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ファイルまたはプロジェクトの分岐と共有

Visual SourceSafe のファイルの共有機能では、1 つのファイルを複数のプロジェクトに同時に存在させることができます。共有されているファイルに対して、あるプロジェクトで変更を加えると、変更内容は、そのファイルを共有しているすべてのプロジェクトに直ちに反映されます。この機能により、ソース コードの再利用が容易になります。[ファイル] メニューの [プロパティ] をクリックして表示されるダイアログ ボックスの [リンク] タブを使用すると、共有ファイルの情報を参照できます。

分岐とは、ファイルを並行した 2 つの作業行程に分けることです。分岐されたファイルまたはプロジェクトは、それぞれ異なる作業工程をたどることになります。Visual SourceSafe では、プロジェクトの構成を利用して分岐を管理します。

メモ   プロジェクト指向でないバージョン管理システムでは、分岐を拡張バージョン番号で管理します。たとえば、バージョン "2.3.9.2" は、ファイルのバージョン 2.3 の 9 番目の分岐の第 2 リビジョンを意味します。Visual SourceSafe では、分岐をプロジェクトで管理します。

共有ファイルを分岐すると、共有リンクは解除され、このプロジェクトのファイルは、ほかのプロジェクトから分離されます。このファイルに変更を加えても、その変更内容はほかのプロジェクトに反映されず、ほかのプロジェクトで共有ファイルに変更を加えても、このプロジェクトには反映されません。つまり、このプロジェクトのファイルと、ほかのプロジェクトが共有しているファイルは、別のファイルとして管理されるようになります。分岐されたファイルと共有ファイルの履歴は分岐時点までは共通ですが、分岐後は異なるものになります。

ファイルを分岐すると、解除された共有リンクは [リンク] タブには表示されませんが、[パス] タブで、ファイルの分岐の履歴を表示できます。[パス] タブは、[ファイル] メニューの [プロパティ] をクリックすると表示されるダイアログ ボックスにあります。

ファイルまたはプロジェクトの分岐と共有については、次の項目を参照してください。

参照

ファイルを共有するには | ファイルまたはプロジェクトへのラベル付け | ファイルまたはプロジェクトの移動 | ファイルの共有 | ドラッグ アンド ドロップ | ツールバーのコマンド ボタン | マウスの右ボタン | Visual SourceSafe 6.0 の機能