展開の使用停止

 

トピックの最終更新日: 2013-09-11

状況によっては、すべてのサーバーの役割、Standard Edition サーバー、およびフロントエンド プールをすべてのサイトで削除することと、環境をロールバックすることが必要になります。たとえば、障害復旧のシナリオ、ハードウェア障害のシナリオ、アップグレードのシナリオ、またはサーバー、プール、および設定の完全な削除が必要なその他の状況が該当します。

tipヒント:
展開を使用停止にする前に、次の操作を行います。
  • ユーザーがダウンタイムについて計画できるように十分な告知を行います。

  • サーバーの役割の非アクティブ化は、週末や休日、またはその他のオフピークの時間帯に行います。

  • System Center Operations Manager またはサード パーティの監視システムによる監視を無効にします。

推奨の操作手順

次の表は、使用停止のプロセスの各フェーズを定めたチェック リストです。この手順どおりに作業を実行することを強くお勧めします。

v フェーズ ドキュメント

       

フェーズ 1:Lync Server 向けに有効にしたすべてのユーザーを無効にします。

Lync Server 2010 ユーザーの検索

および

Lync Server 2010 ユーザーの有効化または無効化

または

Get-CsUser

および

Disable-CsUser

       

フェーズ 2: すべての会議ディレクトリを削除します。

会議ディレクトリ とダイヤルイン会議連絡先オブジェクトの移動

       

フェーズ 3: 音声コンポーネントを必要に応じて削除します。

  • Lync Serverエンタープライズ VoIP 機能向けに有効にしたすべての連絡先オブジェクトを Lync Server 管理シェルで削除します。

    • Lync Server 2010 応答グループが Lync Server 2013 展開に移行された場合は、移行された応答グループの連絡先オブジェクトを削除しないでください。応答グループが移行されたら、[ドキュメント] 列の [応答グループ サービス ワークフローの連絡先オブジェクトの削除] をスキップします。詳細については、https://technet.microsoft.com/en-us/library/jj204854.aspx を参照してください。

  • エンタープライズ VoIP のルートを Lync Server コントロール パネルで削除します。

  • すべてのコール パーク オービットを Lync Server コントロール パネルで削除します。

  • エンタープライズ VoIP で割り当てられていない電話番号のすべてのテーブルを削除します。

  • 場所情報サービス データベースをバックアップします。

  • 独自の保留音ファイルをバックアップします。

  • エンタープライズ VoIP のルートを削除します。

  • 公衆交換電話網 (PSTN) ゲートウェイを再割り当てします。

Exchange ユニファイド メッセージング (UM) 連絡先オブジェクトを削除する

応答グループ サービス ワークフローの連絡先オブジェクトの削除

ダイヤルイン会議アクセス番号連絡先オブジェクトを削除する

共通領域電話およびアナログ デバイス連絡先オブジェクトの削除

コール パーク サービスのオービットの削除

割り当てられていない番号の範囲の削除

場所情報サービス データベースのバックアップ

カスタム保留音ファイルのバックアップ

エンタープライズ音声ルートの削除

PSTN ゲートウェイの再割り当て

       

フェーズ 4:フロントエンド サーバーまたはプールが空であることを確認します。

フロントエンド プールまたはフロントエンド サーバーが空かどうかの確認

       

フェーズ 5:トポロジ ビルダーで展開の削除ウィザードを実行します。

展開の削除ウィザードを実行する

       

フェーズ 6: 最終的なトポロジを Lync Server 管理シェルで発行します。

展開の削除ウィザードからのトポロジの公開

       

フェーズ 7: レプリケーションが完了していることを Lync Server 管理シェルで確認します。

中央管理ストア、サーバー、およびサービスへの変更のレプリケーションの確認

       

フェーズ 8: 各サーバー上のローカルのコンポーネント ファイルを展開ウィザードで削除します。

Lync Server 2010 ファイルをサーバー (中央管理サーバーを除く) から削除する

       

フェーズ 9: Publish-CsTopology コマンドレットの FinalizeUninstall パラメーターを使用して、最終的な空のトポロジを発行します。

最終的なトポロジの公開と最後のフロントエンドの削除

       

フェーズ 10: SQL Server のすべてのデータベース、インスタンス、および中央管理ストアを Lync Server 管理シェルで削除します。

すべての SQL Server インスタンス、データベース、および中央管理ストアを削除する

       

フェーズ 11: (オプション) 要件として必要だったソフトウェアをフロントエンド サーバーから削除します。

Lync Server からの前提条件のソフトウェアの削除

       

フェーズ 12: (オプション) フロントエンド サーバーに残っているローカル グループを削除します。

ローカル グループの削除

       

フェーズ 13: (オプション) 中央管理ストア向けの Active Directory ドメイン サービス (AD DS) サービス コントロール ポイント (SCP) が存在するかどうかをチェックし、定義されている場合は Lync Server 管理シェルで削除します。

note注:
これは、展開を使用停止して、SQL Server ベースの別のバックエンド サーバーで中央管理ストアをホストするように新しい展開をインストールする場合にのみ必要です。

Active Directory ドメイン サービスの中央管理ストアのサービス コントロール ポイントの削除 (オプション)

Remove-CsConfigurationStoreLocation

       

フェーズ 14: (オプション) ドメインを準備解除します。

コマンドレットの使用によるドメインの準備の無効化

       

フェーズ 15: (オプション) フォレストを準備解除します。

コマンドレットの使用によるフォレストの準備のリバース