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BizTalk Serverでパイプライン追跡を構成する

BizTalk Server管理を使用して、パイプラインの追跡を構成します。 追跡は、トラブルシューティングと監査のために構成できます。 メッセージ プロパティ、ポート イベント、およびメッセージ イベントを表示できます。 メッセージのメッセージ イベントおよびポート イベントも追跡できます。

BizTalk Serverに含まれる既定のパイプラインの 1 つ、または BizTalk アプリケーションにデプロイされたカスタム パイプラインの追跡を構成できます。 構成する追跡の設定は、パイプラインのすべてのインスタンスに適用されます。

重要

パイプラインの追跡を構成することはできますが、パイプラインを使用するすべてのポートに対してデータがグローバルに収集されるため、大量のデータが生成されます。 代わりに、「送信ポートの追跡の構成」および「受信ポートの 追跡の構成」 の説明に従って、送受信ポートで 追跡を構成することをお勧めします。

BizTalk Serverのメッセージ イベントとサービス インスタンス追跡機能の詳細については、「追跡されたメッセージとインスタンス データの表示」を参照してください。

前提条件

BizTalk Server Administrators グループのメンバーであるアカウントでサインインします。 アクセス許可の詳細については、「 BizTalk アプリケーションの展開と管理に必要なアクセス許可」を参照してください。

パイプライン追跡を有効にする

  1. [BizTalk Server管理] で、パイプラインを含む BizTalk グループを展開します。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • 既定の BizTalk パイプラインの 1 つに対して追跡を構成するには、[すべての成果物] を展開 <します>。

    • BizTalk アプリケーションに展開されたカスタム パイプラインの追跡を構成する場合は、パイプラインが含まれているアプリケーションを展開します。

  3. [パイプライン] フォルダー 選択し、パイプラインを右クリックして、[ 追跡] を選択します。

    Note

    複数のパイプラインの追跡を一度に構成するには、Shift キーを押しながら、構成する各パイプラインを選択し、いずれかのパイプラインを右クリックして、[ 追跡] を選択します。

  4. 次の詳細を使用して、必要な追跡オプションを構成し、[ OK] を 選択して変更を保存します。

    プロパティ 目的
    [イベントの追跡] - [ポートの開始イベントおよび終了イベント] インスタンスの開始と終了のみを追跡します。 [詳細] には、項目名、アセンブリ、および他のメタデータが含まれます。
    [イベントの追跡] - [メッセージの送信イベントおよび受信イベント] メッセージの送受信イベントを追跡します。 ポートの開始イベントと終了イベントが選択されている場合にのみ使用できます。
    [メッセージ本文の追跡] - [パイプライン処理前のメッセージ] URL や昇格されたプロパティなどのメタデータを保持するパイプラインによって受信されたメッセージ本文を保存して追跡します。 パイプラインが受信パイプラインの場合、このメッセージ本文は、トランスポート コンポーネントからパイプラインに送信される時点の未処理のメッセージです。 アプリケーションによっては、メッセージは暗号化、署名、またはエンコードされていることがあります。 BizTalk マップを使用するときに、これが受信パイプラインである場合は、追跡は受信マップが処理された後で行われます。

    メッセージの送受信イベントが選択されている場合にのみ使用できます。
    [メッセージ本文の追跡] - [パイプライン処理後のメッセージ] URL や昇格されたプロパティなどのメタデータを保持するパイプラインによって送信されるメッセージ本文を保存して追跡します。 パイプラインが受信パイプラインの場合、このメッセージ本文は、メッセージ ボックス データベースに送信される時点の処理済みのメッセージです。アプリケーションによっては XML 形式である場合があります。 BizTalk マップを使用するときに、これが送信パイプラインである場合は、追跡は送信マップが処理される前に行われます。

    メッセージの送受信イベントが選択されている場合にのみ使用できます。

参照

パイプラインの管理