第 3 章 基本構文
ここでは、Visual Basic .NET の基本的な構文の記述方法について扱います。
VB .NET の大きな特徴の 1 つは、オブジェクト指向プログラミング言語であることですが、オブジェクト指向プログラミングの特徴といえる 「クラス」 を表現する 「Class ~ End Class」 ブロックの扱い方については、改めて第 5 章 「クラスの定義と実装」 で説明します。
この第 3 章 「基本構文」 と、次の第 4 章 「さまざまな制御構造」 では、Visual Studio .NET の Windows アプリケーションプロジェクトに含まれる 「Class Form1 ~ End Class」 というブロックをそのまま使い、主に、そのブロックの内側に記述すべき構文のうち、基本的な構文を説明します。
この章では主に、以下の項目について扱います。
- 変数や定数
- 変数や定数
- 演算子
- データ型の変換
- 基本的なメソッドの記述方法
- 列挙型(Enum)
- 名前空間(ネームスペース、Namespace)
目次
3-1 変数と定数
3-1-1 雛型コードの準備
3-1-2 VB .NET での変数
3-1-3 VB .NET でのデータ型
3-1-4 VB .NET でのリテラル表記
3-1-5 Dim 文によるさまざまな変数の宣言
3-1-6 ローカル変数とメンバ変数
3-1-7 2 種類のローカル変数
3-2 値型と参照型
3-2-1 2 種類のデータ型
3-2-2 値型とは?
3-2-3 参照型とは?
3-3 配列
3-3-1 VB .NET の配列
3-3-2 配列の宣言と利用
3-3-3 参照型としての配列変数
3-3-4 参照型配列変数の基本的な操作
3-3-5 多次元配列
3-3-6 多段階配列
3-3-7 配列サイズの取得
3-4 演算子
3-4-1 VB .NET の演算子
3-4-2 四則演算の留意点
3-4-3 文字列の連結
3-4-4 ビット演算
3-4-5 代入をともなう演算子
3-5 データ型変換
3-5-1 暗黙的な型変換
3-5-2 明示的な型変換表記
3-5-3 文字列への変換
3-5-4 Boxing
3-5-5 Unboxing
3-6 基本的なメソッド定義と呼び出し
3-6-1 基本的なメソッドの構文
3-6-2 メソッドの引数
3-6-3 戻り値
3-6-4 ByVal と ByRef
3-6-5 値型の引数と参照型の引数
3-7 列挙型 (Enum)
3-7-1 列挙型とは?
3-7-2 列挙型の定義と使用
3-8 名前空間 (Namespace)
3-8-1 名前空間の定義
3-8-2 暗黙的な名前空間の定義
3-8-3 ドットによる名前空間の指定
3-8-4 Imports 文による名前空間の指定
3-8-5 暗黙的な Imports の指定
3-8-6 名前空間(ネームスペース)とアセンブリ
第 3 章のまとめ