FAQ: Office 2010 のボリューム ライセンス認証

 

適用先: Office 2010

トピックの最終更新日: 2016-11-29

以下のよく寄せられる質問 (FAQ) では、Microsoft Office 2010 のボリューム ライセンス認証のさまざまな側面に関する情報を提供します。

重要

この情報は、Office 2010 のボリュームライセンス版に適用されます。この情報は、サブスクリプションによってライセンスを供与される Office Professional Plus for Office 365 には適用されません。

この記事の内容

  • ボリューム ライセンス認証の FAQ の概要

  • キー管理サービス (KMS) の FAQ

  • マルチ ライセンス認証キー (MAK) の FAQ

  • ボリューム ライセンス認証管理ツール (VAMT) の FAQ

  • プロダクト キーの FAQ

ボリューム ライセンス認証の FAQ の概要

ボリューム ライセンス認証は、Microsoft Windows Vista オペレーティング システムおよび Windows Server 2008 に導入された製品のライセンス認証テクノロジです。ボリューム ライセンスの使用者は、このテクノロジを利用して、エンド ユーザーに透過的な方法でライセンス認証プロセスを自動化できます。ボリューム ライセンス認証は、ボリューム ライセンス プログラムが適用されるシステムのライセンス認証に厳密に使用されるもので、ライセンスの請求または課金には関係ありません。ボリューム ライセンス認証には次の 2 つの方式があります。

利用者は、環境内でこれらの方式のどちらか、または両方を使用できます。

  • KMS を使用すると、組織独自のネットワーク内にある Windows システムおよび Microsoft Office 2010 のライセンス認証を行うことができます。すべての Office 2010 製品、Microsoft Project 2010、および Microsoft Visio 2010 に対して、KMS クライアント キーは 1 つです。

  • MAK は、マイクロソフトがホストするライセンス認証サービスをインターネットまたは電話を介して使用することにより、Windows システムまたは Office 2010 のライセンス認証を 1 回限り行います。ボリューム ライセンス認証される製品ごとに、一意の MAK クライアント キーがあります。

インストールの一部として、ボリューム ライセンス認証を使用する製品 (Windows 7、Windows Server 2008、Windows Vista など) の展開を計画および管理することが重要です。組織への展開を開始する前に、ドキュメントを読み、ビデオをご覧ください。Office 2010、Project 2010、および Visio 2013 に関するすべての参考資料は、「Microsoft Office 2010 のボリューム ライセンス認証」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=189005\&clcid=0x411) にあります。

Office 2010 のボリューム ライセンス認証と Windows のボリューム ライセンス認証はどのように関連しているのですか。

Office 2010 は、Windows Vista および Windows Server 2008 に導入された Software Protection Platform (SPP) を採用しています。SPP は、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 でも使用されています。Office 2010 クライアント製品は、KMS または MAK によってライセンス認証を行う必要があります。

ボリューム ライセンス認証はマイクロソフト ユーザーにどのように役立ちますか。

ボリューム ライセンス認証は、次の理由からユーザーにとって有用です。

  • 信頼性   偽造ソフトウェアをダウンロードする過程で、キーストローク ロガーやトロイの木馬など、ユーザーとエコシステムを危険にさらすおそれがあるその他の悪質なコードも結果的に取り込まれる場合が多いということが調査から判明しています。ボリューム ライセンス認証によって、このようなリスクを低減させ、信頼性と安定性を高めることができます。

  • サポート   正規の Office として検証され、ライセンス認証されたソフトウェア バージョンは、マイクロソフトが提供するすべてのサポートを受けることができます。

  • ライセンス準拠   ボリューム ライセンス認証ツールを使用すると、どのソフトウェアがインストールおよびラインセンス認証されているか判断でき、ソフトウェアがライセンスに準拠していないというリスクが低減されます。

ボリューム ライセンス認証はライセンスに関連付けられていますか。

ライセンス認証はライセンスに関連付けられていますが、ライセンス執行ではありません。既存のボリューム ライセンス契約またはプログラムに変更はありません。キーおよび対応する認証の制限数 (MAK のみ) は、ユーザーが所有している固有のボリューム ライセンス契約によって異なります。マイクロソフトは、ライセンス認証中に収集した情報を使用して、ユーザーがライセンスされたソフトウェアのコピーを所有していることを確認します。また、この情報は、集計されて統計分析が行われます。マイクロソフトがこの情報を使用して個人を特定したり、お問い合せすることはありません。

ライセンス認証済みの Office インストールの猶予期限をリセットできますか。

いいえ。現在、ライセンス認証済みの Microsoft Office インストールの猶予期限はリセットできません。

Office 2010、Project 2010、および Visio 2010 のボリューム ライセンス認証に固有の変更点はありますか。

次の領域にボリューム ライセンス認証の変更点があります。

  • ライセンス認証のためにインストールして使用する必要がある Office 2010 KMS クライアント キーは 1 つだけです。Office 2010 KMS クライアント キーは、あらゆるバージョンの Office 2010 スイート、Office 2010 アプリケーション、Project 2010、および Visio 2013 のライセンス認証を行います。

  • Office 2010 では、Office 2010 Standard MAK、Word 2010 MAK、Visio 2013 MAK など製品バージョンごとに固有の MAK があります。

