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方法: アセンブリをグローバル アセンブリ キャッシュにインストールする

注意

この記事は .NET Framework に固有のものです。 .NET 6 以降のバージョンを含めて、.NET の新しい実装には適用されません。

グローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) には、複数のアプリケーションで共有されるアセンブリが格納されています。 次のコンポーネントのいずれかを使用して、アセンブリをグローバル アセンブリ キャッシュにインストールします。

重要

グローバル アセンブリ キャッシュにインストールできるのは、厳密な名前のアセンブリだけです。 厳密な名前付きのアセンブリを作成する方法については、「方法:厳密な名前でアセンブリに署名する」を参照してください。

Windows インストーラー

アセンブリをグローバル アセンブリ キャッシュに追加するための推奨する方法は、Windows インストーラー(Windows インストール エンジン) です。 Windows インストーラーを使用すると、グローバル アセンブリ キャッシュ内のアセンブリの参照カウントが示されるなどの利点があります。 Windows インストーラー用のインストーラー パッケージを作成するには、Visual Studio 2017 用 WiX Toolset 拡張機能を使用します。

グローバル アセンブリ キャッシュ ツール

.NET グローバル アセンブリ キャッシュ ユーティリティ (gacutil.exe) を使用して、アセンブリをグローバル アセンブリ キャッシュに追加したり、グローバル アセンブリ キャッシュの内容を表示したりできます。

注意

Gacutil.exe は、開発のみを目的としています。 これは運用環境のアセンブリをグローバル アセンブリ キャッシュにインストールするのには使用しないでください。

gacutil.exe を使用して GAC にアセンブリをインストールするための構文は、次のとおりです。

Windows コマンド プロンプト
gacutil -i <assembly name>

このコマンドの <assembly name> は、グローバル アセンブリ キャッシュにインストールされるアセンブリの名前です。

システム パスに gacutil.exe がない場合は、Visual Studio 開発者コマンド プロンプトまたは Visual Studio Developer PowerShell を使用します。

ファイル名 hello.dll のアセンブリをグローバル アセンブリ キャッシュにインストールする例を次に示します。

Windows コマンド プロンプト
gacutil -i hello.dll

注意

以前のバージョンの .NET Framework では、Windows のシェル拡張機能である Shfusion.dll により、ファイル エクスプローラーにアセンブリをドラッグしてインストールすることができました。 .NET Framework 4 以降では、Shfusion.dll は廃止されました。

関連項目