仮想マシンの自動シャットダウン

このチュートリアルでは、Azure で仮想マシン (VM) を自動的にシャットダウンする方法について説明します。 Azure VM の自動シャットダウン機能は、必要のないオフ時間帯に VM をシャットダウンし、再び必要になったら自動的に再起動することで、コストを削減するのに役立ちます。

仮想マシンの自動シャットダウンを構成する

ポータル

Azure portal にサインインします。

1. Azure portal で、自動シャットダウンを構成する仮想マシンに移動します。
2. 仮想マシンの詳細ページで、[操作] セクションの [自動シャットダウン] を選びます。
3. [自動シャットダウン] 構成画面で、スイッチを [オン] に切り替えます。
4. 仮想マシンをシャットダウンする時刻を設定します。
5. [保存] を選んで自動シャットダウンの構成を保存します。

Azure CLI

Azure CLI を使って 1 台の仮想マシンの自動シャットダウンを構成するには、次のスクリプトを使用できます。

# Set the resource group name, VM name, and shutdown time
RESOURCE_GROUP_NAME="myResourceGroup"
VM_NAME="myVM"  # Add your VM's name here
SHUTDOWN_TIME="18:00"

# Prompt the user to choose whether to auto-restart or leave the machines off
echo "Do you want to auto-restart the machine? (y/n)"
read RESTART_OPTION

# Set the auto-shutdown and auto-start properties based on the user's choice
if [ "$RESTART_OPTION" == "y" ]; then
  AUTO_SHUTDOWN="true"
  AUTO_START="true"
else
  AUTO_SHUTDOWN="true"
  AUTO_START="false"
fi

# Set the auto-shutdown and auto-start properties for the VM
az vm auto-shutdown -g $RESOURCE_GROUP_NAME -n $VM_NAME --time $SHUTDOWN_TIME

if [ "$AUTO_START" == "true" ]; then
  az vm restart -g $RESOURCE_GROUP_NAME -n $VM_NAME --no-wait
fi

Azure CLI を使って複数の仮想マシンの自動シャットダウンを構成するには、次のスクリプトを使用できます。

# Set the resource group name and shutdown time
RESOURCE_GROUP_NAME="myResourceGroup"
SHUTDOWN_TIME="18:00"

# Prompt the user to choose whether to auto-restart or leave the machines off
echo "Do you want to auto-restart the machines? (y/n)"
read RESTART_OPTION

# Set the auto-shutdown and auto-start properties based on the user's choice
if [ "$RESTART_OPTION" == "y" ]; then
  AUTO_SHUTDOWN="true"
  AUTO_START="true"
else
  AUTO_SHUTDOWN="true"
  AUTO_START="false"
fi

# Loop through all VMs in the resource group and set the auto-shutdown and auto-start properties
for VM_ID in $(az vm list -g $RESOURCE_GROUP_NAME --query "[].id" -o tsv); do
  az vm auto-shutdown --ids $VM_ID --time $SHUTDOWN_TIME
  az vm restart --ids $VM_ID --no-wait
done

上のスクリプトでは、az vm auto-shutdown と az vm restart コマンドを使って、指定したリソース グループ内のすべての VM の auto-shutdown と restart プロパティを設定しています。 --ids オプションは ID で VM を指定するために使われ、--time と --auto-start-enabled オプションは、それぞれ、自動シャットダウンと自動開始のプロパティを設定するために使われます。

どちらのスクリプトでも、マシンを自動的に再起動するか、手動で再起動するまでオフのままにするかを、選択するように求められます。 選択は、VM の --auto-shutdown-enabled プロパティを設定するために使われます。

リソースをクリーンアップする

仮想マシンが不要になった場合は、次の手順で削除します。

1. 左側で仮想マシンの [概要] ページに移動します
2. 上部中央のオプションから [削除] を選びます。
3. 画面の指示に従って仮想マシンを削除します。

仮想マシンの削除方法について詳しくは、VM の削除に関する記事をご覧ください。

次のステップ

VM のサイズとサイズ変更方法を理解します。

• 仮想マシンのサイズの種類。
• 仮想マシンのサイズを変更する。