プロパティ パターンを簡略化します (IDE0170)

プロパティ
ルール ID IDE0170
タイトル プロパティ パターンを簡略化する
カテゴリ スタイル
Subcategory 言語規則 (パターン マッチング設定)
該当言語 C#
[オプション] csharp_style_prefer_extended_property_pattern

概要

このスタイル規則では、プロパティ パターンで入れ子になったパターンの使用に対し、フラグを設定します。 入れ子になったパターンを簡略化して、入れ子になったメンバーの参照にプロパティ サブパターンを使用する拡張プロパティ パターンを使用できます。 拡張プロパティ パターンにより、コードの読みやすさが向上します。

オプション

オプションでは、規則を適用する動作を指定します。 オプションの構成の詳細については、「オプションの書式」を参照してください。

csharp_style_prefer_extended_property_pattern

プロパティ 説明
オプション名 csharp_style_prefer_extended_property_pattern
オプションの値 true 拡張プロパティ パターンを優先します。
false ルールを無効にします。
既定のオプションの値 true

public record Point(int X, int Y);
public record Segment(Point Start, Point End);

// Violates IDE0170.
static bool IsEndOnXAxis(Segment segment) =>
    segment is { Start: { Y: 0 } } or { End: { Y: 0 } };

// Fixed code.
static bool IsEndOnXAxis(Segment segment) =>
    segment is { Start.Y: 0 } or { End.Y: 0 };

警告を抑制する

単一の違反だけを抑制する場合は、ソース ファイルにプリプロセッサ ディレクティブを追加して無効にしてから、規則を再度有効にします。

#pragma warning disable IDE0170
// The code that's violating the rule is on this line.
#pragma warning restore IDE0170

ファイル、フォルダー、またはプロジェクトのルールを無効にするには、構成ファイルでその重要度を none に設定します。

[*.{cs,vb}]
dotnet_diagnostic.IDE0170.severity = none

すべてのコード スタイル規則を無効にするには、構成ファイルでカテゴリ Style の重要度を none に設定します。

[*.{cs,vb}]
dotnet_analyzer_diagnostic.category-Style.severity = none

詳細については、「コード分析の警告を抑制する方法」を参照してください。

関連項目