Application.DDEInitiate メソッド (Access)

DDEInitiate 関数を使用して、別のアプリケーションとの動的データ交換 (DDE) 会話を開始します。 DDEInitiate 関数は、DDE サーバーとクライアント アプリケーションの間でデータを転送するための DDE チャネルを開きます。

構文

DDEInitiate (アプリケーショントピック)

expressionApplication オブジェクトを 表す変数。

パラメーター

名前 必須 / オプション データ型 説明
Application 必須 String DDE 変換をサポートしているアプリケーションを識別する文字列式です。 通常、 application 引数は、Microsoft Excel などの Microsoft Windows ベースのアプリケーションの.exe ファイルの名前 (.exe拡張子なし) です。
トピック 必須 String アプリケーション引数によって認識されるトピックの名前である文字列式。 指定できるトピックの一覧については、そのアプリケーションのマニュアルを参照してください。

戻り値

バリアント型

注釈

たとえば、Excel ワークシートから Access データベースへデータを送信する場合は、 DDEInitiate 関数を使って、2 つのアプリケーション間でチャネルを開きます。 この例では、Access がクライアント アプリケーション、Excel がサーバー アプリケーションです。

引数 application および topic で指定したアプリケーションとトピックに対する DDE 通信が正常に開始されると、 DDEInitiate 関数は長整数型 ( Long ) の整数を返します。 この値は、データの送受信に使用されるチャネルを表す固有のチャネル番号です。 このチャネル番号は、以後、他の DDE 関数や DDE ステートメントで使用されます。

アプリケーションがまだ実行されていない場合、または実行中であっても トピック 引数を認識しない場合、または DDE をサポートしていない場合、 DDEInitiate 関数は実行時エラーを返します。

topic 引数の値は、application 引数で指定されたアプリケーションによって異なります。 文書やデータ ファイルを使うアプリケーションの場合、有効なトピック名として、通常これらのファイル名が指定されます。

注:

同時に開くことができるチャネルの最大数は、Windows とコンピューターのメモリとリソースによって決まります。 使っていないチャネルがあるときには、 DDETerminate ステートメントまたは DDETerminateAll ステートメントを使って、リソースの使用量を減らすことができます。

Access から他のアプリケーションのオブジェクトを操作する場合、オートメーションを使うこともできます。

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