Share via

AVI スプリッタ フィルタ

  • [アーティクル]

AVI スプリッタ フィルタは、AVI ファイルの再生に使う。AVI スプリッタ フィルタは、AVI フォーマットのデータを受け取り、それを以降の処理やレンダリングに利用できるように、構成ストリームに分割する。このフィルタは通常、入力ピンでファイル ソース (非同期) フィルタに接続されるが、IAsyncReader をサポートする出力ピンを備えたフィルタならどのフィルタにも接続できる。

フィルタ インターフェイス IAMMediaContent、IBaseFilter、IPersistMediaPropertyBag
入力ピン メディア タイプ MEDIATYPE_Stream、MEDIASUBTYPE_Avi
入力ピン インターフェイス IPin、IQualityControl
出力ピン メディア タイプ 通常 MEDIATYPE_Video または MEDIATYPE_Audio。ファイルの内容、ファイルが圧縮されているかどうか、どのような CODEC が使われているかによって異なる。
出力ピン インターフェイス IMediaPosition、IMediaSeeking、IPin、IPropertyBag、IQualityControl
フィルタ CLSID CLSID_AviSplitter
プロパティ ページ CLSID プロパティ ページなし。
実行モジュール quartz.dll
メリット MERIT_NORMAL
フィルタ カテゴリ CLSID_LegacyAmFilterCategory

注意

出力ピンは、個々のストリームからプロパティを読み込むために IPropertyBag::Read メソッドをサポートしている。

現在、以下のプロパティが定義されている。

プロパティ 説明
name AVI ファイルの 'strn' チャンクから取得したストリームの名前を返す。このチャンクがない場合、Read メソッドは E_INVALIDARG を返す。

IPropertyBag::Write メソッドは E_FAIL を返す。AVI Mux フィルタは、AVI ファイルにストリーム プロパティを保存するため、IPropertyBag::Write をサポートしている。