記載されています。

状態レポート アドインについて

Windows Server Essentials の状態レポート アドインは、Windows Server Essentials ネットワークに関する統合情報を提供し、ユーザーはその情報を他者に配信できます。 この情報はダッシュボードの [レポート] タブで確認できます。 [レポート] タブでは、次を実行できます。

注意

Windows Server 2012 Essentials: Windows Server Essentials 用の状態レポート アドインは、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。

Windows Server Essentials: 既定では、状態レポート アドインは Windows Server Essentials または Windows Server 2012 R2 に Windows Server Essentials Experience ロールがインストールされた状態で統合されており、状態レポートはダッシュボードの [ホーム] ページの [状態レポート] タブに表示されます。

必要に応じて、または定期的にレポートを生成する

状態レポートをインストールし、ダッシュボードを再起動したら、[レポート] という新しいタブがダッシュボードに追加されます。 必要に応じて、状態レポートをいつでも生成できます。[レポート] タブの [状態レポートの生成] タスクをクリックします。

状態レポートが生成されると、一覧ウィンドウに新しい項目が作成されます。これはレポートの生成日時で識別されます。 項目を開くには、一覧ウィンドウでそれをダブルクリックするか、項目を選択し、タスク ウィンドウの [状態レポートを開く] をクリックします。 レポートは新しいウィンドウに HTML 形式で表示されます。

レポートは手動で生成する以外に、毎日または毎時間のスケジュールで自動的に生成することもできます。 これを行うには、タスク ペインで [状態レポートの設定のカスタマイズ] をクリックしてから、[スケジュールと電子メール] タブをクリックします。[スケジュール] 機能は既定ではオフになっていますが、[スケジュールした時刻に状態レポートを生成する] チェック ボックスを選択することでオンにすることができます。

レポートのコンテンツをカスタマイズする

状態レポートには次が含まれます。

  • 重要な通知と警告 これは、ダッシュボードのアラート ビューアーに表示される重大アラートおよび警告と一致します。 情報アラートは状態レポートには含まれません。

  • イベント ログの重大なエラー アプリケーションとサービスのログがスキャンされます。過去 24 時間のうちに記録されたエラーがレポートの [詳細] セクションに表示されます。

  • サーバー バックアップ 前回のサーバー バックアップに関する情報がレポートの [詳細] セクションに表示されます。

  • 自動開始サービスが実行されていない レポートが生成されるとき、自動開始サービスが実行されていない場合、そのサービスに関する情報がレポートの [詳細] セクションに表示されます。

  • 更新プログラム サーバーとクライアント コンピューターの更新状況が [詳細] セクションに表示されます。

  • 記憶域 ドライブとその容量の一覧が [詳細] セクションに表示されます。

    状態レポートでは、最初に [概要] を確認し、次に赤いエラー アイコンや黄色い警告アイコンが付いた項目に対して、同じ行の [詳細] リンクをクリックし、その項目に関する詳細を表示します。

    既定でレポートに含まれるデータ ポイントの一部が必要ない場合は、タスク ペインの [状態レポートの設定のカスタマイズ] をクリックし、[コンテンツ] タブをクリックします。その後、レポートに表示しない内容のチェック ボックスの選択を解除します。 たとえば、独自のサーバー バックアップ計画があり、サーバー バックアップに関する警告を表示しない場合は、[サーバー バックアップ] チェック ボックスの選択を解除すれば、サーバー バックアップをレポートから除外できます。

レポートを電子メールで配信する

レポートを読むためにダッシュボードにログインしなければならないことは、特に複数のサーバーを管理している場合、管理者にとって不便です。 電子メール機能をオンにすると、レポートが生成された後に、指定した電子メール アドレスの一覧に電子メールが送信されます。その中にレポートの内容が記載されています。 管理者はあらゆるデバイスやクライアント アプリケーションでこのレポートを表示し、サーバーが最適な状態で稼働していることを確認できます。

[状態レポートの設定のカスタマイズ] ダイアログ ボックスで、電子メールを有効にし、SMTP 設定を変更し、電子メール受信者の一覧を指定すると、タスク ウィンドウ [状態レポートをメールで送信する] に新しいタスクが表示されたことが通知されます。 SMTP 設定に関する詳細については、「アラートの電子メール通知を設定する」をご覧ください。

既存のレポートを選択し、[状態レポートをメールで送信する] をクリックできます。 新しいレポートを生成し、それを自分の受信ボックスに自動送信することもできます。 レポートを自動生成するスケジュールを設定した場合、スケジュールに基づき毎日 (あるいは毎時間) 生成された後、レポートが受信ボックスに自動配信されます。

