Team Foundation の名前付けの制限事項

Visual Studio Team Foundation Server (TFS) 内の多くのコンポーネントには、特定の名前付けの制限事項が適用されます。 これらの制限によって一貫したユーザー操作が保証され、他のプログラムとの互換性が実現されます。 これらの制限事項には、長さ、特殊文字、一意性などの属性が含まれます。

このトピックは、次の内容で構成されています。

サーバー、コレクション、アカウント、グループ、コンピューター名の制約:

  • 一般的な考慮事項

  • TFS アカウント名

  • TFS グループのアカウント名

  • コンピューター名

  • チーム プロジェクト コレクション名

プロジェクトおよび作業項目の追跡名の制約:

  • チーム プロジェクト名

  • チーム名

  • 作業項目

  • 作業項目のカスタマイズ

  • プロセス テンプレート

ビルドおよびコード名の制約:

  • Team Foundation バージョン管理

  • Team Foundation ビルド

一般的な考慮事項

このトピックで説明する長さ制限は、使用できる Unicode 文字の個数で表されます。 Unicode の詳細については、「About Unicode and Character Sets (Unicode と文字セットについて)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=76837) を参照してください。 サロゲート文字は 2 つの Unicode 文字で構成され、長さ制限に対して 2 文字としてカウントされます。

他のオペレーティング システム ファイルと同様に、ASCII 制御文字 (ASCII 1-3) とサロゲートとの組み合わせも使用できません。 ファイル名に適用されるオペレーティング システム制限に関する一般的な情報については、「ファイル、パス、および名前空間の名前付け」を参照してください。

Team Foundation Server のアカウント名に適用される制限事項

ユーザー アカウントは TFS のユーザーを特定します。 これらのアカウントは、Windows ユーザー アカウント、Active Directory アカウント、または他の種類のアカウントである場合があります。 TFS、SharePoint 製品、および SQL Server Reporting Services で使用されるグループにユーザーを追加する方法の例については、「チーム プロジェクトへのユーザーの追加」を参照してください。

TFS にユーザーを追加する場合、ユーザー名は特定の Team Foundation Server 制限事項を満たす必要があります。 これらの制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

アカウント名の長さ

  • 256 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

一意性

  • TFS 内の他のアカウント名と同じにすることはできません

予約済みのグループ名

  • プロジェクトまたはサーバー レベルのいずれにおいても、$NAMESPACE という名前は使用できません。

特殊文字の制限

  • 印刷可能な文字 "/ \ [ ] : | < > + = ; ? は使用できません。 *

  • ASCII 値の範囲が 1 ~ 31 の印刷不可能な文字は使用できません。

  • 末尾にピリオド (.) は使用できません。

  • コンマ (,) は使用できません。

  • 次の Unicode カテゴリは使用できません。LineSeparator、ParagraphSeparator、Control、Format、OtherNotAssigned

注意

既存のユーザー アカウントを Team Foundation Server に追加します。TFS でユーザー アカウントを作成することはできません。

Team Foundation Server のグループ アカウント名に適用される制限事項

Team Foundation のグループ アカウントを使用すると、ユーザーのグループに特定の権限やアクセス許可を適用できます。 この Team Foundation グループは、Windows ユーザー アカウント、Windows グループ アカウント、Active Directory グループ アカウント、Team Foundation グループ アカウント、またはこれらの種類の混在で構成されます。 グループを使用してユーザーを管理する方法の詳細については、「Team Foundation Server の配置のユーザー、グループ、およびアクセス許可」と「TFS でのユーザーまたはグループの管理」を参照してください。 TFS、SharePoint 製品、および SQL Server Reporting Services で使用されるグループに新しいメンバーを追加する方法の例については、「チーム プロジェクトへのユーザーの追加」を参照してください。

Team Foundation グループ アカウントを作成または変更する場合は、いくつかの Team Foundation Server 制限事項を満たす必要があります。 これらの制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

グループ アカウント名の長さ

  • 256 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

一意性 (コレクション レベルのグループ アカウント)

