XDocument インターフェイス

定義

フォームの基になる XML ドキュメントを表します。

public interface class XDocument : Microsoft::Office::Interop::InfoPath::SemiTrust::_XDocument2
[System.Runtime.InteropServices.Guid("096cd6a8-0786-11d1-95fa-0080c78ee3bb")]
public interface XDocument : Microsoft.Office.Interop.InfoPath.SemiTrust._XDocument2
type XDocument = interface
    interface _XDocument2
    interface _XDocument
Public Interface XDocument
Implements _XDocument2
属性
実装

フォームのソース XML データは、XDocument オブジェクトのプロパティを介してDOMアクセスされる XML ドキュメント オブジェクト モデル (DOM) の形式をとります。 XDocument オブジェクトが提供する他のプロパティを使用すると、フォームおよび基になる XML ドキュメントについての情報を取得することもできます。 たとえば、次のコードでは、 プロパティを使用して IsDirty フォーム内のデータが変更されたかどうかを確認します。

if (thisXDocument.IsDirty)
{
   thisXDocument.UI.Alert("Form has been changed.");
}
else
{
   thisXDocument.UI.Alert("Form has not been changed.");
}

フォームおよび基になる XML ドキュメントについての情報の取得に加えて、XDocument オブジェクトでは、印刷、保存、送信など、フォームに対して使用できるさまざまなメソッドも提供されています。 さらに、多くのイベントも提供されており、これらを使用すると、フォームの読み込み、ビューの切り替え、結合操作など、フォーム レベルで発生するさまざまなアクションに対応できます。

XDocument オブジェクトの使用方法に関する他のサンプルについては、以下を参照してください。

方法: アプリケーション データにアクセスする (InfoPath 2003 オブジェクト モデル)。

注釈

この型は、COM の相互運用性を得るためにマネージ コードが必要とするコクラスのラッパーです。 この型を使用して、このコクラスによって実装される COM インターフェイスにアクセスします。 COM インターフェイスの詳細については、そのメンバーの説明へのリンクを参照してください_XDocument2

_XDocument2 インターフェイスのメンバーを使用すると、InfoPath 2003 との互換性が提供されます。 プロパティなどのMicrosoft InfoPath 2010で XDocument オブジェクト モデルに追加された新しいメンバーをPermission使用するには、XDocument オブジェクトを_XDocument3型にキャストする必要があります。 詳細については、「[方法] InfoPath 2003 と互換性のないオブジェクト モデルのメンバーを使用する方法」を参照してください。

XDocument オブジェクトは InfoPath オブジェクト モデルの主要なオブジェクトであり、フォームのソース XML データをプログラムによって対話処理および操作するために使用できるプロパティ、メソッド、およびイベントを提供します。

XDocument オブジェクトにはコレクションをXDocumentsCollection使用してアクセスできますが、ほとんどの場合、コレクションを経由せずにマネージド コード プロジェクトの _Startup メソッドでインスタンス化された thisXDocument 変数からアクセスします。

フォームのソース XML データは、 プロパティを介してアクセスされる XML ドキュメント オブジェクト モデル (DOM) の形式を DOM とります。 XDocument オブジェクトが提供する他のプロパティを使用すると、フォームおよび基になる XML ドキュメントについての情報を取得することもできます。 また、印刷、保存、送信など、フォームに対して使用できるメソッドも提供されています。 さらに、XDocument オブジェクトは多くのイベントも提供しており、これらを使用すると、フォームの読み込み、ビューの切り替え、結合操作など、フォーム レベルで発生するさまざまなアクションに対応できます。

XDocument オブジェクトにアクセスする

XDocument オブジェクトには、InfoPath オブジェクト モデル内のさまざまな場所でアクセスできます。 次の表は、XDocument オブジェクトを使用できる場所をまとめたものです。

XDocumentsCollection から Applicationアクセスされます。 含まれている XDocument オブジェクトにアクセスするための機能を提供Item[Object]します。
DataDOMEventObject XML DOM の変更中にソース XML データにアクセスするための機能を提供 XDocument します。
DocActionEventObject フォーム領域のボタンクリック中にソース XML データにアクセスするための機能を提供 XDocument します。
DocEventObject 切り替えビューまたはフォームのマージ操作中にソース XML データにアクセスするための機能を提供 XDocument します。
DocReturnEventObject フォームの読み込みまたは送信中にソース XML にアクセスするための機能を提供 XDocument します。
VersionUpgradeEventObject バージョンアップグレード操作中にソース XML にアクセスするための機能を提供 XDocument します。
WindowObject ウィンドウに関連付けられている XDocument オブジェクトへのアクセスを提供XDocumentします。

