Azure Application Insights による Web アプリケーションのユーザー リテンション期間分析
Application Insights のリテンション期間機能を使用すると、アプリに戻るユーザーの数、およびそのユーザーが特定のタスクを実行したり目標を達成したりする頻度を分析できます。 たとえば、ゲームのサイトを運営する場合は、ゲームに負けた後にサイトに戻るユーザーの数と、勝った後に戻るユーザーの数を比較できます。 この知識は、ユーザー エクスペリエンスとビジネス戦略の強化に役立ちます。
はじめに
Application Insights ポータルのリテンション期間ツールにデータがまだ表示されていない場合は、利用状況ツールの使用方法を確認してください。
リテンション期間ブック
リテンション期間ブックを使用するには、Application Insights リソースで [使用状況]>[リテンション期間]>[Retention Analysis Workbook] (リテンション期間分析ブック) に移動します。 または [ブック] タブで、[Public Templates] (パブリック テンプレート) を選びます。 次に [使用状況] で [User Retention Analysis] (ユーザー リテンション期間の分析) を選びます。
ブックを使う
ブックの機能:
既定では、定義した期間に何かを実行して再び戻ってきた後、さらに何か他のことを実行したすべてのユーザーが表示されます。 各種のイベントを組み合わせることで、特定のユーザーのアクティビティを絞り込むことができます。
1 つ以上のフィルターをプロパティに追加するには、[フィルターの追加] を選びます。 たとえば、特定の国またはリージョンのユーザーに注目することができます。
[Overall Retention] (リテンション期間全体) グラフには、選んだ期間のユーザー リテンション期間の概要が表示されます。
グリッドには、保有されたユーザー数が表示されます。 各行は、表示された期間に選択したいずれかのイベントを実行したユーザーのコーホートを表します。 行の各セルは、そのコーホートの中で、その後の期間に 1 回以上戻ったユーザーの数を示しています。 ユーザーは複数の期間に戻ってくることがあります。
分析情報カードには、開始イベントの上位 5 つと、復帰イベントの上位 5 つが表示されます。 この情報から、リテンション期間レポートの理解を深めることができます。
ビジネス イベントを使用してリテンション期間を追跡する
最も役立つリテンション期間分析を行うには、重要なビジネス アクティビティを表すイベントを測定する必要があります。
詳細とコード例については、「カスタム ビジネス イベント」を参照してください。
詳細については、カスタム イベントの記述に関する記事を参照してください。