詳細については、「Microsoft Office 2010 のボリューム ライセンス認証」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=189005\&clcid=0x411) を参照してください。

Windows 7 および Windows Server 2008 R2 のボリューム ライセンス認証に固有の変更点はありますか。

ボリューム ライセンス認証は次の領域に適用されます。

  • 仮想コンピューターのライセンス認証。

  • 以前のバージョンの製品に対する Windows Server 2008 R2 KMS キーおよび Windows 7 KMS キーの使用。

  • 展開の改善、パフォーマンスの向上、プロダクト キー管理、およびレポート作成。

  • Windows Vista、Windows Server 2003、および Windows Server 2008 と同じライセンス認証プラットフォームに Office 2010、Project 2010、および Visio 2013 を含める。

詳細については、「Windows ボリューム アクティベーション (VA)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=184668\&clcid=0x411) を参照してください。

仮想コンピューターにはどのライセンス認証方式を使用すればよいですか。

仮想コンピューターのライセンス認証には、MAK または KMS を使用できます。ただし、MAK を使用してコンピューターのライセンス認証を行うたびに認証の回数が減らされるので、KMS を推奨します。これは、物理コンピューターと仮想コンピューターのどちらにも該当します。

  • Windows Vista SP1、Windows Server 2008、Windows Server 2003 KMS v1.1、および Windows 7 は、仮想サーバーでの KMS のホスティングをサポートしています。

  • Windows Vista SP2、Windows Server 2008 SP2、Windows Server 2003 KMS v1.2、Windows 7、Windows Server 2008 R2、および Office 2010 では、仮想コンピューターも KMS のライセンス認証のしきい値の対象としてカウントされます。詳細については、「Windows ボリューム アクティベーション (VA)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=184668\&clcid=0x411) を参照してください。

  • KMS ホスト キーごとに、6 つの物理または仮想 KMS ホストをセットアップできます。

  • KMS を使用する場合、少なくとも 5 つのクライアントがライセンス認証を要求する必要があります。この構成不可能なしきい値によって、ライセンス認証サービスをエンタープライズ環境でのみ使用し、著作権保護メカニズムとして利用できます。物理サーバーも仮想サーバーも対象となるので、必要な最小数を満たすために大規模な展開は必要ありません。

  • Office 2010 に対して KMS を実行するために専用サーバーは必要ありません。KMS ホストは軽量サービスなので、Office 2010 と Windows KMS ホストを共存させることができます。ただし、Windows Server 2003 (Standard、Enterprise、Datacenter Edition のみ)、Windows 7 ボリューム エディション、および Windows Server 2008 R2 のみが Office 2010 KMS ホストとしてサポートされます。

Office 2010 KMS ホストを仮想コンピューター上で実行できますか。

はい。Office 2010 KMS ホストは、Windows Server 2003、Windows 7 ボリューム エディション、および Windows Server 2008 R2 がインストールされた仮想コンピューター上で実行できます。

Windows Server 2003 用の Office 2010 KMS ホストの言語バージョンは、そのサーバーにインストールされている言語バージョンと一致している必要がありますか。

はい、Windows Server 2003 用の Office 2010 KMS ホストの言語バージョンは、サーバーにインストールされている言語バージョンと一致している必要があります。この要件は、Windows Server 2003 用の KMS にのみ適用されます。

Office 2010 KMS ホストによってライセンス認証される、Windows Server 2003 用の Office 2010 クライアントの言語バージョンは、そのサーバーにインストールされている言語バージョンと一致している必要がありますか。

いいえ。Office 2010 クライアントの言語バージョンは、Windows Server 2003 およびサーバー用の Office 2010 KMS ホストの言語バージョンと一致している必要はありません。この要件は、Windows Server 2003 用の KMS にのみ適用されます。

Windows 7 Professional がプレインストールされた新しいクライアント コンピューターを購入し、以前のバージョンの Windows へのダウングレードを予定しています。どのキーを使用できますか。

以下に基づいてキーを選択してください。

  • Windows 7 KMS キーを使用してライセンス認証された KMS ホストは、Windows Vista および Windows 7 KMS クライアントのライセンス認証を行う。

  • Windows Vista KMS キーを使用してライセンス認証された KMS ホストは、Windows Vista KMS クライアントのライセンス認証を行う。

  • Windows Vista では MAK も使用できる。

Windows XP にダウングレードする場合は、Windows XP Professional キーのみを使用する必要があります。

“子” 会社 (“親” 会社が所有している) が個別契約を結んでいる場合、親会社は同じキー (Windows Server 2008 Standard/Enterprise R2 KMS キーなど) を使用して両社に Windows 7 および Windows Server 2008 R2 を展開できますか。

可能ですが、特定のライセンス ID (契約、登録、関連会社、またはライセンス) で提供されたキーと、そのライセンス ID で指定されたライセンスを一緒に使用する必要はありません。このように柔軟性があるので、ユーザーは展開/イメージを一元管理できます。契約/ライセンスに固有のキーを使用することも、1 組のキーをすべてに対して使用することもできます。

