ErrorToString 関数

更新 : 2007 年 11 月

指定したエラー番号に対応するエラー メッセージを返します。

Public Shared Function ErrorToString(ByVal ErrorNumber As Integer) As String

パラメータ

  • ErrorNumber
    (省略可能。) 任意の有効なエラー番号。

例外

例外の種類

エラー番号

条件

ArgumentException

5

該当する ErrorNumber がありません。

非構造化エラー処理を使用する Visual Basic 6.0 アプリケーションをアップグレードする場合は、"エラー番号" の列を参照してください(エラー番号を Number プロパティ (Err オブジェクト) と比較することもできます)。ただし、可能であれば、このようなエラー制御は Visual Basic の構造化例外処理の概要 に置き換えることを検討してください。

解説

ErrorToString 関数は、Err オブジェクトのプロパティの設定値を調べ、直前に発生したランタイム エラーを特定します。ErrorToString 関数の戻り値は、Err オブジェクトの Description プロパティと同じです。ErrorNumber が有効なエラー番号であり、しかし定義されていないという場合、ErrorToString は 文字列 "Application-defined or object-defined error." を返します。ErrorNumber が有効でない場合は、エラーが発生します。ErrorNumber を省略すると、直前に発生したランタイム エラーに対応するメッセージが返されます。ランタイム エラーがまったく発生していない場合や、ErrorNumber が 0 の場合、ErrorToString は長さ 0 の文字列 ("") を返します。

バージョン 6.0 以前の Visual Basic では、Error 関数がこの機能を提供していました。

使用例

次のコードは、ErrorToString 関数を使って、指定したエラー番号に対応するエラー メッセージを表示します。

Dim ErrorNumber As Integer
For ErrorNumber = 61 To 64   ' Loop through values 61 - 64.
   MsgBox(ErrorToString(ErrorNumber))   ' Display error names in message box.
Next ErrorNumber

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic

モジュール : Conversion

アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

参照

概念

Visual Basic の構造化例外処理の概要

非構造化例外処理の概要

参照

Err オブジェクト (Visual Basic)

Description プロパティ (Err オブジェクト)

ArgumentException