DTE2 インターフェイス

Visual Studio オートメーション オブジェクト モデルのトップレベルのオブジェクトです。

名前空間:  EnvDTE80
アセンブリ:  EnvDTE80 (EnvDTE80.dll 内)

構文

'宣言
<GuidAttribute("2EE1E9FA-0AFE-4348-A89F-ED9CB45C99CF")> _
Public Interface DTE2 _
    Inherits _DTE
[GuidAttribute("2EE1E9FA-0AFE-4348-A89F-ED9CB45C99CF")]
public interface DTE2 : _DTE
[GuidAttribute(L"2EE1E9FA-0AFE-4348-A89F-ED9CB45C99CF")]
public interface class DTE2 : _DTE
[<GuidAttribute("2EE1E9FA-0AFE-4348-A89F-ED9CB45C99CF")>]
type DTE2 =  
    interface 
        interface _DTE 
    end
public interface DTE2 extends _DTE

DTE2 型で公開されるメンバーは以下のとおりです。

プロパティ

  名前 説明
パブリック プロパティ ActiveDocument アクティブ ドキュメントを取得します。
パブリック プロパティ ActiveSolutionProjects 現在選択されているプロジェクトの配列を取得します。
パブリック プロパティ ActiveWindow 現在アクティブなウィンドウ、または他にアクティブなウィンドウがない場合は最前面に表示されたウィンドウを取得します。
パブリック プロパティ AddIns 現在使用できるすべてのアドインを含む AddIns コレクションを取得します。
パブリック プロパティ Application インフラストラクチャ。 マイクロソフト内部でのみ使用します。
パブリック プロパティ CommandBars 開発環境の CommandBars オブジェクトへの参照を取得します。
パブリック プロパティ CommandLineArguments コマンド ライン引数を表す文字列を取得します。
パブリック プロパティ Commands Commands コレクションを取得します。
パブリック プロパティ ContextAttributes ContextAttributes コレクションを取得します。このコレクションを使用すると、オートメーション クライアントは、[ダイナミック ヘルプ] ウィンドウで現在選択されている項目に新しい属性を追加し、追加した属性のコンテキスト ヘルプを表示できます。
パブリック プロパティ Debugger デバッガー オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ DisplayMode MDI ドキュメントまたはタブ付きドキュメントのいずれかの表示モードを取得または設定します。
パブリック プロパティ Documents 開発環境で開いているドキュメントのコレクションを取得します。
パブリック プロパティ DTE トップレベルの機能拡張オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ Edition 環境のエディションの説明を取得します。
パブリック プロパティ Events Events オブジェクトへの参照を取得します。
パブリック プロパティ FileName インフラストラクチャ。 マイクロソフト内部でのみ使用します。
パブリック プロパティ Find グローバル テキスト検索処理を表す Find オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ FullName オブジェクトのファイルの完全パスと名前を取得します。
パブリック プロパティ Globals ソリューション (.sln) ファイル、プロジェクト ファイル、またはユーザーのプロファイル データに保存できるアドイン値を格納する Globals オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ IsOpenFile インフラストラクチャ。 マイクロソフト内部でのみ使用します。
パブリック プロパティ ItemOperations ItemOperations オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ LocaleID 開発環境を実行しているロケールの ID を取得します。
パブリック プロパティ Macros Macros オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ MacrosIDE マクロ IDE のオートメーション モデルのルートを取得します。
パブリック プロパティ MainWindow メイン開発環境ウィンドウを表す Window オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ Mode 開発環境のモード (デバッグまたはデザイン) を取得します。
パブリック プロパティ Name DTE の名前を取得します。
パブリック プロパティ ObjectExtenders ObjectExtenders オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ Properties [ツール] メニューの [オプション] ダイアログ ボックスで使用できるすべてのカテゴリとサブカテゴリを表す Properties コレクションを取得します。
パブリック プロパティ RegistryRoot Visual Studio レジストリ設定のルートへのパスを含む文字列を取得します。
パブリック プロパティ SelectedItems 環境で現在選択されている項目を含むコレクションを取得します。
パブリック プロパティ Solution 現在の環境のインスタンスで開いているすべてのプロジェクトを表し、ビルド オブジェクトにアクセスできる Solution オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ SourceControl オブジェクトの背後にあるファイルのソース コード管理の状態を操作できる、SourceControl オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ StatusBar メイン開発環境ウィンドウのステータス バーを表す StatusBar オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ SuppressUI オートメーション コードの実行中にユーザー インターフェイス (UI: User Interface) を表示するかどうかを示す値を取得または設定します。
パブリック プロパティ ToolWindows ツール ウィンドウを検索するためのショートカットとして使用されている ToolWindows オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ UndoContext グローバル UndoContext オブジェクトを取得します。
パブリック プロパティ UserControl 環境がユーザーとオートメーションのどちらによって開始されたかを示す値を取得します。
パブリック プロパティ Version ホスト アプリケーションのバージョン番号を取得します。
パブリック プロパティ WindowConfigurations 使用できるすべてのウィンドウの構成を表す WindowConfigurations コレクションを取得します。
パブリック プロパティ Windows オブジェクトで表示されるウィンドウを含む Windows コレクションを取得します。

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メソッド

  名前 説明
パブリック メソッド ExecuteCommand 指定されたコマンドを実行します。
パブリック メソッド GetObject DTE オブジェクトに遅延バインディングされ、実行時に名前でアクセスできるインターフェイスまたはオブジェクトを取得します。
パブリック メソッド GetThemeColor Visual Studio 内のユーザー インターフェイスの描画に使用された色を取得します。
パブリック メソッド LaunchWizard 指定したパラメーターを使ってウィザードを実行します。
パブリック メソッド OpenFile インフラストラクチャ。 マイクロソフト内部でのみ使用します。
パブリック メソッド Quit Visual Studio 環境を終了します。
パブリック メソッド SatelliteDllPath アドインまたはウィザードのインストール ディレクトリと、ローカライズされたリソースを含むダイナミック リンク ライブラリ (DLL: Dynamic Link Library) のファイル名を指定すると、サテライト DLL への計算済みパスを返します。

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解説

DTE オブジェクトは、アドイン作成時に実装する OnConnection メソッドによって提供されます。 DTE オブジェクトは、Visual Basic の Application オブジェクトです。

VBProjectsCSharpProjects などのプロジェクト固有のプロパティにアクセスするには、構文 DTE.GetObject("VBProjects") を使用します。

EnvDTE 名前空間と DTE オブジェクトを参照する方法の詳細については、「オートメーション アセンブリおよび DTE2 オブジェクトの参照」を参照してください。

Sub DTEExample()
  Dim objTextDoc As TextDocument
  Dim objEP As EditPoint
  
  'Create a new text document.
  DTE2.ItemOperations.NewFile("General\Text File")
  'Get a handle to the new document.
  Set objTextDoc = DTE2.ActiveDocument.Object("TextDocument")
  Set objEP = objTextDoc.StartPoint.CreateEditPoint
  'Create an EditPoint and add some text.
  objEP.Insert "A test sentence."
End Sub

参照

関連項目

EnvDTE80 名前空間

その他の技術情報

オートメーション アセンブリおよび DTE2 オブジェクトの参照