コンピューターをライセンス認証しない場合はどうなりますか。

ライセンス認証は、ユーザーが透過的にライセンス認証を行えるように設計されています。猶予期間 (通常は 30 日) 内にライセンス認証が行われなかった場合、Windows または Office 2010 は通知モードに遷移します。Windows の通知モードでは、ログオン時にライセンス認証のリマインダーが表示されます。たとえば、Windows 7 では、アクション センター (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=189038\&clcid=0x411) に通知が表示され、デスクトップの背景が黒色に設定されます。

機能制限モードと通知モードの違いは何ですか。

機能制限モード (市販品にのみ適用) では、アプリケーションが 30 日間の猶予期間内に正しくライセンス認証されなかった場合、制限の厳しいモードで制限付きの機能にのみアクセスできます。注意しなくてはならないのは、すべてのボリューム ライセンス利用者には機能制限モードがなく、猶予期間を過ぎても通常の通知モードのみが適用されることです。通知モード (Office 2010 を実行しているすべてのボリューム システムに適用) は、猶予期間内にライセンス認証が完了しなかった場合に、ユーザーが明確なリマインダーを繰り返し受け取るというライセンス状態です。

ユーザーが偽造ソフトウェアやライセンス非準拠の被害を受けた場合はどうなりますか。

マイクロソフトは、Get Genuine 合法化サービスというさまざまなライセンス オプションを提供しています。

自分のボリューム ライセンス キーを使用して、イメージ再作成権を行使できますか。

はい。マイクロソフト ボリューム ライセンスをご利用のすべてのお客様にイメージ再作成権が付与されています。この権利に従って、ボリューム ライセンス メディアから作成したコピーがライセンスされた元の製品と同一である限り、ボリューム ライセンス契約に基づいて提供されたメディアを使用して、相手先ブランド供給 (OEM) またはフル パッケージ製品 (FPP) のライセンスされたコピーのイメージを再作成できます。

ボリューム ライセンス利用者の場合、必要なボリューム ライセンス キーは、プロダクト キー ページにあります。ライセンス認証コール センターを通じてキーを要求することもできます。コール センターの一覧は、「ボリューム ライセンス サービス センター」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=184280\&clcid=0x411) を参照してください。オープン ライセンス利用者の場合は、イメージを再作成する製品を少なくとも 1 つ購入して、製品メディアへのアクセス権を取得し、キーを受け取る必要があります。

詳細については、「ライセンスガイド」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=154939\&clcid=0x411) の「Re-imaging Rights」を参照してください。

VPN 接続を使用する場合、どれくらいの期間でライセンス認証が必要になりますか。

リマインダーは 2 時間おきです。一度ライセンス認証を行うと、リマインダーは 7 日ごとになります。これらは既定の設定で、ospp.vbs で変更できます。VPN 接続しているモバイル ユーザーは、Office 2010 アプリケーションを起動してライセンス認証要求を送信するか、ospp.vbs /act を実行することによって、手動でライセンス認証を行うことができます。

リモート コンピューターで、アプリケーションに赤いバーが表示されないようにするにはどうすればよいですか。

VPN 経由で接続し、前述の回答に従ってライセンス認証してください。

Windows Management Instrumentation (WMI) のグループ ポリシーを設定できますか。

はい。グループ ポリシーを使用して、WMI を許可するようファイアウォールを解除できます。

System Center Configuration Manager (SCCM) を使用してライセンス認証情報を取得できますか。

できます。

sysprep によって Office 2010 の猶予期限は自動的にリセットされますか。

いいえ。現在、sysprep にその機能はありません。

イメージを作成する前に猶予期限をリセットしなかった場合はどうなりますか。

イメージを作成したコンピューターが同じコンピューターとして認識されます。要求カウンターが増えないので、コンピューターはライセンス認証されません。

トークンによるライセンス認証は使用できますか。

特にセキュリティに厳しいユーザーに対しては、Office 2010 と一緒にトークンによるライセンス認証を使用できます。

キー管理サービス (KMS) の FAQ

KMS は専用システムを必要としない軽量サービスで、その他のサービスを提供しているシステムに簡単に共存させることができます。KMS を使用すると、ローカル ネットワーク上で製品をライセンス認証できます。したがって、製品をライセンス認証するために、個々のコンピューターがマイクロソフトに接続する必要がありません。

KMS では、ネットワーク環境内に最小数の物理または仮想コンピューターが必要です。Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 を実行しているコンピューターをライセンス認証するには最低 5 台、Windows Vista または Windows 7 を実行しているコンピューターをライセンス認証するには最低 25 台、Office 2010、Project 2010、および Visio 2013 を実行しているコンピューターをライセンス認証するには最低 5 台のコンピューターが必要です。これらの最小数はライセンス認証のしきい値と呼ばれるもので、企業ユーザーが簡単に満たせる数に設定されています。ライセンス認証のしきい値の詳細については、「Windows ボリューム アクティベーション (VA)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=184668\&clcid=0x411) を参照してください。Office 2010、Project 2010、および Visio 2013 については、「Office 2010 のボリューム ライセンス認証のクイック スタート ガイド」および「Office 2010 のボリューム ライセンス認証の概要」を参照してください。

