Azure Cosmos DB でのコンテナーコピージョブの作成と管理 (プレビュー)

[アーティクル]
11/22/2023

適用対象: NoSQL MongoDB Cassandra

コンテナーコピージョブは、Azure Cosmos DB アカウントにコンテナーのオフラインコピーを作成するのに役立ちます。

この記事では、Azure CLI コマンドを使用してコンテナーコピージョブを作成、監視、管理する方法について説明します。

前提条件

ポータルの Cloud Shell を使用して、コンテナーコピーコマンドを実行できます。コマンドをローカルで実行することもできます。Azure CLI がマシンにダウンロードおよびインストールされていることを確認してください。
現在、コンテナーコピーはこれらのリージョンでのみサポートされています。アカウントの書き込みリージョンがこの一覧に含まれていることを確認してください。
コンテナーコピーコマンドを含む Azure Cosmos DB プレビュー拡張機能をインストールします。
```
az extension add --name cosmosdb-preview
```

Note

Azure Cosmos DB アカウント間のコンテナーコピージョブは、NoSQL API アカウントでのみ使用できます。 Azure Cosmos DB アカウント内のコンテナーコピージョブは、NoSQL、MongoDB、Cassandra API アカウントで使用できます。

Azure Cosmos DB アカウント内にデータをコピーするコンテナーコピージョブを作成する

シェル変数を設定する

最初に、個々のスクリプトで使用されるすべての変数を設定します。

$destinationRG = "<destination-resource-group-name>"
$sourceAccount = "<cosmos-source-account-name>"
$destinationAccount = "<cosmos-destination-account-name>"
$jobName = ""
$sourceDatabase = ""
$sourceContainer = ""
$destinationDatabase = ""
$destinationContainer = ""

コンテナーコピージョブを作成する

NoSQL 用 API アカウント

Azure Cosmos DB の NoSQL 用 API アカウント内にコンテナーをコピーするジョブを作成します。

az cosmosdb copy create `
    --resource-group $destinationRG `
    --job-name $jobName `
    --dest-account $destinationAccount `
    --src-account $sourceAccount `
    --dest-nosql database=$destinationDatabase container=$destinationContainer `
    --src-nosql database=$sourceDatabase container=$sourceContainer

Cassandra 用 API アカウント

Azure Cosmos DB の Cassandra 用 API アカウント内にコンテナーをコピーするジョブを作成します。

az cosmosdb copy create `
    --resource-group $destinationRG `
    --job-name $jobName `
    --dest-account $destinationAccount `
    --src-account $sourceAccount `
    --dest-cassandra keyspace=$destinationKeySpace table=$destinationTable `
    --src-cassandra keyspace=$sourceKeySpace table=$sourceTable

MongoDB 用 API アカウント

Azure Cosmos DB の MongoDB 用 API アカウント内にコンテナーをコピーするジョブを作成します。

az cosmosdb copy create `
    --resource-group $destinationRG `
    --job-name $jobName `
    --dest-account $destinationAccount `
    --src-account $sourceAccount `
    --dest-mongo database=$destinationDatabase collection=$destinationCollection `
    --src-mongo database=$sourceDatabase collection=$sourceCollection

注意

--job-name は、アカウント内のジョブごとに一意である必要があります。

Azure Cosmos DB アカウントでデータをコピーするコンテナーコピージョブを作成する

シェル変数を設定する

最初に、個々のスクリプトで使用されるすべての変数を設定します。

$sourceSubId = "<source-subscription-id>" 
$destinationSubId = "<destination-subscription-id>" 
$sourceAccountRG = "<source-resource-group-name>"
$destinationAccountRG = "<destination-resource-group-name>"
$sourceAccount = "<cosmos-source-account-name>"
$destinationAccount = "<cosmos-destination-account-name>"
$jobName = ""
$sourceDatabase = ""
$sourceContainer = ""
$destinationDatabase = ""
$destinationContainer = ""

読み取りアクセス許可を割り当てる

あるアカウントのコンテナーから別のアカウントのコンテナーにデータをコピーしている間。コピー操作を実行するには、ソースコンテナーの読み取りアクセスをコピー先アカウントの ID に付与する必要があります。次の手順に従って、必要な読み取りアクセス許可をコピー先アカウントに割り当てます。

システムマネージド ID の使用

変換先サービスのコンテキストを設定する
```
az account set --subscription $destinationSubId
```

コピー先アカウントにシステム ID を追加する

$identityOutput = az cosmosdb identity assign -n $destinationAccount -g $destinationAccountRG
$principalId = ($identityOutput | ConvertFrom-Json).principalId

