ReliableSessionBindingElement.MaxTransferWindowSize プロパティ

定義

送信バッファーまたは受信バッファーに存在できるメッセージの最大数を取得または設定します。

public:
 property int MaxTransferWindowSize { int get(); void set(int value); };
public int MaxTransferWindowSize { get; set; }
member this.MaxTransferWindowSize : int with get, set
Public Property MaxTransferWindowSize As Integer

プロパティ値

バッファーに格納できるメッセージの最大数。 最小値は 1、最大値は 4096、既定値は 32 です。

例外

設定されている値が、0 以下か、または 4096 を超えています。

注釈

MaxTransferWindowSize プロパティの値は、送信側と受信側の両方で設定できます。 この値は WSDL のバインド ポリシーに含まれているため、 ServiceModel メタデータ ユーティリティ ツール (Svcutil.exe) を使用してクライアントを構築する場合、その値は同じです。 ツールを使用しない場合は、クライアントに対して設定した値が有効になります。

送信側でこの制限に達すると、それ以上の送信の呼び出しはブロックされます。 受信側でこの制限に達すると、基になっているチャネルに到着する新しいメッセージは受け入れられません。

信頼できるセッションは、ネットワークの使用率を改善するためにウィンドウ プロトコルを使用します。 必要なバッファーの量は、送信ウィンドウのサイズから直接導出されます。 この値を調節するときは、最適な送信ウィンドウが帯域幅と待ち時間に直接、関係することに注意してください。 理想的な最大ウィンドウ サイズは、帯域幅に待ち時間を掛けた値です。 値がこれより小さいと、ネットワークの利用率が 100% 未満になり、これより大きいと、領域が無駄になるだけです。

適用対象