KMS キーは、マイクロソフトのライセンス認証サーバーがある KMS ホストのライセンス認証にのみ使用します。1 つの KMS キーで、最大 6 つの KMS ホストを 1 ホストにつき 10 回ライセンス認証できます。各ホストがライセンス認証できるコンピューターの数に制限はありません。7 つ以上の KMS ホストをライセンス認証する必要がある場合は、ボリューム ライセンス サービス センター (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=184280\&clcid=0x411) に連絡し、ライセンス認証の制限数を追加する必要がある理由を説明してください。

警告

製品のライセンス認証に関する詳細については、「Windows ボリューム アクティベーション (VA)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=184668&clcid=0x411) および「Microsoft Office 2010 のボリューム ライセンス認証」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=189005&clcid=0x411) を参照してください。

KMS に必要な Office 2010 スイートの一部をインストールしました。機能にはどのような影響がありますか。

概説したすべての手順に従ってインストールしていれば、影響はありません。

Office 2010 KMS ライセンスとキーを Windows 7 および Windows Server 2008 R2 にインストールできますか。

できます。

Office 2010 用に個別の KMS ホスト キーはありますか。

1 つの KMS ホスト キーですべての Office 2010 クライアント製品をライセンス認証できます。

Windows Server 2008 KMS キーを使用して組織の KMS ホスト コンピューターをライセンス認証しました。同じコンピューターを Windows Server 2008 R2 を展開するためのホストとして使用できますか。

Windows Server 2003、Windows Server 2008、または Windows Vista に既にインストールされている KMS ホストを更新して、Office 2010、Project 2010、および Visio 2013 に加え、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 のライセンス認証をサポートする必要があります。この更新プログラムは、Microsoft Windows Server Update Services (WSUS) (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=151433\&clcid=0x411)、Microsoft ダウンロード センター (英語) (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=189018\&clcid=0x411) (英語)、および Windows ボリューム アクティベーション (VA) (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=184668\&clcid=0x411) から入手できます。更新プログラムをインストールした後で、ホスト上に Windows Server 2008 R2 KMS キーをインストールして、ライセンス認証を行うことができます。

これらのライセンス認証は補正発注に使用できますか。

ライセンス認証自体は、顧客によるライセンスの訂正を支援するためのものではありません。

slmgr.vbs スクリプトをセーフ モードで実行できますか。

できません。ライセンス認証情報は、セーフ モードでは使用できません。

コンピューターがテスト ラボにある場合、または接続されていない場合はどうなりますか。

  • KMS のしきい値に達するだけの物理および仮想コンピューターがテスト ラボにある場合、システム管理者は KMS を展開してラボ内の Microsoft Office 2010 クライアント インストールをライセンス認証できます。KMS ホストは電話でライセンス認証できます。

  • コンピューターがたまにしかインターネットに接続されない場合は、インターネットまたは電話を介して MAK を使用することにより、マイクロソフトが直接 Office クライアント インストールをライセンス認証できます。

  • コンピューターにネットワーク接続がない場合は、電話によって、または VAMT を使用した MAK プロキシ ライセンス認証によって、ライセンス認証を行うことができます。

Office 2010 KMS ホストが Windows Server 2003、Windows 7、および Windows Server 2008 R2 でのみサポートされているのはなぜですか。

マイクロソフトが Office 2010 のリリース サイクルに基づいて決定しました。Office 2010 は、Windows 7 の出荷後に出荷されます。マイクロソフトは、大部分のお客様が Windows Server 2003 から Windows Server 2008 R2 にアップグレードするものと予測しています。また、リリース後は流通経路において Windows Server 2008 R2 が Windows Server 2008 に代わると考えられるので、これがお客様が入手する最新バージョンとなります。

重要

Office 2010 KMS ホストは、Windows Small Business Server 2003 ではサポートされていません。詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の記事 968915「更新プログラムが利用可能な Windows Server 2003 Service Pack 2 (SP2) のおよび Windows Server 2003 のそれ以降のバージョンにキー マネージメント サービス (KMS) 1. 2 をインストールします。」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=183046&clcid=0x411) を参照してください。

Office 2010 KMS ホストが Windows Server 2008 をサポートしないのはなぜですか。

Windows Server 2003 にはもともと KMS サービスがなかったので、KMS サービスを容易に追加できました。Windows Server 2008 は、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 と異なり、コード ベースです。Office 2010 KMS ホストに対して Windows Server 2008 をサポートするにはコード全体を見直す必要があり、費用効率が良くありません。

Windows Server 2008 に修正プログラムを適用するだけで Windows Server 2008 R2 および Windows 7 をライセンス認証できるのはなぜですか。

この修正プログラムには、Windows Server 2008 R2 および Windows 7 をライセンス認証するための新しい KMS ホスト キーを認識するライセンス ファイルが含まれています。KMS サービスを変更する必要はありません。

Windows Server 2008 コンピューターをアップグレードできない構成の場合はどうなりますか。他の方法で Office 2010 KMS ホストをセットアップできますか。

Windows Server 2008 コンピューター上に Windows Server 2003、Windows 7、または Windows Server 2008 R2 の仮想マシンをセットアップしてから、仮想マシン上に Office 2010 KMS ホストをセットアップできます。

