データの操作 (レポート ビルダ 2.0)
ウィザードでテーブル、マトリックス、およびグラフを追加してレポートの初期レイアウトを作成したら、レポートのコンテンツと外観をカスタマイズすることができます。たとえば次のような方法で、データを変更したり、データの構成を変更したり、レポートの外観を変更したりできます。
パラメータを追加して、データ ソースから取得するデータをユーザーが選択できるようにします。単一の値を受け取るパラメータを作成することも、複数の値を受け取るパラメータを作成することもできます。前のパラメータの値によって次のパラメータの値が決まるカスケード型パラメータを作成することもできます。パラメータの既定値を指定して、レポートを初めて表示したときに自動的に実行されるようにしたり、パラメータで使用できる値を指定して、ユーザーが有効な値のみを選択できるようにドロップダウン リストを表示したりすることもできます。
フィルタ式を追加して、レポートのデータ カテゴリの表示/非表示を切り替えます。クエリのデータにフィルタを適用してそのデータがデータ ソースから取得されないようにしたり、レポートやレポートの一部 (テーブルやグラフなど) のデータにフィルタを適用したりできます。パラメータ値にフィルタを適用することもできます。
並べ替え式を変更してデータの並べ替え順を変更します。グラフのデータの並べ替え順を変更すると、各カテゴリに対して使用される色が変更されます。
グループ式を変更して、テーブル、マトリックス、またはグラフのデータのグループ化方法を変更します。テーブルやマトリックスの詳細行を削除して、小計行のみが表示されるようにすることもできます。
既定の集計関数を変更して比率を追加します (計算を売上の合計から売上の割合に変更するなど)。
データを強調表示するための条件式を追加します (早急に対処する必要があることを示すデータを太字や目立つ色で表示するなど)。
このセクションのトピックでは、パラメータや式のカスタマイズについて説明します。レポート レイアウトの変更、書式設定、または対話機能の追加の詳細については、「レポート レイアウトの設計 (レポート ビルダ 2.0)」のトピックを参照してください。
このセクションの内容
ウィザード実行後のデータのカスタマイズ (レポート ビルダ 2.0)
ウィザードを実行してテーブル、マトリックス、またはグラフを追加した後によく必要になるタスクのトピックの一覧を示します。レポートへのパラメータの追加 (レポート ビルダ 2.0)
データセット クエリでパラメータを定義する方法と、レポート データのフィルタ処理、レポート処理の制御、およびサブレポートやドリルスルー レポートへの接続を行うレポート パラメータを定義する方法について説明します。データのグループ化と並べ替え (レポート ビルダ 2.0)
レポート データをまとめる方法、および表示レポートの対話的な並べ替えを有効にする方法について説明します。レポート式を使用した作業 (レポート ビルダ 2.0)
RDL ベースの式を Reporting Services で使用する方法、式を指定する方法、および式でグローバル変数と組み込み関数を使用する方法について説明します。レポートでのデータのフィルタ処理 (レポート ビルダ 2.0)
レポート内のデータをフィルタ処理する方法について説明します。操作方法に関するトピック
レポート ビルダでデータ操作タスクを実行する手順について説明します。