アラート ビューアーを使用してアラートを表示する

このセクションでは、ダッシュボードまたはスタート パッドを利用してアラート ビューアーを開き、サーバー ネットワークにあるすべてのコンピューターの正常性状態を確認する方法について説明します。

ダッシュボードを利用してアラート ビューアーを開くには

  1. ダッシュボードを開きます。

  2. ナビゲーション ウィンドウで、表示されている通知アイコン (重大、警告、情報) をクリックします。 アラート ビューアーが開きます。

スタート パッドからアラート ビューアーを開くには

  1. サーバーに接続されているコンピューターから、スタート パッドを開きます。 要求された場合、ユーザー名とパスワードでスタート パッドにログオンします。

  2. スタート パッドの下部に表示されている通知アイコン (重大、警告、情報) をクリックし、アラート ビューアーを開きます。アラート ビューアーの詳細ウィンドウの指示に従い、アラートを解消します。

アラート ビューアーのアラートを整理する

アラート ビューアーのアラートを整理し、重大度 (重大、警告、情報) またはコンピューター名に基づいて警告を表示できます。

アラート ビューアーのアラートを整理するには

  1. ダッシュボードを開きます。

  2. ナビゲーション ウィンドウで、表示されている通知アイコン (重大、警告、情報) をクリックします。 アラート ビューアーが開きます。

  3. [整理] ドロップダウン リストを展開し、次のいずれかの操作をします。

    1. [コンピューターでフィルター] を選択し、アラートを確認するコンピューターの名前をクリックします。 選択したコンピューターのアラートだけがアラート ビューアーに表示されます。

    2. [アラートの種類でフィルター] を選択し、アラートを確認するアラートのタイプ (重大、警告、情報) をクリックします。 選択したアラート タイプだけがアラート ビューアーに表示されます。

アラートに応答する

アラートが発生した場合、次のいずれかの方法で対処できます。

アラートを解決する

アラートを解決するには、アラート ビューアー内の解決指示に従います。 アラートを解決しても、アラート ビューアーを更新するまでアラートはビューアーに引き続き表示されます。

アラートを無視する

後で対処する場合、アラートを無視できます。 無視したアラートは引き続きアラート ビューアーに表示されますが、無効になり、淡色表示になります。 無視したアラートは、コンピューターの全体的な正常性評価に含まれません。 無視したアラートに対処するには、最初にアラートを有効にする必要があります。

アラートを無視するには
  1. Windows Server Essentials サーバーに接続されているコンピューターから、スタート パッドを開きます。

  2. スタート パッドで、表示されている通知アイコン (重大、警告、情報) のいずれかをクリックします。 アラート ビューアーが開きます。

  3. アラート ビューアーで、無視する警告を選択し、[タスク] セクションで [アラートを無視する] をクリックします。

    無効にしたアラートに対処するには、最初にアラートを有効にする必要があります。

アラートを有効にする

以前に無視したアラートを有効にできます。 アラートを有効にしたら、必要に応じてそれを解決するか、削除できます。 無視するように設定した場合、アラートは無効として表示されます。 以前に有効にしたアラートを有効にすると、アラートはアクティブになり、コンピューターの全体的な正常性評価に再度含まれます。

アラートを有効にするには
  1. サーバーに接続されているコンピューターから、スタート パッドを開きます。

  2. スタート パッドで、表示されている通知アイコン (重大、警告、情報) のいずれかをクリックし、アラート ビューアーを開きます。

  3. アラート ビューアーで、有効にするアラートを右クリックし、[アラートを有効にする] をクリックします。

アラートを削除する

解決も無視もしない場合、アラートを削除できます。 スタート パッドのアラート ビューアーを利用し、コンピューターに生成されたアラートを削除できます。 アラートの削除後、次のネットワーク正常性評価サイクルでサーバーが問題を再度検出すると、新しいアラートが生成されます。

警告を削除するには
  1. サーバーに接続されているコンピューターから、スタート パッドを開きます。

  2. スタート パッドで、表示されている通知アイコン (重大、警告、情報) のいずれかをクリックし、アラート ビューアーを開きます。

  3. アラート ビューアーで、削除するアラートを右クリックし、[アラートを削除する] をクリックします。

アラートの電子メール通知を設定する

アラートの発生について電子メールで通知するようにサーバーを設定できます。 このようなアラートの電子メール通知には、ネットワークの問題とその解消手順が含まれています。アラート ビューアーに表示される情報と同じです。 ネットワーク正常性評価の一部はプログラムにより行われます。

