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シナリオ 3: KMS クライアントのライセンス認証

このシナリオでは、ボリューム ライセンス認証管理ツール (VAMT) を使って、キー管理サービス (KMS) クライアント キーまたは汎用ボリューム ライセンス キー (GVLK) のライセンス認証を実行します。この操作は、コア ネットワークまたは分離されたラボのコンピューター上で実行できます。既定では、Windows Vista、Windows(R) 7、Windows 8、Windows 10、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2, Windows Server(R) 2012、Microsoft(R) Office 2010 のボリューム ライセンス エディションで、ライセンス認証に KMS を使います。GVLK は、これらの製品のボリューム ライセンス エディションに既にインストールされています。MAK を使ってライセンス認証された製品を KMS によるライセンス認証に変更する場合を除き、GVLK としてキーを入力してライセンス認証を実行する必要はありません。詳しくは、「KMS クライアント キーをインストールする方法」をご覧ください。

次に説明する手順は、以下の操作が実行されていることを前提としています。

KMS クライアントのライセンス認証

  1. VAMT を開きます。

  2. KMS ライセンス認証のオプションを設定するには、メニュー バーの [View] をクリックします。[Preferences] をクリックし、[Volume Activation Management Tool Preferences] ダイアログ ボックスを開きます。

  3. [Volume Activation Management Tool Preferences] ダイアログ ボックスの [KMS Management Services host selection] で、次のいずれかのオプションをクリックします。

    • [Find a KMS host automatically using DNS]: これは、既定の設定です。VAMT は、ドメイン ネーム サービス (DNS) に照会して KMS ホストを検索し、ライセンス認証を実行するようコンピューターに指示します。有効な KMS ホストのレジストリ キーがクライアントに登録されている場合、その値が代わりに使われます。

    • [Find a KMS host using DNS in this domain for supported products]: 特定のドメインを使う場合はこのオプションを選び、ドメイン名を入力します。

    • [Use specific KMS host]: KMS ホストの識別に DNS を使わない環境の場合はこのオプションを選び、KMS ホスト名を手動で入力し、KMS ホスト ポートを選びます。VAMT は、対象とするコンピューターで、指定された KMS ホスト名と KMS ホスト ポートを設定し、特定の KMS ホストを使ってライセンス認証を実行するようコンピューターに指示します。

  4. 左側のウィンドウの [Products] ノードで、ライセンス認証を実行する製品をクリックします。

  5. 必要に応じて、中央のウィンドウの製品の一覧ビューを並べ替えます。フィルター機能を使ってコンピューターの検索範囲を絞り込むには、右側のウィンドウの [Filter] をクリックして [Filter Products] ダイアログ ボックスを開きます。

  6. [Filter Products] ダイアログ ボックスで、コンピューター名、製品名、プロダクト キーの種類、ライセンスの状態、またはこれらのオプションの任意の組み合わせを使って一覧をフィルター処理することができます。

    • コンピューター名を使って一覧をフィルター処理するには、[Computer Name] ボックスに名前を入力します。

    • 製品名、プロダクト キーの種類、またはライセンスの状態を使って一覧をフィルター処理するには、フィルター処理に使う一覧をクリックし、オプションを選びます。必要に応じて、[clear all filters] をクリックし、新しいフィルターを作成します。

  7. [Filter] をクリックします。VAMT の中央のウィンドウに、フィルター処理された一覧が表示されます。

  8. ライセンス認証を実行する製品を選びます。

  9. 右側の [Actions] ウィンドウの [Selected Items] メニューの [Activate] をクリックします。次に、[Activate] をクリックし、[Volume activate] をポイントし、適切な資格情報のオプションをクリックします。[Alternate Credentials] オプションをクリックすると、代わりに使うユーザー名とパスワードを入力するように求められます。

  10. 操作が完了するまで、VAMT に [Activating products] ダイアログ ボックスが表示されます。ライセンス認証が完了すると、ダイアログ ボックスの [Action Status] 列に状態が表示されます。[Close] をクリックして、ダイアログ ボックスを閉じます。ダイアログ ボックスが表示されたときに、[Automatically close when done] チェック ボックスをオンにしておくこともできます。

状態は、中央のウィンドウの製品の一覧ビューの [Status of Last Action] 列にも表示されます。

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