CpuLoggingInterval

このメタベース プロパティは、プロセス総計およびプロセス調整活動のログ収集間隔を分単位で指定します。プロセス総計が有効でアクティブになっている場合、CpuLoggingInterval で指定された間隔が終了するたびに、IIS はプロセス総計情報の概要をログ ファイルに記述します。

重要 プロセス総計を正しく動作させるには、必ずプロパティ CpuLoggingInterval を CpuResetInterval で指定される値より小さい値に設定する必要があります。CpuLoggingInterval が CpuResetInterval より大きい場合は、 ログ収集間隔が経過する前に IIS がカウンタとログ収集タイマをリセットするため、プロセス総計は実行されません。

   IIS のプロセス総計は Windows Job オブジェクトを使用してプロセス全体の CPU 時間を監視するため、プロセス総計は IIS とは別のプロセスに分離されたアプリケーションのみのログ収集と調整を行います。

プロセス調整およびプロセス総計は、ほかのメタベース プロパティにより個別に調整されます。プロセス総計を有効にするには、CpuEnableLogging (CpuLoggingMask のメンバ) を TRUE に設定し、少なくともほかに 1 つの CpuLoggingMask プロパティを TRUE に設定する必要があります。また、CpuLoggingOptions のメンバ フラグを少なくとも 1 つ設定し、CpuLoggingInterval を 0 以外の値に設定して、CpuAppEnabled または CpuCgiEnabled のいずれかを必要に応じて TRUE に設定します。

プロセス調整を正常にアクティブにするには、CpuLimitsEnabled を TRUE に設定し、CpuLimitLogEventCpuLimitPriorityCpuLimitProcStopCpuLimitPause のプロパティのうち少なくとも 1 つを TRUE に設定しておく必要があります。

データ型 長整数型
既定値 60 分 (最低 1 分)
継承 継承可能
アクセス場所

このプロパティには、次の場所でアクセスできます。

メタベース バス キー タイプ
/LM/W3SVC IIsWebService
/LM/W3SVC/N IIsWebServer
IIS Admin Base オブジェクトの追加情報

次の表は、IIS Admin Base オブジェクトを使用するコードで必要な追加情報の一覧です。

メタベース識別子 MD_CPU_LOGGING_INTERVAL
ユーザー タイプ IIS_MD_UT_SERVER