COUNTX 関数
テーブルに対して式を評価するときに、数値か、数値に評価される式を含む行の数をカウントします。
構文
COUNTX(<table>,<expression>)
パラメーター
項目 |
定義 |
|---|---|
table |
カウント対象の行が含まれているテーブル。 |
expression |
カウント対象の値が含まれている値セットを返す式。 |
戻り値
整数。
説明
COUNTX 関数は 2 つの引数を受け取ります。 最初の引数は、常にテーブルかテーブルを返す式である必要があります。 2 番目の引数は、COUNTX で検索される列または式です。
COUNTX 関数でカウントされるのは、数値か日付だけです。 引数が数値に変換できない論理値またはテキストである場合、その引数はカウントされません。 カウント対象の行が見つからなかった場合、関数は空白を返します。行は存在するものの、いずれの行も指定の条件を満たしていない場合、関数は 0 を返します。
論理値またはテキストをカウントする場合は、COUNTA 関数か COUNTAX 関数を使用してください。
使用例
次の数式は、Product テーブル内の行のうち、表示価格が含まれるすべての行のカウントを返します。
=COUNTX(Product,[ListPrice])
次の数式は、最初の引数でフィルター処理されたテーブルを COUNTX に渡す方法を示しています。 この数式では、フィルター式を使用して、Product テーブルの行のうち ProductSubCategory = "Caps" という条件を満たす行だけを取得し、結果のテーブルで、表示価格の含まれる行をカウントします。 FILTER 式は Product テーブルに適用されますが、ProductSubCategory 関連テーブルで検索した値が使用されます。
=COUNTX(FILTER(Product,RELATED(ProductSubcategory[EnglishProductSubcategoryName])="Caps", Product[ListPrice])