"KMS ホストをライセンス認証できません" というエラーは何を意味していますか。

KMS ホスト キーのしきい値を上回ったということを意味しています。このエラーには、いくつかの原因が考えられます。

KMS ホストのライセンス認証に対してファイアウォールを有効にするにはどうすればよいですか。

TCP 通信ポート番号を既定の 1688 に設定してください。

自分の KMS ホスト キーが漏洩している疑いがあります。それ以上のライセンス認証をブロックできますか。

はい。マイクロソフトと連携して KMS ホスト キーをブロックできます。詳細については、ライセンス認証コール センターにお問い合わせください。コール センターの一覧は、「ボリューム ライセンス サービス センター」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=184280\&clcid=0x411) を参照してください。

-1 という回数は何を意味しますか。

-1 という回数は、KMS ホストに接続したクライアントがないことを意味します。

外部ユーザーがライセンス認証に使用できるよう、自分の KMS ホストをインターネットに公開できますか。

ユーザーは、自分に割り当てられたキーの使用と、自分の KMS ホストを使用しての Office 2010 クライアントのライセンス認証の両方に責任を負います。マイクロソフトの利用者以外にキーを公開しないでください。また、インターネットのように統制されないネットワーク経由で、自分の KMS に保護されていないアクセスを提供しないでください。

KMS ホストのフェールオーバーにどのような対策を利用できますか。

複数の KMS ホストを DNS SRV リソース レコードに登録できます。1 つの KMS ホストがダウンした場合、KMS クライアント コンピューターはリストから別の KMS ホストを選択します。KMS Office クライアントで直接登録を使用している場合は、ラウンドロビン DNS またはネットワーク負荷分散メカニズム (ソフトウェアまたはハードウェア) を使用して、KMS ホストの利用可能性を高めることができます。

KMS サービス データをバックアップする必要がありますか。

KMS サービス データをバックアップする必要はありません。ただし、KMS ライセンス認証の記録が必要な場合は、キー管理サービスログをアプリケーションとサービス ログ フォルダーに保存して、ライセンス認証の履歴を保持できます。

KMS ホストで障害が発生した場合、バックアップ KMS ホストを復元するにはどうすればよいですか。

障害が発生した KMS ホストを、同じ構成を使用する新しい KMS ホストで置き換えることはほとんどありません。また、DNS 自動探索を使用している場合は、新しい KMS ホストの SRV リソース レコードを DNS に必ず追加してください。DNS 用にレコードの清掃が実装されている場合、古い SRV レコードは最終的に削除されます。実装されていない場合は、手動で削除できます。すると、新しい KMS ホストが起動して更新要求を収集し、KMS ライセンス認証のしきい値に達すると、KMS クライアントがライセンス認証を開始します。

イベント ログの日常的なクリーンアップの実行時に、イベント ログに保存されているライセンス認証履歴が失われる危険がありますか。

はい。クリーンアップ ツールを使用する場合は、データをキー管理サービスからエクスポートすることを検討してください。アプリケーションとサービス ログ フォルダーにログオンして、ライセンス認証履歴をアーカイブします。Office 用に更新された Operations Manager の KMS 管理パックを使用する場合、この作業は必要ありません。この管理パックでは、レポート作成用にイベント ログ データを収集し、Operations データ ウェアハウスに保存します。

多くの組織がセキュリティ対策としてすべての ActiveX をブロックしています。ボリューム ライセンス管理は正規品の検証と同じ方法で ActiveX を使用しているのですか。

ボリューム ライセンス管理では、ActiveX を使用していません。WMI のプロパティとメソッドを使用しています。これらについては、『Volume Activation 2.0 Operations Guide』の付録 1 で説明しています。このマニュアルは、「Volume Activation 2.0 Technical Guidance (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=190472\&clcid=0x411) (英語) ページでダウンロードできます。

"KMS キーで KMS ホストをライセンス認証したとき、そのプロダクト キーを使用できないことをライセンス認証サーバーが検出しました" というメッセージにはどのように対応すればよいですか。

このメッセージは、次のいずれかによって表示されることがあります。

  • KMS ホスト キーのライセンス認証が 6 回を越えている (ライセンス認証は最大 6 回)。

  • KMS ホストのライセンス認証中にコマンドが正しく実行されなかった。

  • KMS ホスト キーが漏洩し、ライセンス認証が使い切られた (最初の項目を参照)。

Microsoft Office 2010 クライアントを展開しましたが、KMS ホストがライセンス認証要求を受信しませんでした。クライアント側でライセンス認証要求の現在の状態を確認するにはどうすればよいですか。

クライアント コンピューターで、任意の Office 2010 アプリケーションの Microsoft Office Backstage ビューに移動します。アプリケーション名をクリックすると、右上隅に状態が表示されます。

サーバー側でライセンス認証要求の現在の状態を確認するにはどうすればよいですか。

サーバー側では、slmgr.vbd を使用してライセンス認証要求を確認します。詳細については、「Office 2010 のボリューム ライセンス認証を展開する」の「Office 2010 KMS ホストを構成する」を参照してください。

サーバーは名前または IP で認識する必要があります。KMS を使用してライセンス認証されたサーバーを確認するコマンドまたは方法がありますか。

  • コマンド Nslookup –type=srv _vlmcs._tcp を使用すると、DNS に登録され、クライアントにライセンス認証を提供できる KMS の一覧が表示されます。