  • チーム プロジェクト コレクション内の他のグループ アカウント名と同じにすることはできません。

一意性 (プロジェクト レベルのグループ アカウント)

  • 同じプロジェクト内の他のグループ名と同じにすることはできません。

予約済みのグループ名

  • プロジェクトまたはサーバー レベルのいずれにおいても、$NAMESPACE という名前は使用できません。

特殊文字の制限

  • 印刷可能な文字 "/ \ [ ] : | < > + = ; ? は使用できません。 *

  • ASCII 値の範囲が 1 ~ 31 の印刷不可能な文字は使用できません。

  • 末尾にピリオド (.) は使用できません。

  • コンマ (,) は使用できません。

注意

Team Foundation Server の中でユーザー アカウントを作成することはありません。

コンピューター名に適用される制限事項

TFS のインストール プロセスの中で、コンピューター名はサーバーの名前に関連付けられます。

コンピューター名には、オペレーティング システムおよび Active Directory の両方から制限が適用されます。 コンピューターの名前変更の詳細については、「コンピュータ名を変更する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=76839)を参照してください。 Active Directory の詳細については、「Windows Server 2003 Active Directory」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=47541) を参照してください。

チーム プロジェクト コレクションの名前に適用される制限事項

チーム プロジェクト コレクションの名前は、チーム プロジェクトとそれらのプロジェクトに関連付けられているリソースのグループを識別します。 チーム プロジェクト コレクションは、TFS 内のチーム プロジェクトのグループを定義および制御するのに使用できる編成構造です。 チーム メンバーは、TFS でチーム プロジェクトに接続するときにチーム プロジェクト コレクションの名前を使用します。 詳細については、「チーム プロジェクト コレクションの管理」を参照してください。

コレクションの名前に適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

長さ

  • 64 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

一意性

  • Team Foundation Server の配置内の他のコレクション名と同じにすることはできません。

  • 配置に SharePoint 製品または SQL Server Reporting Services が含まれている場合、既存の SharePoint サイト、レポート サーバー、または Reporting Services Web サイトと同じ名前および完全パスは使用できません。

特殊文字

  • Unicode 制御文字またはサロゲート文字は使用できません。

  • 印刷可能な文字 / : \ ~ & % ; @ ' " ? は使用できません。 < > | # $ * } { , + = [ ]

  • 省略記号 (…) または二重ピリオド (..) は使用できません。

  • 先頭にアンダースコア (_) は使用できません。

  • 先頭または末尾にピリオド (.) は使用できません。

予約済みの名前

  • PRN、COM1、COM2、COM3、COM4、COM5、COM6、COM7、COM8、COM9、COM10、LPT1、LPT2、LPT3、LPT4、LPT5、LPT6、LPT7、LPT8、LPT9、NUL、CON、AUX、Web、WEB などのシステム予約名は使用できません。

    予約済みの名前の詳細については、Microsoft Web サイトの「File Names, Paths, and Namespaces (ファイル名、パス、名前空間)」を参照してください。

プロジェクト名に適用される制限事項

TFS のプロジェクト名は、TFS の特定のプロジェクトを構成する作業項目、ドキュメント、レポート、チーム ビルド、およびバージョン コントロール ツリーのコレクションを識別します。 チーム メンバーは、プロジェクト名を使用して TFS のプロジェクトに接続します。

プロジェクト名に適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

長さ

  • 64 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

一意性

チーム プロジェクト コレクション、コレクションをサポートする SharePoint Web アプリケーション、またはコレクションをサポートする SQL Server Reporting Services のインスタンスに含まれる他の名前と同じものにはしないでください。

特殊文字

  • Unicode 制御文字またはサロゲート文字は使用できません。

  • 印刷可能な文字 / : \ ~ & % ; @ ' " ? は使用できません。 < > | # $ * } { , + = [ ]

  • 省略記号 (…) または二重ピリオド (..) は使用できません。

  • 先頭にアンダースコア (_) は使用できません。

  • 先頭または末尾にピリオド (.) は使用できません。

予約済みの名前

  • PRN、COM1、COM2、COM3、COM4、COM5、COM6、COM7、COM8、COM9、COM10、LPT1、LPT2、LPT3、LPT4、LPT5、LPT6、LPT7、LPT8、LPT9、NUL、CON、AUX などのシステム予約名は使用できません。

  • ????????????????????????????????????????????

