VMware ディザスター リカバリーのレプリケーション ポリシーの構成と管理

この記事では、Azure Site Recovery を使用して VMware VM を Azure に レプリケートする場合の、レプリケーション ポリシーの構成方法について説明します。

ポリシーの作成

  1. [管理]>[Site Recovery インフラストラクチャ] を選択します。
  2. [For VMware and Physical machines (VMware と物理マシン用)] で、 [レプリケーション ポリシー] を選択します。
  3. [+ レプリケーション ポリシー] をクリックし、ポリシー名を指定します。
  4. [RPO しきい値] で、RPO の制限を指定します。 継続的なレプリケーションがこの制限を超えると、アラートが生成されます。
  5. [復旧ポイントのリテンション期間] で、各復旧ポイントのリテンション期間の長さ (日数単位) を指定します。 保護されたマシンは、このリテンション期間内のどのポイントにでも復旧できます。 最大 15 日間のリテンション期間がサポートされます。
  6. [アプリ整合性スナップショットの頻度] では、アプリ整合性スナップショットの頻度を有効にして、アプリケーション整合性スナップショットを作成する頻度を 0 から 12 (時間) の間で入力できます。
  7. [OK] をクリックします。 30 ~ 60 秒でポリシーが作成されます。

レプリケーション ポリシーを作成すると、対応するフェールバック ポリシーが自動的に作成され、サフィックス "failback" が付けられます。 ポリシーを作成した後は、そのポリシー >[設定の編集] を選択することで、それを編集できます。

Note

ポリシーの復旧ポイントのリテンション期間を長くすると、より多くの復旧ポイントを保存する必要が生じ、ストレージ コストに影響する可能性があります。

構成サーバーを関連付ける

レプリケーション ポリシーをオンプレミスの構成サーバーに関連付けます。

  1. レプリケーション ポリシーを選択します。

    レプリケーション ポリシーの一覧表示。

  2. [関連付け] をクリックします。

    構成サーバーの関連付け。

  3. 構成サーバーを選択します。

    構成サーバーの選択。

  4. [OK] をクリックします。 1 ~ 2 分で構成サーバーが関連付けられます。

    構成サーバーの関連付け。

ポリシーを編集する

レプリケーション ポリシーは、作成後に変更できます。

  • ポリシーの変更は、そのポリシーを使用するすべてのマシンに適用されます。
  • レプリケートされたマシンを別のレプリケーション ポリシーに関連付ける場合は、関連するマシンの保護を無効にしてから、再度有効にする必要があります。

次のようにポリシーを編集します。

  1. [管理]>[Site Recovery インフラストラクチャ]>[レプリケーション ポリシー] を選択します。
  2. 変更するレプリケーション ポリシーを選択します。
  3. [設定の編集] をクリックし、必要に応じて RPO しきい値/復旧ポイントのリテンション時間/アプリ整合性スナップショットの頻度の各フィールドを更新します。
  4. アプリケーション整合性ポイントの生成をオフにするには、 [アプリ整合性スナップショットの頻度] フィールドのドロップダウンで "Off" 値を選択します。
  5. [保存] をクリックします。 30 ~ 60 秒でポリシーが更新されます。

レプリケーション ポリシーの関連付け解除と削除

  1. レプリケーション ポリシーを選択します。 a. 構成サーバーからポリシーの関連付けを解除するには、まずレプリケートされたマシンでそのポリシーが使用されていないことを確認します。 その後、 [関連付けの解除] をクリックします。 b. ポリシーを削除するには、まずそのポリシーが構成サーバーに関連付けられていないことを確認します。 その後、 [削除] をクリックします。 削除には 30 ~ 60 秒かかります。
  2. [OK] をクリックします。