  • クライアント側では、slmgr/dlv と入力すると、すべての情報が表示されます。

  • KMS ホストでは、KMS イベントを監視したり、Microsoft System Center Operations Manager を使用できます。

マルチ ライセンス認証キー (MAK) の FAQ

MAK では、コンピューターがマイクロソフトのライセンス認証サーバーに 1 回接続する必要があります。一度コンピューターがライセンス認証されれば、それ以上マイクロソフトと通信する必要はありません。

MAK のライセンス認証方式にはどのようなものがありますか。

MAK には、MAK 個別ライセンス認証と MAK プロキシ ライセンス認証の 2 種類のライセンス認証があります。

注意

各 MAK では、利用者のボリューム ライセンス契約に基づいて、許可されるライセンス認証の数があらかじめ決められています。MAK ライセンス認証の制限数を追加するには、ボリューム ライセンス サービス センター (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=184280&clcid=0x411) に連絡してください。

  • MAK 個別ライセンス認証   各コンピューターがインターネットまたは電話を介して個別にマイクロソフトに接続し、ライセンス認証を受けます。

  • MAK プロキシ ライセンス認証   MAK プロキシ ライセンス認証では、VAMT (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=183042\&clcid=0x411) を使用します。VAMT は、Windows 7 用の Windows 自動インストール キット (AIK) (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=180604\&clcid=0x411) の一部です。オンラインまたは電話によるマイクロソフトへの 1 つの接続を使用して、複数のコンピューターの代わりに 1 つの一元的なライセンス認証要求が作成されます。IT 担当者は、この方法を使用して、MAK ボリューム ライセンス認証プロセスを自動化および一元管理できます。

組織内への展開に MAK キーと KMS キーを両方使用できますか。

はい。KMS、MAK、またはその両方を使用して、ボリューム ライセンスされた Windows および Office 2010 コンピューターをライセンス認証できます。

組織の MAK を使用してコンピューターの大部分をライセンス認証することを予定しています。組織の MAK が提供するライセンス認証の数が購入したライセンス数と一致しません。ライセンス認証の数が購入したライセンスの数と一致しないのはなぜですか。また、追加のライセンス認証を要求するにはどうすればよいですか。

KMS を推奨ライセンス認証方式として使用することには多くの利点があり、ほとんどのユーザーが KMS の使用を選択しています。KMS をライセンス認証の主な方式として使用する理由の 1 つは、ライセンスの数と MAK に対するライセンス認証の数が一致しないことです。これは、MAK が使用されない場合があるからです。マイクロソフトは、多くの要素を考慮して、各 MAK に関連付けられるライセンス認証の数を決定しています。このような要素には、購入されるライセンス、顧客が購入する価格のレベル、およびボリューム ライセンス プログラムなどがあります。

オープン ライセンスの場合、マイクロソフトは利用者が所有するライセンスの数を考慮し、通常は、再ライセンス認証や仮想マシン (VM) ライセンス権のシナリオに確実にライセンス認証を利用するために必要と思われるよりも多くのライセンス認証を付与しています。たとえば、利用者が 1 ~ 25 ライセンスを購入した場合は、MAK に対して 50 回のライセンス認証を取得できます。Select、Enterprise Agreement、Campus Agreement、School Agreement、および SPLA の場合、マイクロソフトは価格レベル (A、B、C、D) を考慮し、各レベルに対して購入される一般的なライセンス数に基づいて、各レベルに固有のライセンス認証回数を付与しています。KMS が最も一般的に使用されるライセンス認証方式であることも考慮しています。

MAK ライセンス認証の制限数を追加するには、ボリューム ライセンス サービス センター (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=184280\&clcid=0x411) に連絡してください。

KMS ではなく MAK ライセンス認証を使用して Windows 7 Professional のイメージを再作成しようと考えています。このために必要なだけの MAK ライセンス認証がない場合はどうなりますか。

最初に、プロダクト キー ページに移動するか、VAMT (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=183042\&clcid=0x411) を使用して、Windows 7 MAK に関連付けられているライセンス認証数を確認してください。VAMT は Windows 7 用の Windows® 自動インストール キット (AIK) (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=180604\&clcid=0x411) の一部です。

MAK ライセンス認証の制限数を追加するには、ボリューム ライセンス サービス センター (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=184280\&clcid=0x411) に連絡してください。

ユーザーが MAK ライセンス認証の制限数を変更するにはどうすればよいですか。

MAK の割り当て制限を確認し、キーに対して残っているライセンス認証を確認し、ボリューム ライセンス サービス センター (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=184280\&clcid=0x411) に連絡してライセンス認証の制限数を追加するよう要求できます。

ライセンス認証の制限数が 250 回のキーを、49 ライセンスを含むボリューム ライセンス契約を所有しているユーザーに付与できないのはなぜですか。ライセンスが許可している回数より多くライセンス認証できないのですか。

  • 次の表に示すように、キーに対する MAK の制限数は Open および Select プログラムに固有です。たとえば、Open_MAK_50 はそのキーのライセンス認証が 50 回であることを意味しています。