チーム名に適用される制限事項

TFS のチーム名は、プロジェクトにおいてチームとして集合的に共同作業をする複数の個人やグループからなるグループを特定します。 チーム メンバーは、この名前を使用して Team Web Access のチームに接続します。 チーム名は有効な URL の一部として表示できる名前である必要があります。 また、各チーム名は 1 つのプロジェクト内で一意である必要がありますが、チーム プロジェクト コレクション内の別々のプロジェクトで同じチーム名を使用することを禁止する制限はありません。 チームでの作業の詳細については、「別のチームまたはチーム階層の追加」を参照してください。

チーム名に適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

長さ

  • 64 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

一意性

プロジェクト内の他の名前と同じにすることはできません。

特殊文字

  • Unicode 制御文字またはサロゲート文字は使用できません。

  • 印刷可能な文字 / : \ ~ & % ; @ ' " ? は使用できません。 < > | # $ * } { , + = [ ]

  • 省略記号 (…) または二重ピリオド (..) は使用できません。

  • 先頭にアンダースコア (_) は使用できません。

  • 先頭または末尾にピリオド (.) は使用できません。

予約済みの名前

  • PRN、COM1、COM2、COM3、COM4、COM5、COM6、COM7、COM8、COM9、COM10、LPT1、LPT2、LPT3、LPT4、LPT5、LPT6、LPT7、LPT8、LPT9、NUL、CON、AUX などのシステム予約名は使用できません。

  • ????????????????????????????????????????????

作業項目に適用される制限事項

Microsoft Visual Studio のアプリケーション ライフサイクル管理は、バグ、要件、タスク、リスクなどの項目を使用してプロジェクトの進行状況を追跡します。 このような項目は、作業項目と総称されます。 ここでは、作業項目に格納されるデータに適用される制限事項について説明します。

作業項目の添付ファイルに適用される制限事項

作業項目にはファイルを添付できます。 作業項目の添付ファイルに適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

ファイル サイズ

  • 既定では、作業項目ファイルの添付ファイルのサイズ制限は 4,096 KB です。 この値は、Team Foundation の管理者が変更できます。 管理者が設定できる最大サイズは 2 GBです。

  • 既定サイズ : 4,096 KB

  • 最大サイズ : 2 GB

作業項目の区分とイテレーションに適用される制限事項

作業項目には、[プロジェクト範囲] のフィールドと [プロジェクト イテレーション] のフィールドがあります。 これらは、作業項目を論理グループに整理および表示するときに使用されます。

[プロジェクト範囲] および [プロジェクト イテレーション] は、円記号 (\) で区切られた複数のノード項目から成るパスです。 ノードは、Team Foundation Server 管理者によって定義され、プロジェクトの区分とプロジェクトのサイクルを反映します。 ノードおよびパスに適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

ノード名の長さ

  • 255 文字以下で指定する必要があります。

ノードの特殊文字

予約済みの名前

  • 1 つのピリオド (.) のみ、または 2 つのピリオド (..) のみは使用できません。

  • PRN、COM1、COM2、COM3、COM4、COM5、COM6、COM7、COM8、COM9、COM10、LPT1、LPT2、LPT3、LPT4、LPT5、LPT6、LPT7、LPT8、LPT9、NUL、CON、AUX などのシステム予約名は使用できません。

  • ????????????????????????????????????????????

