Copy-SPSideBySideFiles

横に並んでいるファイルをコピーします。

構文

Copy-SPSideBySideFiles
    [-AssignmentCollection <SPAssignmentCollection>]
    [-LogFile <String>]
    [<CommonParameters>]

説明

SharePoint Server 2016 では、一括アップグレードのダウンタイムがゼロになります。 アップグレードのときに PSConfig.exe ファイルを使い、SideBySide ファイルのコピーが失敗する場合には、Copy-SPSideBySideFiles コマンドレットを使って SideBySide ファイルをコピーできます。 PSConfig.exeではなく PowerShell スクリプトMicrosoft使用してアップグレードを実行する場合は、Copy-SPSideBySideFiles コマンドレットを実行して SideBySide ファイルをコピーしてください。

例 1

Copy-SPSideBySideFiles -LogFile "C:\CopySideBySideFiles.log"

次の例は、SideBySide ファイルをコピーし、コピー プロセスのログ データを CopySideBySideFiles.log ファイルに書き込みます。

パラメーター

-AssignmentCollection

適切な破棄を行うためにオブジェクトを管理します。 SPWeb や SPSite などのオブジェクトの使用によって大量のメモリが使用される場合があるので、Windows PowerShell スクリプトでこれらのオブジェクトを使用するには適切なメモリ管理が必要です。 メモリの解放が必要になった場合は、SPAssignment オブジェクトを使用して、変数へのオブジェクトの割り当てとオブジェクトの破棄を行うことができます。 割り当てコレクションまたは Global パラメーターが使用されていない場合、SPWeb、SPSite、または SPSiteAdministration オブジェクトが使用されていると、オブジェクトは自動的に破棄されます。

: Global パラメーターを使用すると、すべてのオブジェクトがグローバル ストアに含まれます。 Stop-SPAssignment コマンドを使用してオブジェクトの使用または破棄を直接行わないと、メモリ不足のシナリオになる場合があります。

Type:SPAssignmentCollection
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:True
Accept wildcard characters:False
Applies to:SharePoint Server 2016, SharePoint Server 2019

-LogFile

SideBySide コピー操作の完全修飾ログ ファイル名を指定します。 LogFile が指定されないと、ログ ファイルは既定の SharePoint ログ ファイル フォルダーに配置されます。

Type:String
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:SharePoint Server 2016, SharePoint Server 2019

入力

Microsoft.SharePoint.PowerShell.SPAssignmentCollection

出力

System.Object