UserForm オブジェクト

UserFormオブジェクトは、アプリケーションのユーザー インターフェイスの一部を構成するウィンドウまたはダイアログ ボックスです。

UserFormsコレクションは、アプリケーションで読み込まれた各 UserForm を表す要素を持つコレクションです。 UserForms コレクションには、Count プロパティ、Item メソッド、および Add メソッドがあります。 Count は、コレクション内の要素の数を指定します。 Item (既定のメンバー) は、特定のコレクション メンバーを指定します。 Add を指定 すると、新しい UserForm 要素がコレクションに配置されます。

構文

UserFormUserForms [ .Item ] (インデックス)

プレースホルダーの index は、0 から UserForms.Count - 1 の範囲の整数を表します。 ItemUserForms コレクションの既定のメンバーであり、指定する必要がありません。

注釈

UserForms コレクションを使用して、アプリケーションで読み込まれたすべてのユーザー フォームを反復処理します。 これは、UserForms という名前の組み込みのグローバル変数を識別します。 UserForms(index) は、引数UserForm クラスとして指定された関数に渡すことができます。

ユーザー フォームには、位置、サイズ、色などの外観や、それらの動作の側面を決定するプロパティがあります。

ユーザー フォームは、ユーザーが開始したイベントやシステムがトリガーしたイベントにも応答できます。 たとえば、UserFormInitialize イベント プロシージャにコードを記述し、UserForm が表示される前にモジュールレベル変数を初期化できます。

コードでユーザー フォームを操作するには、プロパティとイベントのみでなく、メソッドを使用できます。 たとえば、Move メソッドを使用すると、UserForm の場所とサイズを変更できます。

ユーザー フォームを設計する場合、BorderStyle プロパティを設定して境界線を定義し、Caption プロパティを設定して、タイトル バーにテキストを入力します。 コードで Hide メソッドと Show メソッドを使用すると、実行時にUserForm を非表示または表示できます。

UserForm は、オブジェクト型です。 デザイン時に宣言する UserForm 型のインスタンスに変数を設定する前に、それを UserForm 型として宣言できます。 同様に、プロシージャ引数UserForm 型として渡すことができます。 DimSet、および Static ステートメントで New キーワードを使用し、コードにユーザー フォームの複数のインスタンスを作成できます。

Controls コレクションを使用して、UserFormコントロールのコレクションにアクセスします。 たとえば、UserForm のすべてのコントロールを非表示にするには、次のようなコードを使用します。

For Each Control in UserForm1.Controls
    Control.Visible = False
Next Control

関連項目

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