パス名の長さ

  • 4000 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

パスの階層の深さ

  • 14 レベル以下で指定する必要があります。

作業項目のカスタマイズに適用される制限事項

Team Foundation Server では、バグ、要件、タスク、リスクなどの項目を使用してプロジェクトの進行状況を追跡します。 このような項目は、作業項目と総称されます。

チーム プロジェクトの管理者は、プロジェクト レベルまたはプロセス テンプレートで、作業項目の種類の定義の変更を決定できます。 さまざまな種類の作業項目をカスタマイズする方法の詳細については、「チームのプロセスをサポートするための作業トラッキング オブジェクトのカスタマイズ」を参照してください。 ここでは、作業項目および関連する要素をカスタマイズするときに適用される制限事項について説明します。

作業項目のフィールド名に適用される制限事項

作業項目の各種類は、1 つ以上の作業項目フィールドで構成されます。 これらのフィールドによって、作業項目の種類に格納される情報が定義されます。 作業項目のフィールド名は、各作業項目フィールドを一意に識別します。

作業項目のフィールド名に適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

長さ

128 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

特殊文字

  • 先頭または末尾では空白を使用できません。

  • 連続する 2 つの空白は使用できません。

  • ピリオド (.) は使用できません。

  • 左角かっこまたは右角かっこ ([ ]) は使用できません。

スコープ

  • 作業項目のフィールド名のスコープは、TFS の配置全体です。 フィールド名を変更すると、変更は、すべてのプロジェクトと、その作業項目フィールドを含む作業項目の種類に反映されます。

作業項目のフィールド参照名に適用される制限事項

各作業項目フィールドには、フィールド参照名が関連付けられています。 フィールド参照名は各フィールドを一意に識別するもので、割り当てた後で変更することはできません。 フィールド参照名に適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

長さ

  • 70 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

特殊文字

  • ハイフン (-) は使用できません。

  • 1 つ以上のピリオド (.) を含める必要があります。

  • 先頭または末尾にピリオド (.) は使用できません。

  • 先頭に数字は使用できません。

  • 先頭にアンダースコア (_) は使用できません。

一意性

  • Team Foundation Server 内の他のフィールド参照名と同じにすることはできません。

  • 名前の中のすべてのピリオド (.) をアンダースコア (_) に置換する処理が行われた後、他のフィールド参照名と同じになる名前は使用できません。

    たとえば、My._Field および My_.Field というフィールド参照名がコンピューターによって処理されると、両方とも My__Field という同じ名前になります。

作業項目フィールドのヘルプ テキストに適用される制限事項

必要に応じて、<HELPTEXT> タグを使用してヘルプ テキストを作業項目フィールドに関連付けることができます。 このテキストは実行時に表示されて、ユーザーがフィールドに入力する内容を知るのに役立ちます。 作業項目フィールドのヘルプ テキストの詳細については、「作業項目フィールドへの規則の適用」を参照してください。

作業項目フィールドのヘルプ テキストに適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

長さ

  • 255 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

スコープ

フィールド名やフィールドの種類とは違って、フィールドのヘルプ テキストのスコープは、特定のチーム プロジェクト内の特定の作業項目の種類となります。

グローバル リストに適用される制限事項

グローバル リストは、Team Foundation Server 実装内のすべての Team Foundation サーバーによってグローバルに格納および使用されるリスト項目値のセットです。 作業項目の種類を定義する際に、いくつかの作業項目フィールドが、使用可能な値の同じセットを共有することに気付くことがあります。 グローバル リストを使用すると、このような値を一度に定義し、複数の作業項目の種類で共有できます。 詳細については、「グローバル リストの定義」を参照してください。

グローバル リスト (GLOBALLIST) は、1 つ以上のリスト項目 (LISTITEM 要素) で構成されます。

リスト項目に適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

長さ

  • 254 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

  • 空にすることはできません。

特殊文字

  • 先行する空白または後続の空白は使用できません。

  • 連続する 2 つの空白は使用できません。

  • 円記号 (\) は使用できません。

スコープ

  • グローバル リストはすべてのプロジェクトで使用されるものであるため、プロジェクト固有のグループ アカウント定義など、プロジェクト レベルで定義される要素は指定しません。