    Open Select

    Open_MAK_50

    Select_MAK_500

    Open_MAK_100

    Select_MAK_1000

    Open_MAK_250

    Select_MAK_2500

    Open_MAK_500

    Select_MAK_5000

    Open_MAK_750

    Open_MAK_1000

  • したがって、たとえば最大 35 ライセンスを持つ利用者は Open_MAK_50 キーを所有でき、35 台のコンピューターをインストールおよびライセンス認証できます。ただし、1 つのハード ディスクが故障して交換した場合は、そのコンピューターを再ライセンス認証する必要があります。

利用者が MAK キーを受け取って 1 つのインストール イメージを作成するとどうなりますか。MAK キーの上限はどのように関係しますか。

たとえば、利用者が Open_MAK_50 を使用する場合、システム管理者がイメージを 1 つ作成し、ユーザーはそのイメージを多数のコンピューターにインストールできます。この段階では、著作権侵害ソリューションはまだ開始されておらず、MAK の上限に到達していません。これらのコンピューターがマイクロソフトのライセンス認証サービスを使用してライセンス認証を試みると、MAK の上限に到達します。1 ~ 50 台目のコンピューターのライセンス認証は成功しますが、51 台目のコンピューターではライセンス認証が失敗し、残りのコンピューターはライセンス未認証通知を受け取ります。

MAK ライセンス認証の有効状態に期限はありますか。

ありません。MAK ライセンス認証は永続的です。

MAK でライセンス認証されたクライアントを KMS でライセンス認証する必要が生じることがありますか。

いいえ。ただし、KMS ホストのセットアップ後に、MAK でライセンス認証されたクライアントを KMS で再ライセンス認証する場合は、クライアントのプロダクト キーを変更するだけです。

すべての MAK ライセンス認証を使い切った場合はどうすればよいですか。

マイクロソフトに連絡して状況を説明してください。(妥当な状況にある場合は) 追加のライセンス認証が提供されます。

セットアップ時に MAK から KMS に移行するにはどうすればよいですか。

次のどちらかを実行できます。

  • Office 2010 クライアントの数が KMS ライセンス認証のしきい値を越えるまで待ってからライセンス認証を行う。

  • 最初の数台の Office 2010 クライアントを MAK を使用してライセンス認証してから、クライアントの数が KMS ライセンス認証のしきい値を越えたときにクライアント プロダクト キーを KMS に変更する。

ボリューム ライセンス認証管理ツール (VAMT) の FAQ

IT 担当者は、ボリューム ライセンス認証管理ツール (VAMT) を使用して、ボリューム ライセンス認証プロセスを自動化および一元管理できます。

VAMT はすべての Windows オペレーティング システムにインストールできますか。

できます。

VAMT は KMS ホストに限らずすべてのコンピューターにインストールできますか。

はい。VAMT は主に MAK ライセンス認証に使用されますが、KMS ライセンス認証の監視にも使用できます。

VAMT を使用して何台かのコンピューターを MAK ライセンス認証する場合、VAMT を自動検出するようにそのコンピューターを構成できますか。

コンピューターは VAMT を検出できません。VAMT は単なるツールであり、1 台以上のコンピューターの MAK ライセンス認証の管理に使用できます。詳細については、「Office 2010 のボリューム ライセンス認証を計画する」を参照してください。

エラー コード検索ツールが Windows XP または Windows Server 2003 上の VAMT が返すエラーの内容を表示しません。

Volume Activation 2.0 のエラーは、Microsoft Windows Vista オペレーティング システムおよび Windows Server 2008 オペレーティング システムにネイティブです。VAMT は、オペレーティング システムを利用して、一部のエラー コードを説明するテキストを提供します。このテキストは、Windows XP または Windows Server 2003 システムでは利用できません。このようなエラー コードに関連付けられたテキストを検索するには、Microsoft Windows Vista オペレーティング システムを実行しているコンピューターに VAMT をインストールするか、Microsoft Windows Vista オペレーティング システムを実行しているコンピューターのコマンド プロンプトで SLUI 0x2A <エラーコード> を実行してください。

VAMT が動作するにはインターネット アクセスが必要ですか。

VAMT で利用できる操作には、インターネット アクセスが必要なものがあります。このような操作には、残っている MAK ライセンス認証回数の取得や、MAK プロキシ ライセンス認証における確認 ID (CID) の取得手順があります。ただし、大部分の VAMT の操作にはインターネット アクセスは必要ありません。

CID はイメージのライセンス認証用に保存されますか。

はい。

ハード ドライブを交換、またはイメージを再作成するときに、MAK CID を使用できますか。

VAMT で使用できます。ハードウェアの交換は、KMS では問題がありません。ハード ドライブの交換によってハードウェア ドリフトが生じ、再ライセンス認証が必要になる可能性が最も高いことに注意してください。

VAMT をライセンス認証する必要がありますか。

必要ありません。

VAMT を仮想コンピューターで実行できますか。

できます。

MAK シナリオでボリューム ライセンス認証管理ツールを使用すると、どのような問題が解決されますか。MAK シナリオで、ユーザーがホストした VAMT でライセンス認証を行った場合、KMS の場合とは異なる問題がありますか。