電子メールでアラート通知を送信するようにサーバーを設定した場合、ネットワーク正常性評価で見つかったアラートに対して電子メール通知が送信されます。 ただし、アラート ビューアーで報告されるアラートの一部は電子メールで報告されません。

30 分おきにアラート電子メール評価タスクがサーバーで実行され、アラートがないかどうかネットワークが確認されます。 電子メール通知を送信するように設定されたアラートが発生すると、電子メール通知が送信されます。 受信ボックスがいっぱいになるのを避けるために、アラートが次の評価サイクルでも以前としてアクティブになっている場合、2 回目の電子メールは送信されません。 ただし、将来のアラート評価サイクルで新しいアラートが検出されると、新しいアラートと以前のアラートを含む電子メール通知が送信されます。

電子メール通知を送信するアラート

アラートの電子メール通知を送信するようにサーバーを設定している場合、アラート ビューアーに次のアラートが発生すると、電子メール通知が送信されます。

  • クライアント コンピューターのバックアップにエラーが存在します。

  • サーバーは再起動されました。

  • 1 つ以上のサービスが実行されていません。

  • Windows Server Storage Service が実行されていません。

  • 試用期間が経過しました。

  • 今すぐ有効にしてください。

  • ソース サーバーはシャットダウンしています。

  • BPA スキャン結果にはエラーが含まれています。

  • BPA スキャンの結果には警告が含まれています。

  • Anywhere Access の証明書がありません。

  • Anywhere Access の証明書が期限切れです。

  • ルーターが正しく構成されていません。

  • Web サーバーが正しく構成されていません。

  • リモート デスクトップ サービスが正しく構成されていません。

  • ファイアウォールが正しく構成されていません。

  • インターネット ドメイン名が期限切れです。

  • インターネット ドメイン名は更新できません。

  • ライセンス エラー: フォレストの信頼チェック。

  • ライセンス エラー: ドメイン コントローラーの確認。

  • ライセンス エラー: FSMO 役割チェック。

  • ライセンス エラー: 強制 FSMO ポリシー。

  • ライセンス エラー: 強制読み込みポリシー。

  • ライセンス エラー: Active Directory ドメイン サービス。

  • Microsoft 365 のサブスクリプションの有効期限が切れています。

  • Microsoft 365 の認証に失敗しました。

  • パスワードのポリシーが正しくありません。

  • パスワード同期サービスでユーザー パスワードと Microsoft 365 を同期できません。

  • Windows パスワードを変更してください。

  • Microsoft 365 パスワードが Windows パスワードと同じではありません。

  • Exchange Server サーバーに接続できません。

  • Microsoft Exchange Server に問題があります。

  • サーバー バックアップの 1 つ以上のハード ドライブが接続されていません。

  • バックアップ ハード ドライブには、サーバー バックアップに十分な空き領域がありません。

  • ドライブのスナップショットを取得できないため、サーバー バックアップは成功しませんでした。

  • スケジュールされたバックアップは正常に終了しませんでした。

  • 1 つ以上の定義済みサーバー フォルダーが見つかりません。

  • 1 つ以上のサーバーのハード ドライブで空き領域が不足しています。

  • 記憶域サービス用の VSS Writer が実行されていません。

  • ハード ドライブ上の記憶域の容量が少なくなっています。

  • 1 台以上のドライブが機能していないため、オフラインになっています。

Windows Server Essentials で電子メールによりアラート通知を送信するようにサーバーの SMTP を設定する

このセクションでは、アラートの電子メール通知を送信するようにサーバーを設定する方法について説明します。

注意

Windows Server Essentials の状態レポート アドインは、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。

アラートの電子メール通知を設定するには
  1. [ダッシュボード] から [アラート ビューアー] を開きます。

  2. [アラート ビューアー] で、[アラート電子メール通知の設定] をクリックします。

  3. [アラートの電子メール通知のセットアップ] ウィンドウで、[有効化] をクリックします。

  4. [SMTP 設定] ウィンドウで、次のように操作します。

    1. [送信元電子メール アドレス] に、電子メール アラートの送信元として使用する電子メール アドレスを入力します。 この電子メール アドレスは、アラート通知に送信者のアドレスとして表示されます。

    2. [SMTP サーバー名] の [送信元電子メール アドレス] ボックスに手順 4a で指定した SMTP サーバーの名前を入力します。 (一部の SMTP サーバー名の一覧については、表 1 を参照してください。)

    3. [SMTP ポート] に、SMTP サーバーが電子メールの送受信に利用するポート番号を入力します。 (一部の SMTP サーバーに利用されるポート番号については表 1 を参照してください。)