コピー先アカウントで既定の ID を設定する

az cosmosdb update -n $destinationAccount -g $destinationAccountRG --default-identity="SystemAssignedIdentity"

変換元サービスのコンテキストを設定する
```
az account set --subscription $sourceSubId
```

コピー先アカウントにロールの割り当てを追加する

# Read-only access role
$roleDefinitionId = "00000000-0000-0000-0000-000000000001" 
az cosmosdb sql role assignment create --account-name $sourceAccount --resource-group $sourceAccountRG --role-definition-id $roleDefinitionId --scope "/" --principal-id $principalId

変換先サービスのコンテキストをリセットする
```
az account set --subscription $destinationSubId
```

ユーザー割り当てマネージド ID の使用

ユーザー割り当てマネージド ID の変数を割り当てる

$userAssignedManagedIdentityResourceId = "<CompleteResourceIdOfUserAssignedManagedIdentity>"

変換先サービスのコンテキストを設定する
```
az account set --subscription $destinationSubId
```

コピー先アカウントでユーザー割り当てマネージド ID を追加する

$identityOutput = az cosmosdb identity assign -n $destinationAccount -g $destinationAccountRG --identities $userAssignedManagedIdentityResourceId
$principalId = ($identityOutput | ConvertFrom-Json).userAssignedIdentities.$userAssignedManagedIdentityResourceId.principalId

コピー先アカウントで既定の ID を設定する

az cosmosdb update -n $destinationAccount -g $destinationAccountRG --default-identity=UserAssignedIdentity=$userAssignedManagedIdentityResourceId

変換元サービスのコンテキストを設定する
```
az account set --subscription $sourceSubId
```

コピー先アカウントにロールの割り当てを追加する

$roleDefinitionId = "00000000-0000-0000-0000-000000000001"  # Read-only access role
az cosmosdb sql role assignment create --account-name $sourceAccount --resource-group $sourceAccountRG --role-definition-id $roleDefinitionId --scope "/" --principal-id $principalId

変換先サービスのコンテキストをリセットする
```
az account set --subscription $destinationSubId
```

コンテナーコピージョブを作成する

NoSQL 用 API アカウント

az cosmosdb copy create `
    --resource-group $destinationAccountRG `
    --job-name $jobName `
    --dest-account $destinationAccount `
    --src-account $sourceAccount `
    --dest-nosql database=$destinationDatabase container=$destinationContainer `
    --src-nosql database=$sourceDatabase container=$sourceContainer

コンテナーコピージョブの管理

コンテナーコピージョブの進行状況を監視する

コピージョブの進行状況と状態を表示します。

az cosmosdb copy show `
    --resource-group $destinationAccountRG `
    --account-name $destinationAccount `
    --job-name $jobName

アカウントで作成されたすべてのコンテナーコピージョブを一覧表示する

アカウントで作成されたすべてのコンテナーコピージョブを一覧表示するには:

az cosmosdb copy list `
    --resource-group $destinationAccountRG `
    --account-name $destinationAccount

コンテナーコピージョブを一時停止する

進行中のコンテナーコピージョブを一時停止するには、次のコマンドを使用できます。

az cosmosdb copy pause `
    --resource-group $destinationAccountRG `
    --account-name $destinationAccount `
    --job-name $jobName

コンテナーコピージョブを再開する

進行中のコンテナーコピージョブを再開するには、次のコマンドを使用できます。

az cosmosdb copy resume `
    --resource-group $destinationAccountRG `
    --account-name $destinationAccount `
    --job-name $jobName

コンテナーコピージョブをキャンセルする

進行中のコンテナーコピージョブをキャンセルするには、次のコマンドを使用できます。

az cosmosdb copy cancel `
    --resource-group $destinationAccountRG `
    --account-name $destinationAccount `
    --job-name $jobName

コンテナーコピーの問題についてサポートを受ける

コンテナーコピーに関する問題については、Azure portal から新しいサポートリクエストを作成してください。 [問題の種類] を [データ移行] に、[問題のサブタイプ] を [コンテナーコピー] に設定します。

次のステップ

コンテナーコピージョブの詳細については、コンテナーコピージョブに関するページを参照してください。

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シェル変数を設定する

読み取りアクセス許可を割り当てる

コンテナーコピージョブを作成する

コンテナーコピージョブの管理

コンテナーコピージョブの進行状況を監視する

アカウントで作成されたすべてのコンテナーコピージョブを一覧表示する

コンテナーコピージョブを一時停止する

コンテナーコピージョブを再開する

コンテナーコピージョブをキャンセルする

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