COUNTROWS 関数 (DAX)
COUNTROWS 関数は、指定したテーブルか、式で定義されたテーブル内の行の数をカウントします。
構文
COUNTROWS(<table>)
パラメーター
項目 |
定義 |
|---|---|
table |
行をカウントするテーブルの名前か、テーブルを返す式。 |
戻り値
整数。
説明
この関数を使用すると、ベース テーブルの行の数をカウントできます。ただし、テーブルをフィルター処理した後や、テーブルにコンテキストを適用した後の行数をカウントするために使用されることがよくあります。
集計対象の行がないとき、この関数は空白を返します。ただし、行は存在するものの、それらが指定の条件を満たしていないとき、この関数は 0 を返します。 Microsoft Excel は、条件を満たす行が見つからない場合にもゼロを返します。
使用例
次の例は、Orders テーブルの行数のカウント方法を示しています。 予期される結果は 52761 です。
=COUNTROWS('Orders')
次の例は、行のコンテキストと共に COUNTROWS を使用する方法を示しています。 このシナリオでは、注文番号で関連付けられている 2 組のデータを使用します。 Reseller テーブルには再販業者ごとに 1 つの行が存在します。ResellerSales テーブルには注文ごとに複数の行があり、各行には特定の再販業者の 1 つの注文が含まれます。 2 つのテーブルは、ResellerKey 列のリレーションシップで関連付けられています。
この数式では ResellerKey の値を取得し、同じ再販業者 ID を持つ関連テーブルの行数をカウントします。 結果は CalculatedColumn1 列に出力されます。
=COUNTROWS(RELATEDTABLE(ResellerSales))
予期される計算結果の一部を次の表に示します。
ResellerKey |
CalculatedColumn1 |
|---|---|
1 |
73 |
2 |
70 |
3 |
394 |