グローバル リストに適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

項目数

グローバル リストは空では使用できません。 少なくとも 1 つの LISTITEM 要素を含んでいる必要があります。

一意性

  • グローバル リスト名は、Team Foundation Server 内の他のグローバル リスト名と同じにすることはできません。

プロセス テンプレートに適用される制限事項

プロセス テンプレートは、Team Foundation のプロジェクトの構造に影響する既定の作業項目、作業項目クエリ、製品テンプレート、レポート、セキュリティ グループ、およびガイダンスのセットです。 Team Foundation Server には、ソフトウェア サイクルを管理する 2 つの異なるスタイルを含む既定のプロセス テンプレートがあります。 これらのテンプレートは、組織固有の必要性に応じてカスタマイズできます。 詳細については、「プロセス テンプレートのカスタマイズ」を参照してください。

プロセス テンプレートに適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

プロセス テンプレート名の長さ

256 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

プロセス テンプレート名の一意性

  • Team Foundation サーバー全体で一意である必要があります。

  • 既存のテンプレートと同じ名前を持つテンプレートをアップロードすると、既存のテンプレートが上書きされます。

プロセス テンプレート ファイルのサイズ

プロセス テンプレート ファイルのサイズは 2 GB 以下です。

Team Foundation ビルドに適用される制限事項

Team Foundation ビルドでは、1 台のコンピューターでビルド プロセスのすべての情報を管理できます。 Team Foundation ビルドを使用すると、ソースの同期、アプリケーションのコンパイル、関連する単体テストの実行、コード分析の実行、ファイル サーバーへのビルドのリリース、およびビルド レポートの発行を行うことができます。

ビルド コンピューターに適用される制限事項

Team Foundation ビルドは、Team Foundation Server のアプリケーション層、データ層、または Visual Studio クライアントとは別にインストールされます。 場合によっては、別のコンピューターを指定することもできます。 クライアント コンピューターまたはサーバーにビルドを side-by-side インストールすることもできます。

ビルド コンピューターに適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

ディスク容量

ビルドするための十分な容量が必要です (容量が不十分な場合、ビルドが失敗します)。

ビルド ディレクトリ

ローカル パスを指定する必要があります (C:\builddirectory など)。

格納場所のディレクトリ

UNC パスを指定する必要があります (\\server\share など)。

格納場所のアクセス許可

生成された各ビルドは、格納フォルダー内の新しいディレクトリに配置されます。

  • Team Foundation Server サービス アカウント (Domain\TFSSERVICE など) に、UNC 格納場所へのフル コントロール アクセス許可を付与する必要があります。

  • UNC 格納場所は共有フォルダーであることが必要です。

Team Foundation ビルド サービス アカウント

最初のインストールの後で TFS サービス アカウントを変更する場合は、次の条件が満たされている必要があります。

  • アカウントは Build Services グループのメンバーです。

  • アカウントに、一時フォルダーおよび ASP.NET 一時フォルダーへの読み取り/書き込みのアクセス許可が付与されています。

  • アカウントに、ビルド ディレクトリおよび格納場所へのフル コントロール アクセス許可が付与されています。

ファイウォールの懸案事項

ビルド コンピューターでファイアウォールが有効になっている場合は、tfsbuildservice プログラムが例外リストに指定されていることを確認します。

ビルドの種類の名前

Team Foundation ビルドでは、ビルドの種類を使用して、チーム プロジェクト内の単一のソリューションまたは一連のソリューションのビルドを実行する条件を構成します。 ビルドを実行するには、新しいビルドの種類を作成するか、または既存のビルドの種類を使用する必要があります。 ビルドの種類の詳細については、「ビルド プロセスの定義」を参照してください。