  • MAK ライセンス認証は、マイクロソフトがホストするライセンス認証サービスで直接行われるもので、ユーザーが Office 2010 ユーザー インターフェイスにキーを入力します。VAMT を使用するのは、一度に 1 台ずつ各コンピューターに MAK を適用する代わりに、同時に複数台のコンピューターに MAK を適用できるので、システム管理者にとって便利だからです。

  • インターネット接続していない Office 2010 インストールに対しては、プロキシ ライセンス認証を実行します。

  • KMS との違いは、KMS クライアントは KMS ホストがなければライセンス認証できないという点です。VAMT は KMS と同等のものではなく、個別の Office 2010 クライアントに MAK を展開するための手段です。KMS は、初期セットアップを越える管理のオーバーヘッドなしに、ユーザーのネットワーク上でのライセンス認証を管理します。

オプション 1: VAMT を使用する

オプション 2: VAMT を使用しない

オプション 1、VAMT 使用 オプション 2、VAMT 不使用

プロダクト キーの FAQ

プロダクト キーによって、特定のボリューム ライセンス プログラムに従ってライセンスされたソフトウェア製品を使用できます。このサイトのプロダクト キーはボリューム ライセンス製品に対してのみ使用する必要があり、ユーザーの組織のみが使用するものです。

セットアップ キーとは何ですか。

セットアップ キーは、各製品/バージョンの組み合わせに対して製品を "ロック解除" するために使用するもので、ライセンス認証が省略されます。セットアップ キーは次の 3 つの方法で取得できます。

  • 物理的フルフィルメント   物理的フルフィルメントによって取得した製品の場合、セットアップ キーはメディア ケースに印刷されています。

  • ダウンロード フルフィルメント   ダウンロードによって取得した製品の場合、セットアップ キーはダウンロードと一緒に提供されます。

  • ボリューム ライセンス サービス センター (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=184280\&clcid=0x411) からダウンロードできる製品の場合、セットアップ キーはダウンロード画面に表示されます。"ダウンロードできる製品にはセットアップ キーが必要なものがあります。製品のインストール時に必要になるので、このセットアップ キーを書き留めておいてください" というテキストが一緒に表示される場合があります。

  • 必要なセットアップ キーを取得するには、「マイクロソフト ライセンス認証専用窓口の電話番号」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=182952\&clcid=0x411) の該当する番号に電話してください。ボリューム ライセンス契約情報および購入の証明を提示するよう求められます。

プロダクト キーはすべてのボリューム ライセンス製品に必要ですか。

いいえ、必ずしもすべての製品にプロダクト キーが必要なわけではありません。ボリューム ライセンス プロダクト キーが必要な製品の一覧は、「製品のライセンス認証およびキーに関する情報」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=110471\&clcid=0x411) を参照してください。

"無効なボリューム ライセンス キー" または "別の種類のキーを使用してください" または "ライセンス認証に無効なキー" というメッセージにはどのように対応すればよいですか。

これらのメッセージは、次のどちらかによって表示されることがあります。

  • 管理者が KMS クライアントに KMS ホスト キーをインストールしようとしている。

  • SKU とキーが一致しない。

マイクロソフトは契約に関連付けられたプロダクト キーをどのようして判断しているのですか。

マイクロソフト契約一覧に一覧されるライセンス ID ごとにボリューム ライセンス プロダクト キーが付与されます。契約一覧には複数のライセンス ID が表示されることがあります。ライセンス ID と契約一覧の詳細については、「よく寄せられる質問」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=189254\&clcid=0x411) を参照してください。

  • Enterprise Agreement (EA) をご利用のお客様には、利用可能な製品に適用できるすべてのボリューム ライセンス キーが付与されます。

  • Select Agreement をご利用のお客様には、購入見積もりに基づいて、製品群 (システム、サーバー、アプリケーション) ごとにキーが付与されます。

  • Select Plus Agreement をご利用のお客様には、利用可能な製品に適用できるすべてのボリューム ライセンス キーが付与されます。

  • Open License および Open Value をご利用のお客様には、ライセンス購入に基づいて適用できるキーが付与されます。

イメージの再作成およびダウングレードの詳細については、「ライセンスガイド」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=154939\&clcid=0x411) の「Re-imaging Rights」を参照してください。EA、Select、および Select Plus をご利用のお客様には、評価の権利も付与され、トレーニングやバックアップを目的としたソフトウェアの複製が可能になります。

使用するキーはどのようにして判断できますか。

Windows 製品については、ビデオ「Fundamentals of Volume Activation (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=150087\&clcid=0x411) (英語) をご覧ください。Office 2010、Visio 2013、および Project 2010 については、「Microsoft Office 2010 のボリューム ライセンス認証」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=189005\&clcid=0x411) のビデオ「Office 2010 クライアント製品のボリューム ライセンス認証」をご覧ください。

"KMS キーで KMS ホストをライセンス認証したとき、そのプロダクト キーを使用できないことをライセンス認証サーバーが検出しました" というメッセージにはどのように対応すればよいですか。

このメッセージは、次のいずれかによって表示されることがあります。

  • KMS ホスト キーのライセンス認証が 6 回を越えている (ライセンス認証の最大数は 6 回)。

  • KMS ホストのライセンス認証中にコマンドが正しく実行されなかった。

  • KMS ホスト キーが漏洩し、ライセンス認証が使い切られた (最初の項目を参照)。