次の方法で共有


ファイルの共有

Visual SourceSafe のプロジェクトは、多くの点でオペレーティング システムのフォルダに類似していますが、オペレーティング システムのファイルは 1 つのフォルダにのみ存在するのに対し、Visual SourceSafe では、1 つのファイルを同時に複数の異なるプロジェクトに存在させることができます。

つまり、Visual SourceSafe では、ファイルの共有が可能です。共有されているファイルのマスター コピーは、Visual SourceSafe データベース内に 1 つだけ存在し、そのファイルを用いる各プロジェクトにはマスター コピーを指すポインタが収められています。1 つのプロジェクトで共有ファイルに変更を加えると、ほかのプロジェクトの共有ファイルも変更されます。

たとえば Test というファイルを A と B の 2 つのプロジェクトに個別に追加した場合、追加された 2 つのファイルは名前が同じでも、関連がありません。これに対して、プロジェクトにファイルを追加した後、そのファイルをもう一方のプロジェクトと共有した場合、両方のプロジェクトとファイルの間に共有リンクが設定されます。

共有ファイルは、共有するプロジェクトすべてに存在します。ファイルを共有する各プロジェクトには、ファイルのマスター コピーを示す同じポインタがあります。

メモ   共有ファイルに対して [破棄] または [パージ] コマンドを実行する場合は、次の点に注意してください。複数のプロジェクトで共有しているファイルを、いずれかのプロジェクトで破棄またはパージしても、ファイルは Visual SourceSafe データベースからは削除されないので、ディスク領域は解放されません。

ファイルの共有の詳細については、次の項目を参照してください。

参照

ファイルまたはプロジェクトの分岐と共有 | Visual SourceSafe 6.0 の機能 | ファイルまたはプロジェクトの分岐と共有