WorkItemTimeout 要素 (ADF)

ディストリビュータ スレッドが、割り当てられた作業項目の処理に使用できる時間を指定します。この時間を超えた場合は、ジョブがキャンセルされ、処理可能な作業項目のプールに作業項目が戻されます。

構文

<NotificationClasses>
    <NotificationClass>
        ...
        <Protocols>
            <Protocol>
                <ProtocolExecutionSettings>
                    ...
                    <WorkItemTimeout>

要素の特性

特性 説明

データ型

duration

既定値

15 分。

個数

ProtocolExecutionSettings 要素につき 1 個 (省略可)。

更新

アプリケーションの更新時に追加、削除、および変更できます。

要素の関係

関係 要素

親要素

ProtocolExecutionSettings 要素 (ADF)

子要素

なし。

解説

作業項目は、1 つのバッチ内の、同じ配信チャネルで配信される通知によって構成されています。Notification Services は、バッチ処理を活用しつつ、通知を複数の配信チャネルで並行して配信するために、通知バッチを作業項目に分割します。

ディストリビュータ スレッドが空くと、処理可能な作業項目が取得されて、書式設定と配信が行われます。WorkItemTimeout の値は、その作業項目内の通知の書式設定と配信の制限時間を構成します。このタイムアウト値を超えると、処理可能な作業項目のプールに作業項目が戻されます。これにより、別のディストリビュータ スレッドがその作業項目を処理できるようになります (再試行スケジュールがある場合)。

XML の duration データ型の書式は、PnYnMnDTnHnMnS です。XML のデータ型の詳細については、MSDN ライブラリの「Primitive XML Data Types」を参照してください。

使用例

次の例では、ディストリビュータ スレッドの作業項目の処理時間を 2 分に指定しています。

<WorkItemTimeout>P0DT00H02M00S</WorkItemTimeout>

参照

関連項目

RetrySchedule 要素 (ADF)
アプリケーション定義ファイルのリファレンス

その他の技術情報

配信プロトコルの名前とフィールドの指定
インスタンスとアプリケーションの更新

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手