Visual Studio を使用して Azure クラウド サービス (延長サポート) を作成およびデプロイする

Visual Studio 2019 バージョン 16.9 (現在プレビュー段階) からは、Azure Resource Manager (ARM) を使用してクラウド サービスを操作できるようになっています。これにより、Azure リソースのメンテナンスと管理が大幅に簡素化、最新化されます。 これは、Cloud Services (延長サポート) と呼ばれる新しい Azure サービスによって実現されます。 既存のクラウド サービスを Cloud Services (延長サポート) に発行することができます。 この Azure サービスの詳細については、Cloud Services (延長サポート) に関するドキュメントを参照してください。

重要

Cloud Services (延長サポート) は現在、パブリック プレビュー段階です。 このプレビュー バージョンはサービス レベル アグリーメントなしで提供されています。運用環境のワークロードに使用することはお勧めできません。 特定の機能はサポート対象ではなく、機能が制限されることがあります。 詳しくは、Microsoft Azure プレビューの追加使用条件に関するページをご覧ください。

サブスクリプションに機能を登録する

Cloud Services (延長サポート) は現在、プレビュー段階です。 次のようにして、サブスクリプションに機能を登録します。

Register-AzProviderFeature -FeatureName CloudServices -ProviderNamespace Microsoft.Compute

詳細については、Cloud Services (延長サポート) のデプロイの前提条件に関する記事を参照してください。

プロジェクトの作成

Visual Studio には、Azure クラウド サービス (延長サポート) という名前の、延長サポート付きの Azure クラウド サービスを作成できるプロジェクト テンプレートが用意されています。 クラウド サービスは、シンプルな汎用 Azure サービスです。 プロジェクトを作成したら、Visual Studio でクラウド サービスを構成し、デバッグして、Azure にデプロイできます。

Visual Studio で Azure クラウド サービス (延長サポート) プロジェクトを作成するには

このセクションでは、Visual Studio で 1 つ以上の Web ロールを使用して Azure クラウド サービス プロジェクトを作成する手順について説明します。

  1. スタート ウィンドウで、[新しいプロジェクトの作成] を選択します。

  2. 検索ボックスに「クラウド」と入力し、 [Azure Cloud Service (extended support)]\(Azure クラウドサービス (延長サポート)\) を選択します。

    New Azure Cloud Service with extended support

  3. プロジェクト名を設定し、[作成] を選択します。

    Give the project a name

  4. [新しい Microsoft Azure クラウド サービス] ダイアログで、追加するロールを選択し、右矢印ボタンをクリックしてロールをソリューションに追加します。

    Select new Azure Cloud Service roles

  5. 追加したロールの名前を変更するには、[新しい Microsoft Azure クラウド サービス] ダイアログでそのロールの上にマウス ポインターを置き、コンテキスト メニューの [名前の変更] を選択します。 ロールを追加した後に、(ソリューション エクスプローラーで) ソリューション内でロールの名前を変更することもできます。

    Rename Azure Cloud Service role

Visual Studio の Azure プロジェクトは、ソリューション内のロール プロジェクトに関連付けられています。 また、プロジェクトには、サービス定義ファイルサービス構成ファイルが含まれます。

  • サービス定義ファイル - 必要なロール、エンドポイント、仮想マシンのサイズなど、アプリケーションのランタイム設定を定義します。
  • サービス構成ファイル - 実行されるロールのインスタンス数とロールに定義されている設定の値を構成します。

これらのファイルの詳細については、Visual Studio を使用した Azure クラウド サービスのロールの構成に関する記事をご覧ください。

クラウド サービスの発行

  1. Visual Studio で Azure クラウド サービス プロジェクトを開くか、新たに作成します。

  2. ソリューション エクスプローラーでそのプロジェクトを右クリックし、コンテキスト メニューの [発行] を選択します。

    Sign-in page

  3. アカウント - アカウント ドロップダウン リストでアカウントを選択するか、[アカウントの追加] を選択します。

  4. [サブスクリプションの選択] - デプロイに使用するサブスクリプションを選択します。 Cloud Services (延長サポート) のデプロイに使用するサブスクリプションには、ロールベースのアクセス制御 (RBAC) を使用して所有者または共同作成者のロールが割り当てられている必要があります。 ご自分のサブスクリプションにこれらのロールのいずれも含まれていない場合は、「ロールの割り当てを追加する手順」を参照して、先に進む前にこれを追加してしてください。