    4. SMTP サーバーが SSL を利用する場合、[ このサーバーはセキュリティで保護された接続 (SSL) が必要 ] を選択します (表 1 参照)。

    5. SMTP サーバーがユーザー名とパスワードの情報を必要とする場合、[ このサーバーには認証が必要です ] を選択します (表 1 参照)。 このチェック ボックスを選択した場合、手順 4a で [送信元電子メール アドレス] フィールドに入力した電子メール アドレスのユーザー名とパスワードを入力し、[OK] をクリックします。

    注意

    SMTP サーバー名、ポート番号、SSL 利用はインターネット サービス プロバイダーから取得できます。

    表 1 SMTP サーバー名、認証と SSL 暗号化の要件、ポート番号

    SMTP Server (SMTP サーバー) SSL 必須 認証必須 ポート番号 アカウント名/ログイン名
    smtp.gmail.com はい はい 587 認証に必要なドメイン名とパスワードを完全電子メール アドレスに指定します。
    smtp.live.com はい はい 587 認証に必要なドメイン名とパスワードを完全電子メール アドレスに指定します。
    smtp.comcast.net はい いいえ 587 認証に必要なドメイン名とパスワードを完全電子メール アドレスに指定します。
    smtp.mail.yahoo.com いいえ はい 25 ユーザー名にドメイン名のない電子メール アドレスのみを指定します。
  5. [アラートの通知の設定] で、[電子メール受信者] に、電子メールでアラート通知を受信する人の電子メール アドレスを入力します。 各電子メール アドレスはセミコロン (;) で区切ります。

  6. アラートの電子メール通知を送信するように SMTP サーバーが正しく設定されていることを確認するには、[適用して電子メールを送信] をクリックします。

    注意

    [適用して電子メールを送信] をクリックすると、一般に、正常性アラートが表示されていないサンプル電子メール通知を受信します。 ただし、電子メール通知を送信するように設定されている通知がこのテスト プロセス中に特定された場合、このアラートはテスト電子メールに含まれます。

Windows Server Essentials で状態レポートを送信するようにサーバーの SMTP を設定する

このセクションでは、電子メールで状態レポートを受信するようにサーバーの SMTP を設定する方法について説明します。

注意

既定では、状態レポート アドインは Windows Server Essentials または Windows Server 2012 R2 に Windows Server Essentials Experience ロールがインストールされた状態で統合されており、状態レポートはダッシュボードの [ホーム] ページの [状態レポート] タブに表示されます。

状態レポートの電子メール通知を設定するには
  1. [ダッシュボード] で [レポート] タブをクリックします。

  2. [状態レポート タスク] タスク ウィンドウで、[状態レポートの設定のカスタマイズ] をクリックします。

  3. [状態レポートの設定のカスタマイズ] ウィンドウで、[スケジュールと電子メール] タブをクリックします。

  4. [スケジュールと電子メール] タブの [電子メール] セクションで、次のように操作します。

    1. [有効] をクリックし、状態レポートの送信元にする電子メール アドレスを入力します。 この電子メールは、電子メールで送信される状態レポートに送信者のアドレスとして表示されます。

      1. [SMTP サーバー名] に SMTP サーバーの名前を入力します。 (一部の SMTP サーバー名の一覧については、表 1 を参照してください。)

      2. [SMTP ポート] に、SMTP サーバーが電子メールの送受信に利用するポート番号を入力します。 (一部の SMTP サーバーに利用されるポート番号については表 1 を参照してください。)

      3. SMTP サーバーが SSL を利用する場合、[ このサーバーはセキュリティで保護された接続 (SSL) が必要 ] を選択します (表 1 参照)。

      4. SMTP サーバーがユーザー名とパスワードの情報を必要とする場合、[ このサーバーには認証が必要です ] を選択します (表 1 参照)。 このチェック ボックスを選択した場合、手順 4a で [送信元電子メール アドレス] フィールドに入力した電子メール アドレスのユーザー名とパスワードを入力し、[OK] をクリックします。

        注意

        SMTP サーバー名、ポート番号、SSL 利用はインターネット サービス プロバイダーから取得できます。

        注意

        マイクロソフトは SSL の利用を推奨しています。悪意のある第三者がサーバーの状態 (Windows の更新プログラムを適用していないなど) をレポートで知り、脆弱性の検出に利用する可能性があるためです。 SSL を有効にすると、データは暗号化された上で転送され、サーバーの脆弱性をさらす危険が減ります。

  5. 電子メールを有効にすると、[SMTP 設定の変更] リンクが表示されます。 [状態レポートをメールで送信する] という新しいタスクも [状態レポート タスク] に表示されます。

