レポート データベースをスケーラブルな共有データベースとしてアタッチする
レポート ボリュームのセット上でレポート データベースを構築または更新し、ボリュームを読み取り専用としてマークし、実稼働サーバーからマウント解除したら、アタッチ フェーズを開始することができます。基本的に、アタッチ フェーズではレポート ボリュームをレポート サーバー上でマウントし、レポート データベースをアタッチします。このフェーズにより、レポート データベースがスケーラブルな共有データベースになります。
アタッチ フェーズの手順
このフェーズでは、以下のことを行う必要があります。
各レポート ボリュームに対応する論理ユニット番号 (LUN) のマスクを解除し、実稼働サーバーからボリュームにアクセスできるようにします。そのためには、ハードウェア ベンダのユーティリティを使用します。データベースが複数のレポート ボリュームを使用する場合は、ボリュームごとにこの手順を実行します。
LUN に対応するボリュームを各レポート サーバー上でマウントします。
注 レポート データベースの構築処理や更新処理を簡単にするために、常に実稼働ボリュームと同じドライブ文字を使用してレポート ボリュームをマウントすることをお勧めします。たとえば、実稼働データベースのボリュームが実稼働サーバーのドライブ E にある場合は、対応するレポート ボリュームを各レポート サーバーのドライブ E にマウントします。
DiskPart ユーティリティを使用してボリュームをマウントするには、Windows のコマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。
DiskPart
DISKPART> select volume=<drive-number>
DISKPART> assign letter=<drive-letter>
DISKPART> exit
ここで <drive-number> は、Windows オペレーティング システムによって割り当てられたボリューム番号で、<drive-letter> は、レポート サーバー上のレポート ボリュームで使用するドライブ文字です。データベースが複数のレポート ボリュームを使用する場合は、ボリュームごとにこの手順を実行します。
各レポート サーバーでレポート ボリュームのセットをマウントした後で、ストレージ エリア ネットワーク (SAN) 経由で読み取り専用ボリュームとしてボリュームにアクセスできることを確認することをお勧めします。詳細については、「スケーラブルな共有データベースのための適切な環境の確保」を参照してください。
各レポート サーバー上で、データベースを 1 つ以上のサーバー インスタンスにアタッチします。
詳細については、以下を参照してください。
これでレポート データベースはスケーラブルな共有データベースとして使用可能になり、クエリを処理できるようになりました。
注 |
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アタッチ フェーズは、あるレポート ボリュームのセットに対する更新サイクルの最後のフェーズです。しかし、古いバージョンのレポート データベースと新しいバージョンのレポート データベース用に 2 つのレポート ボリュームのセットを交互に使用することもできます。これにより、2 つのボリューム セットのデタッチ フェーズとアタッチ フェーズをオーバーラップさせることが可能になります。詳細については、「スケーラブルな共有データベースの可用性の最大化」を参照してください。 |