  5. [次へ] を選択して、 [設定] ページに移動します。

    Common Settings

  6. [クラウド サービス] - ドロップダウンを使用して既存のクラウド サービスを選択するか、 [新規作成] を選択してクラウド サービスを作成します。 クラウド サービスごとに、データ センターがかっこ内に表示されます。 クラウド サービスのデータ センターの場所は、ストレージ アカウントのデータ センターと同じ場所にすることをお勧めします。

    新しいクラウド サービスを作成することにした場合は、 [Create Cloud Service (extended support)]\(クラウド サービスの作成 (延長サポート)\) ダイアログが表示されます。 クラウド サービスに使用する場所とリソース グループを指定します。

    Create a Cloud Service with extended support

  7. [ビルド構成] - [デバッグ] または [リリース] を選択します。

  8. [サービス構成] - [クラウド] または [ローカル] を選択します。

  9. [ストレージ アカウント] - このデプロイに使用するストレージ アカウントを選択するか、 [新規作成] を選択してストレージ アカウントを作成します。 ストレージ アカウントごとに、リージョンがかっこ内に表示されます。 ストレージ アカウントのデータ センターの場所は、クラウド サービスのデータ センターと同じ場所 ([共通設定]) にすることをお勧めします。

    Azure ストレージ アカウントには、アプリケーション デプロイのパッケージが格納されます。 アプリケーションのデプロイ後、パッケージはストレージ アカウントから削除されます。

  10. [キー コンテナー] - このクラウド サービスのシークレットを格納するキー コンテナーを指定します。 これは、リモート デスクトップが有効になっているか、構成に証明書が追加されている場合に有効になります。

  11. [すべてのロールのリモート デスクトップを有効にする] - サービスにリモート接続できるようにする場合は、このオプションを選択します。 資格情報を指定するように求められます。

    Remote desktop settings

  12. [次へ] を選択して、 [診断設定] ページに移動します。

    Diagnostics settings

    診断を使用して、Azure クラウド サービス (または Azure 仮想マシン) のトラブルシューティングを行うことができます。 診断については、「Azure クラウド サービスおよび仮想マシン用の診断の構成」をご覧ください。 Application Insights については、「Application Insights とは何か?」をご覧ください。

  13. [次へ] を選択して [概要] ページに移動します。

    Summary

  14. [ターゲット プロファイル] - 選択した設定から発行プロファイルを作成できます。 たとえば、テスト環境用と運用環境用に 1 つずつプロファイルを作成できます。 このプロファイルを保存するには、[保存] アイコンをクリックします。 ウィザードでプロファイルが作成され、Visual Studio プロジェクトに保存されます。 プロファイル名を変更するには、[ターゲット プロファイル] の一覧を開き、[管理…] を選択します。

    Note

    発行プロファイルが Visual Studio のソリューション エクスプローラーに表示され、プロファイル設定が .azurePubxml という拡張子を持つファイルに書き込まれます。 設定は、XML タグの属性として保存されます。

  15. プロジェクトのデプロイのすべての設定を構成したら、ダイアログの下部にある [発行] をクリックします。 Visual Studio の [Azure アクティビティ ログ] 出力ウィンドウでプロセスの状態を監視できます。

お疲れさまでした。 これで、延長サポート クラウド サービス プロジェクトが Azure に発行されました。 同じ設定を使用して再度発行する場合は、発行プロファイルを再利用するか、この手順を繰り返して新しいプロファイルを作成します。

Azure リソースをクリーンアップする

このチュートリアルに従って作成した Azure リソースをクリーンアップするには、Azure portal にアクセスして [リソース グループ] を選択し、サービスの作成に使用したリソース グループを探して開き、 [リソース グループの削除] を選択します。

次のステップ

[発行] 画面の [構成] ボタンを使用して、継続的インテグレーション (CI) を設定します。 詳細については、「Azure Pipelines のドキュメント」を参照してください。