ビルドの種類の名前に適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

一意性

プロジェクト内の他のビルドの種類の名前と同じにすることはできません。

特殊文字

  • 印刷可能な文字 $ は使用できません。

ビルドの品質の名前

ビルド品質では、品質レベルまたは完了状態を、完了したビルドにアタッチできます。 また、Team Foundation ビルドでは、ビルド品質の種類の新しい値を作成できます。 詳細については、「ビルド定義の作成または編集」を参照してください。 既定のビルドの品質の値の一覧については、「完了したビルドの品質の評価」を参照してください。

ビルドの品質の名前に適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

長さ

256 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

一意性

Team Foundation ビルド コンピューター内の他のビルドの品質の名前と同じにすることはできません。

バージョン コントロールに適用される制限事項

Team Foundation のバージョン コントロールは、ファイル用の中央リポジトリと、そのファイルをチームで管理するために必要なコマンドを備えています。 また、カスタマイズできるチェックイン ポリシー、分岐、マージ、シェルブ、およびその他の多くの機能も備えています。

バージョン コントロール パス

バージョン コントロール パスの制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

サーバーのソース管理フォルダーのパスの長さ

  • 1 つのフォルダーまたはファイルの名前は、259 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

  • ディレクトリは 388 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

  • ディレクトリとファイル名は合わせて 399 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

ローカル フォルダーのパスの長さ

  • ディレクトリは 248 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

  • ディレクトリとファイル名は合わせて 260 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

参照: ワークスペースの最適化.

バージョン コントロールへのファイルの追加

バージョン コントロール システムでは、さまざまな種類のファイルを格納します。 既存の Visual Studio プロジェクトまたはソリューションをバージョン コントロールに追加する方法の詳細については、「開発用コンピューターでの Team Foundation バージョン管理のセットアップ」を参照してください。

バージョン コントロールに追加されるファイルおよびフォルダーに適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

ファイルとフォルダー

  • 名前に次の印刷可能な文字は使用できません: / \ : * ?" < > | ;

  • フォルダーをアクティブなワークスペースとして割り当てられたディレクトリの外部に配置することはできません。

ファイル名

  • 先頭に $ は使用できません。

  • 印刷可能な文字 / \ : * ? は使用できません。" < > | ;

ラベル名

Team Foundation のバージョン コントロールでは、ラベルはリビジョンの特定のセットに適用される名前のことです。 バージョン コントロール内の非関連ファイルのセットにラベルを割り当てることができます。 これによって、ファイルを取得したり、ファイルをグループとして操作したりできます。 ラベル名に適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

長さ

64 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

特殊文字

  • 末尾に空白 ( )またはピリオド (.) は使用できません。

  • 印刷可能な文字 " / : < > \ | * ? は使用できません。 @ ;

シェルブセット

シェルブセットを使用すると、保留中の変更のバッチを一時的に無視し、必要に応じて保留中の変更をワークスペースから削除できます。 シェルブセット内の変更を後でワークスペースに復元したり、別のユーザーのワークスペースに配置したりできます。

シェルブセット名に適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

長さ

64 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

特殊文字

  • 印刷可能な文字 " / : < > \ | * ? は使用できません。 ;

ワークスペース名

ワークスペースとは、Team Foundation バージョン管理内のファイルとフォルダーに対応するクライアント側のコピーです。 複数のワークスペースを作成すると、クライアント コンピューター上で同じバージョン コントロール フォルダーの異なるバージョンを持つことができます。 ワークスペースの詳細については、「ワークスペースの作成と操作」を参照してください。 ワークスペース名に適用される制限事項を次の表に示します。

制限の種類

制限事項

長さ

64 文字以下の Unicode 文字で指定する必要があります。

特殊文字

  • 末尾に空白 ( ) は使用できません。

  • 印刷可能な文字 " / : < > \ | * ? は使用できません。 ;

参照

処理手順

ビルド定義の作成または編集

完了したビルドの品質の評価

概念

チームのプロセスをサポートするための作業トラッキング オブジェクトのカスタマイズ

グローバル リストの定義

プロセス テンプレートのカスタマイズ

ビルド プロセスの定義

ワークスペースの作成と操作