    表 1 SMTP サーバー名、認証と SSL 暗号化の要件、ポート番号

    SMTP Server (SMTP サーバー) SSL 必須 認証必須 ポート番号 アカウント名/ログイン名
    smtp.gmail.com はい はい 587 認証に必要なドメイン名とパスワードを完全電子メール アドレスに指定します。
    smtp.live.com はい はい 587 認証に必要なドメイン名とパスワードを完全電子メール アドレスに指定します。
    smtp.comcast.net はい いいえ 587 認証に必要なドメイン名とパスワードを完全電子メール アドレスに指定します。
    smtp.mail.yahoo.com いいえ はい 25 ユーザー名にドメイン名のない電子メール アドレスのみを指定します。
  6. [状態レポートの設定のカスタマイズ] の [状態レポートを次の電子メール受信者に自動的に送信する:] に、電子メールで状態レポートを受信する人の電子メール アドレスを入力します。 各電子メール アドレスはセミコロン (;) で区切ります。

  7. 電子メールで状態レポートを送信するように SMTP サーバーが正しく設定されていることを確認するには、ダッシュボードの [状態レポート] タブからレポートを選択し、タスク ウィンドウで [状態レポートをメールで送信する] クリックします。

コンピューターの潜在的アラート

このセクションでは、サーバーに接続されているコンピューターに関連し、コンピューターのスタート パッドに表示されるアラートについて理解し、管理する方法について説明します。

次の表は、お使いのコンピューターで該当する場合、生成し、アラート ビューアーに表示できるコンピューター アラートの一部をまとめたものです。

アラートのタイトル アラートの影響と解決
ネットワーク ファイアウォールの現在の状態では、このコンピューターの保護が弱くなります。 Windows ファイアウォールがオンになっていない場合、無許可のユーザーまたはソフトウェアがこのコンピューターにアクセスできる可能性があります。
ウイルス対策がオフになっているか、インストールされていないか、最新の定義ではありません。 [ウイルス防止] セキュリティ設定がオフになっているか、更新されていない場合、コンピューターのデータは危険にさらされています。 コンピューターを守るには、次の手順に従います。
スパイウェアと不要なソフトウェア対策がオフになっているか、インストールされていないか、最新の定義ではありません。 [スパイウェアと不要なソフトウェアの対策] がオフになっているか、更新されていない場合、コンピューターのデータは危険にさらされています。 コンピューターを守るには、次の手順に従います。
Windows Update がオフになっています。 Windows Update がオンになっていなければ、更新プログラムの新しく、修正された機能を活用できません。 Windows Update をオンにするには、アラート ビューアーで、[Windows Update を開く] をクリックします。

[Windows Update を開く] タスクが表示されていない場合、アラートが発生したコンピューターにログオンしていません。 アラート ビューアーでこのタスクを実行するには、アラートが発生したコンピューターにログオンする必要があります。
重要な更新プログラムをインストールする必要があります。 Windows Update がオンになっていなければ、更新プログラムの新しく、修正された機能を活用できません。 Windows Update をオンにするには、アラート ビューアーで、[Windows Update を開く] をクリックします。

[Windows Update を開く] タスクが表示されていない場合、アラートが発生したコンピューターにログオンしていません。 アラート ビューアーでこのタスクを実行するには、アラートが発生したコンピューターにログオンする必要があります。
コンピューターを再起動し、更新プログラムを適用します。 適用するまで、更新プログラムの新しく、修正された機能を活用できません。 データをすべて保存し、コンピューターを再起動して更新プログラムを適用します。
ハード ドライブの空き領域が少なくなっています。 利用できる領域がない場合、追加情報を保存できなくなります。 コンピューターの空き領域を増やすには、次の選択肢があります。

- 新しいハード ドライブを追加する

- [ディスク クリーンアップ] を実行し、古いファイルと一時ファイルを削除する

- 別のコンピューターの共有フォルダーにファイルを移動する

- CD、DVD、外付けハード ドライブなど、取り外し可能なメディアでファイルをアーカイブする
サーバーの [ファイル履歴] エージェントがこのコンピューターで実行されるように適切に設定されていません。 ファイル履歴バックアップは作成できません。
1 つ以上のサービスが実行されていません。
Windows パスワードを変更してください。
Microsoft Office 365 パスワードが Windows パスワードと同じではありません。

コンピューターを守るには

  1. セキュリティ センターを開きます。

  2. インストールされているウイルス対策の状態を判断します。

  3. 対策状態に基づき、次のタスクの 1 つを実行します。

    • 有効になっていない場合、有効にします。

    • 最新の状態ではない場合、シグネチャを更新するためのプロセスを完了します。

    • ウイルス対策がインストールされていない場合、インストールを検討します。

その他の参照情報