オブジェクトをキャッシュに追加する

次の例では、キャッシュにオブジェクトを追加する方法を示します。

次の例で使用するメソッドの詳細については、以下のリンクをクリックしてクラス ライブラリのトピックを参照してください。

ヒント

ここで説明する手順は、キャッシュ クラスターが既にセットアップ済みで、開発環境が整っていることを前提としています。詳細については、「キャッシュ クライアント開発環境の準備 (AppFabric 1.1 キャッシュ)」を参照してください。

キャッシュにオブジェクトを追加するには

  1. Microsoft.ApplicationServer.Caching 名前空間を参照する using ステートメント (Visual Basic の場合は Imports) が、アプリケーション コードの一番上にあることを確認します。

  2. キャッシュ クライアントを必要とするアプリケーションのすべての部分にアクセスが可能な DataCacheFactory オブジェクトを作成します。メモリの節約とパフォーマンス最適化のために、可能であれば、同じ DataCacheFactory オブジェクトを保存して再利用します。

  3. DataCacheFactory オブジェクトを使用して DataCache オブジェクト (キャッシュ クライアントとも呼ばれます) を作成します。

  4. DataCache オブジェクトを作成したら、Add メソッド、Put メソッド、または Item プロパティを使用して、オブジェクトをキャッシュに追加します。次の例では、DataCache インスタンスは myCache という名前です。

次の例では、Add メソッドを使用してオブジェクトをキャッシュに追加する方法を示します。オブジェクトが同じキー (最初のパラメーター) によって既にキャッシュされている場合は、例外が発生します。

'add string object to cache with key "Key0"
myCache.Add("Key0", "object added with Key0")
//add string object to cache with key "Key0"
myCache.Add("Key0", "object added with Key0");

次の例では、Put メソッドを使用してオブジェクトをキャッシュに追加する方法を示します。オブジェクトが同じキーによって既にキャッシュされている場合は、置き換えられます。

'add or replace string object in cache using key "Key0"
myCache.Put("Key0", "object replaced or added using Key0")
//add or replace string object in cache using key "Key0"
myCache.Put("Key0", "object replaced or added using Key0");

次の例では、Item プロパティの配列表記を使用してアイテムをキャッシュに追加します。オブジェクトが同じキーによって既にキャッシュされている場合は、置き換えられます。

'add or replace object in cache using array notation
myCache("Key0") = "object replaced or added using Key0"
//add or replace object in cache using array notation
myCache["Key0"] = "object replaced or added using Key0";

ヒント

Add メソッドと Put メソッドには他にも多くのパラメーターがあります。詳細については、DataCache クラスを参照してください。

関連項目

概念

キャッシュ クライアント開発環境の準備 (AppFabric 1.1 キャッシュ)
キャッシュのオブジェクトの更新
キャッシュからのオブジェクトの取得
キャッシュからのオブジェクトの削除
AppFabric キャッシュの概念 (AppFabric 1.1 キャッシュ)
キャッシュ クライアントを開発する

  2012-03-05