プロパティ

DataAdapters

フォームに関連付けられているコレクションへの DataAdaptersCollection 参照を取得します。

(継承元 _XDocument2)
DataObjects

フォームに関連付けられているコレクションへの DataObjectsCollection 参照を取得します。

(継承元 _XDocument2)
DOM

XML ドキュメント オブジェクト モデル (DOM) 形式でフォームの基になる XML ドキュメントへの参照を取得します。

(継承元 _XDocument2)
Errors

フォームに関連付けられている への ErrorsCollection 参照を取得します。

(継承元 _XDocument2)
Extension

グローバル スクリプト オブジェクトへの参照を取得します。グローバル スクリプト オブジェクトとは、フォームのプライマリ フォーム コード ファイルに含まれている関数およびグローバル変数を公開しているオブジェクトのことです。

(継承元 _XDocument2)
IsDirty

フォームのデータが最後に保存されてから変更されたかどうかを示す値を取得します。

(継承元 _XDocument2)
IsDOMReadOnly

フォームの基になる XML ドキュメント内のデータが読み取り専用状態にあるかどうかを示す値を取得します。

(継承元 _XDocument2)
IsNew

新規に作成したフォームが保存されたかどうかを示す値を取得します。

(継承元 _XDocument2)
IsReadOnly

フォームが読み取り専用モードになっているかどうかを示す値を取得します。

(継承元 _XDocument2)
IsRecovered

フォームが最後に保存されたのが自動保存操作によるものかどうかを示す値を取得します。

(継承元 _XDocument2)
IsSigned

フォームがデジタル署名を使用してデジタル署名されているかどうかを示す値を取得します。

(継承元 _XDocument2)
Language

フォームの既定の言語コードを取得または設定します。

(継承元 _XDocument2)
QueryAdapter

フォームに関連付けられているデータ アダプター オブジェクトへの参照を取得します。

(継承元 _XDocument2)
Role

ユーザーの現在のロールを取得または設定します。

(継承元 _XDocument2)
SignedDataBlocks

オブジェクトに関連付けられているコレクションへの SignedDataBlocksCollection 参照を XDocument 取得します。

(継承元 _XDocument2)
Solution

フォームに関連付けられているオブジェクトへの SolutionObject 参照を取得します。

(継承元 _XDocument2)
UI

オブジェクトへの参照を UIObject 返します。

(継承元 _XDocument2)
URI

フォームの Uniform Resource Identifier (URI) を取得します。

(継承元 _XDocument2)
Util

オブジェクトへの参照を UtilObject 取得します。

(継承元 _XDocument2)
View

フォームに関連付けられている への ViewObject 参照を取得します。

(継承元 _XDocument2)
ViewInfos

フォームに関連付けられているコレクションへの ViewInfosCollection 参照を取得します。

(継承元 _XDocument2)

メソッド

CreateDOM()

XML ドキュメント オブジェクト モデル (DOM) の新しいインスタンスをメモリに作成します。

(継承元 _XDocument2)
GetDataVariable(Int32)

指定の変数の値を取得します。この変数は、フォームの基になる XML ドキュメントに処理命令属性として格納されている定義済みの変数です。

(継承元 _XDocument2)
GetDOM(String)

オブジェクトに関連付けられている指定した DataSourceObject オブジェクトの XML ドキュメント オブジェクト モデル (DOM) への参照を XDocument 取得します。

(継承元 _XDocument2)
GetNamedNodeProperty(Object, String, String)

指定した XML ノードの名前付きプロパティの値を取得します。このノードは、メイン データ ソースの nonattribute ノードである必要があります。

(継承元 _XDocument2)
ImportDOM(IXMLDOMDocument)

現在のフォームに指定された XML データをインポートします。

(継承元 _XDocument2)
ImportFile(String)

現在のフォームに指定のフォームをインポートします。

(継承元 _XDocument2)
PrintOut()

フォームのアクティブ ビューに対応するウィンドウに表示されるのと同じになるように、フォームの内容を印刷します。

(継承元 _XDocument2)
Query()

フォームに関連付けられたデータ アダプター オブジェクトからデータを取得して、フォームの基になる XML ドキュメント オブジェクト モデル (DOM) に格納します。

(継承元 _XDocument2)
Save()

現在関連付けられている Uniform Resource Locator (URL) にフォームを保存します。

(継承元 _XDocument2)
SaveAs(String)

指定した Uniform Resource Locator (URL) にフォームを保存します。

(継承元 _XDocument2)
SetDataVariable(Int32, String)

フォームの基になる XML ドキュメントに処理命令属性として格納されている定義済みの変数の値を設定します。

(継承元 _XDocument2)
SetDirty(Boolean)

最後に IsDirty 保存されてからフォーム内のデータが変更されたかどうかを示す オブジェクトのプロパティ XDocument を設定します。

(継承元 _XDocument2)
SetNamedNodeProperty(IXMLDOMNode, String, String)

指定の XML ノードの名前付きプロパティの値を設定します。このノードは、メイン データ ソースの nonattribute ノードである必要があります。

(継承元 _XDocument2)
Submit()

フォームで定義済みの送信処理を実行します。

(継承元 _XDocument2)

適用対象